TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

百寿・日野原重明は名指揮者!

2011-11-30 | ブログ

 

NHK大阪ホールで、「健康長寿を育む食環境」をテーマに、世界健康フォーラムが開かれた。

今回で32回を数える。家森幸男先生の息の長い地道な活動に頭が下がる。

楽しく学べる仕掛けは秀逸、

今回は<日野原重明百寿記念>と銘打ち、ほぼ1時間にわたる特別企画が組まれていた。

記念講演についてはいずれNHKで紹介されるそうだから、ここでは微笑ましい光景を紹介しよう。

それは百歳に達した日野原先生と若く溌剌とした高校生のふれあい。

先生は武庫川女子大付属高スーパーサイエンスクラブの研究発表に対し「分かりやすい」と大絶賛、

全員と握手しさらに“HUGはぐ”。本当に温かいものが伝わってきた。

続いて、輝かしい実績があるコーラス部が日野原先生企画・原案のミュージカル「葉っぱのフレディー」から“いのちの朝をはじめよう”歌った。

先生は熱唱に耳を傾けていたが、3曲目「ふるさと」では指揮台に。

「兎追いしかの山」、スローなタクトだったが、客席にまで下りたコーラス部員の巧リードもあって大合唱となった。

日野原先生はチャーミングな仕草で上手から下手へと動き、観客席に向けても指揮棒を大きく振り、ご満悦だった。

先生が言う『百歳は次のスタートライン』、見事に体現していた。

ほんとうに元気をいただきました。


蘆花浅水荘 楽しい仕掛け

2011-11-23 | 散策

琵琶湖畔のお邸。

日本画家・山元春挙の遊び心がそのまま伝わってくる。

当時の風流人は、しゃれっ気たっぷり。

国の重文にも指定されている。

とりあえず、写真を並べよう。

詳しくは、拝観を申し込み、現地に足を運ぶこと。

種も仕掛けもある、数々のしつらえにびっくり。

春挙は船を浮かべて遊んだようだ。

石積みのところまでが水面で、船の横付けもできたそうだ。

天井も凝っているが、月夜にはあっと驚く楽しみがあるようだ。

粋な円窓、ここで四季の移り変わりが楽しめる。

ここは竹の間、竹の襖絵、これを開くと

竹を植え込んだ中庭がある。 

玄関にある衝立、まん丸の木に“融”の文字、

ここはお寺でもある。円融山記恩寺。

これを見て分かるように、しゃれっ気たっぷり。

まだまだ仕掛けはいっぱいある。

茶目っ気、しゃれっ気

心にゆとりがなければ、

こんなっことは思いつかないだろう。

春挙さんって、どんな人物だったんだろう。

会ってみたいな。

 


光悦 三つ巴の庭

2011-11-19 | 散策

あいにく雨に見舞われたが、

それが幸いしてか境内に人影はなく、

光悦の庭をゆっくり見ることができた。

堀川寺の内、この界隈はいわずと知れたお茶の町、

今日庵、不審庵、光悦巴の庭

見所満載、この次はゆっくり歩いてみよう。

 


中山寺のご本尊さま

2011-11-16 | 散策

仏教美術の権威、頼富本宏先生の講座で

きょう、宝塚市の中山寺と清荒神にお参りした。

野をもすぎ 里をもゆきて 中山の寺にまいるは のちの世のため

ちょうど七五三の時期で、可愛い子どもたちで

華やいだ雰囲気だった。

天候にも恵まれた。

境内では菊花展も開かれていた。

予期せぬ嬉しいことがあった。

特別の計らいで

ご本尊の十一面観世音菩薩立像にお会いできた。

両手の細い指は、私たちを招いているようにも見える。

腰のくびれはなんともなまめかしい。ひと目見てほれてしまった。

私はなぜか親しみやすさを覚えた。

清荒神にはタクシーで移動した。

天堂から本堂、鉄斎美術館を回った。

たくさん石を配置したお庭も見応えがあった。

帰りは佃煮店で足を止め

山椒のきいた昆布の佃煮を買った。

楽しい一日だった。

 


B-1グランプリ 生姜醤油の姫路おでん

2011-11-13 | グルメ

B-1グランプリ、これまでで最高の63団体が出展し、2日間で50万人を越える人を集めた。

開催地の姫路は私の故郷、生姜醤油で食べる“姫路おでん”の店が出展されたが、

私も小さい頃からおでんは生姜醤油で食べるものと思い込んでいた。

これに目をつけ町おこしに生かしたのは立派だ。

この生姜なるもの、健康志向もあってか最近はかなり人気があるらしい。

徳島にいる頃、那賀川沿いへ生姜の収穫を撮影に行ったことがある。

単身生活だったが、お土産にけっこうな量をいただいた。

農家の人はいろんな食べ方を工夫しているようで、

生姜汁を炭酸で割り、適量の蜂蜜を入れればいいということだった。

温かいのも良し、また冷たいのも。要するにジンジャエールだ。

先日法隆寺を訪ねたことに触れたが、南大門前のお店「志むら」が、ジンジャエールを売り物にしている。

はじめの一口はかなり濃いと思ったが、最後まで美味しくいただくことができた。

乾燥の生姜湯とは違った深みがある。家でもできると思うので、ぜひお試しあれ。

 

何はともあれ、B-1グランプリ姫路の町おこしに十分貢献した。ご苦労さま。


手打ち蕎麦 名人技

2011-11-13 | グルメ

 

 

きょうは蕎麦打ちの体験会に行ってきました。

 

会場は、三宮・加納町交差点からすぐ西の名舗『堂賀』、

 

全員いちからの教授、まずそば粉と水の分量を量り、こねていく。

 

模範は、この店の店主である安藤勝啓さん、

 

手の運びが見るからになめらかで、惚れ惚れしてしまう。

 

 

次に延ばし、麺棒を巧みに操る。

        

包丁の入れると、極細の蕎麦が仕上がる

こんなに巧くゆくはずはないが、全員必死でチャレンジした。

 

 

失敗した人もあったが、おおむねうまくいったようだ。

 

蕎麦の虜になってしまった。

 


柿食えば 鐘が鳴るなり・・

2011-11-10 | 散策

世界最古の木造建築、日本で初の世界文化遺産、名に恥じない素晴らしい古刹である。

 

五重塔と金堂がある西院伽藍、夢殿のある東院伽藍、風格のある伽藍配置に圧倒されたが、仏像がなんともすごい。

 

金堂の薬師如来、すらりと艶かしい百済観音、夢殿の秘仏・救世観音、さらに玉虫厨子等々。

 

今回の感想を綴っておきたいが、心地よい衝撃に襲われ、うまく言い表すことが出来ない。

 

ただ、ひとつ分かったことがある。

 

法隆寺といえば、これまで距離的にかなり遠い存在のように思っていたが、これが間違いだったことが分かった。

 

大阪から大和路快速で37分、これなら時々いける。法隆寺には、国宝・重要文化財に指定されたものだけでも

 

約190件、点数にして2300余点にのぼるという。

 

この次は泊りがけでたっぷり時間をかけてお参りしようと思う。

 

 


北区の紅葉

2011-11-08 | 散策

 

朝の散策

色付きのこの季節、退屈はありません。

つい歩きすぎてしまいました。

桜の葉は、もうほとんど落ちています。

カエデはまだ、

大きな柿の葉が赤く染まっていました。


モバゲー それとも DeNA ??

2011-11-05 | メディア

新球団名は“横浜DeNAベイスターズ”、

“DeNA”ってそれ何、若者ならこの名前を知っているだろうが、

われわれの年代では馴染みが薄い。

しかし、“モバゲー”ならどこかで聞いたことがある。

テレビのコマーシャルで繰り返し叫んでいる

携帯電話で遊ぶゲームだそうだ。若者を中心に3000万人の会員がいるらしい。

 

このたびの球団譲渡を巡ってはこの球団名が問題になったようだ。

新聞によると、DeNA側はゲームサイト名の“モバゲー”を球団名に加えるつもりだったが、

一部の既存球団が難色を示したという。熱烈ファンの漫画家なども嫌悪感を露わにしている。

 

私は容認すべきと考える。

健康飲料のヤクルト、旅の手助けとなる楽天とラベル、大新聞の読売、

いつも利用している電車の阪神、会社名ならよくて商品名はダメというのは、

国民的スポーツであるプロ野球でかなり無理があるように思う。

この理屈なら球団を持つ会社は、社名をつけた商品の販売が出来なくなってしまう。

 

あまり度量の狭いことを言わず、認知度の高い“モバゲー”という名前があるのだから

それを使えば良いだろう。

オンタイムの試合と連動した新しいゲームも開発し、

息のいい若い野球ファンをどんどん発掘してほしい。

 

プロ野球界としても大いに歓迎すべきことと思うが・・・。


3Kとは??

2011-11-05 | メディア

3Kといえば“きつい・汚い・危険”、誰もが良い印象を持たない言葉だ。

新3Kというのもあるらしい。

プロ球団を買い取るソフトバンク・楽天、それにモバゲーのDeNAなどIT業界は勢いのある企業に違いないが、

“きつい・帰れない・給料が安い(?)”と揶揄されている。

このように3Kはネガティブな意味合いで使われているが、こと節電となると趣が違うようだ。

過日の毎日新聞「節電グッズ“3K”人気」なる見出し。

省電力で暖が取れる“小型・局所・携帯”の暖房器具や関連商品が人気だという。

カセットボンベの小型ストーブ、足元のみを暖める小型電気ストーブ、それに湯たんぽ、

そういえば昔携帯用の白金カイロもあった。

3つKが揃えば“3K”、確かにそうかもしれないが、

このようにまったく逆の使われ方をすると少々落ち着きが悪い。