神戸の異人館街にある萩原珈琲の北野店、昼下がりに訪ねた。
小ぶりのお店で、恰好いい男性がひとりで店を仕切っていた。
ベトナムの珍コーヒーもあったが、初めてなのでブレンドにした。
大倉の金の薔薇模様の器で出てきたのには驚いた。
私の好みを見破られたようで、一気に距離感がなくなった。
コーヒーは味・香りとも長年馴染んできた萩原そのものだった。
キレのよさは流石だった。
店内の造りがどこか違う。ふと気付いたのは、カウンターが西向きで
外光を採り入れる仕掛けになっている。
夕暮れ時は、きっと向かいの外壁が赤っぽいスクリーンのようになり、
高価なカップがシルエットで浮かぶのではないか。必見!