TVおじさん

世相の鏡であるテレビから学び、時として批判も。メディア表現にも触れる。まだ元気、散策の想い出も綴りたい。

『古都』の舞台 北山杉の里

2013-02-26 | 散策

川端康成の名作『古都』、久しぶりに目を通した。

古都の風趣をくっきりと描きあげた川端の美文、

彼を虜にした“なにか”に触れてみたいと思い、北山杉の里に向かった。

周山街道を走り、中川の里に近づくにつれ

手入れの行き届いた「美しく真直ぐな幹」の杉林が目に入る。

中川の集落は、北山杉を扱う材木店が軒を連ねていた。

長年かけて築き上げた技が秘められているのだろう。

軒先に並べられた北山杉の丸太の美しさに惚れ惚れした。

美しさ・気高さ・温もりを併せ持つ北山杉、

『古都』の魅力を凝縮しているようにも思った。

 

 

 


北野天満宮の梅花祭

2013-02-26 | 散策

梅の花はまだ早いと思ったが、日付は25日。

手持ちのガイド本によると、この日は北野天満宮の縁日、

しかも2月25日は、お祀りしている菅原道真公の命日であり、

梅花祭が華やかに催される。

早速車を走らせ、天満宮に向かった。

境内では早咲きの梅の周囲に人盛りができ

しきりにカメラのシャッターを切っていた。

上七軒の綺麗どころの奉仕で大茶会が開かれていた。

天満宮を取り囲むように店開きをしていた 

古着や骨董、様々な食べ物、植木などの露店も大賑わい、

私もドライフルーツや器に手を出した。

つい乗せられるような空気に包まれていたのだろう。

 

天満宮の境内には約50種、1500本の梅がある。

ことしは寒さのせいで開花が遅れているが、まもなく見ごろとなるだろう。

特に梅苑には珍種の梅があるそうだ。