前回のタペストリー『青の洞窟』を織り終えたのが12月21日、
実に１カ月以上経っての織り作品アップとなりました。
今回は和紙で織ることに決めました。
もうずいぶん前になりますが「和紙で織ってみよう」と思いついたのは
１５年くらい前になります。
小さなタペストリーを織ったら、それが「優しい感じ」という評価を得ました。
それに力をもらって大きな作品を織り始め、2005年の第2回個展《ひまわり咲いた》の
メイン作品『ひまわり畑』で山梨県明野のひまわりを和紙で織って額に入れました。
素材の和紙は京都嵯峨野の工房での手染めのものを使いました。
ずいぶんたくさんの和紙を買い求めに、それだけのためだけに嵯峨野へ向かい、
家にはたくさんの在庫があります。
今回はその在庫を使っての作品です。
使用した和紙たちです
これらを1㎝幅に切り、横糸として使用しました。
『ソレントの海は美しい』 60×100
細かい仕事で、時間がかかったのもありますが、体調が整わず やっと織り上げた感じです。
1日数時間しか織らず、体の調子を見て翌日に備えるというふうにしました。
まだ作品は織らねばならないので、こんな調子で進んでいこうと思っています。
南イタリアは、昨今 アマルフィーに人気が集まっていますが、
私はソレントの海が美しいと感じました。
また、行くとしたらソレントへ行ってみたいとさえ思っているのです。
イタリア歌曲に≪帰れソレントへ≫という曲がありますが、
海も美しく、この曲も美しく、心に響きます。
この曲、音楽家の藤澤ノリマサさんが歌っているCDを聴きながら織りました。
織り上がったこの日は 立春・2月4日 私の誕生日でした。
今や祝うような年齢でもありませんが、友からお祝いの花が届き、
心から嬉しかったです。
立春にお誕生日とは素敵ですね。「春立つ日」に「新しい歳」が始まる。新しい年もよいことがたくさんありますように！
和紙でもタペストリーが織れるのですね。なるほど横糸にするのですか？
紙の模様を生かして「美しい青い海」が出来上がりましたね。
新しい作品を心待ちにしていますが、くれぐれもご無理をなさいませんように！
「春立つ日」といっても寒さが一番厳しいとき、
私が生まれた日も吹雪であったそうです。
（北海道生まれですので）
そのせいか、私は冬が大好きで、特に寒風吹きすさぶ日が好きです。
気持ちが奮い立つ、その意味ではこの季節に
私の「新しい歳」が始まるのかもしれません。
和紙で織るのは久しぶりでした。
様々な柔らかさの紙を揉んでは裂き、織り上げました。
さて、次の作品へ。
素晴らしい作品が織り上がりましたね。
和紙は丈夫ですから裂いても大丈夫ですね。
良いアイディアだと思います。
以前TVで、部分的にアルミホイルを使って織っていたのを
見たことがあります。結構面白い感じでした。
飾るだけのタペストリーなら、ありかな、と思ったものです。
ミック・じゃがさんは少し無理しすぎてしまう傾向にあるので、（気持ちは分かりますが。）
ご自分の身体を一番に考えて頑張って下さいね。
立春のお誕生日羨ましい
個人的には誕生日が半年後（8月5日）なので、年齢折り返し地点として意識する日です。
江戸文様の青海波のよう。
上の軸で光る碧の先に、イタリアの眩しい陽の光の予感
手前の深く濃い紺碧の海の包容力
どの作品でも思う
織り成すというのはこういう事なのですねえ。
ソレントの海は美しい
美しい
と言う事は
既に作品が私たちに十分伝えているので、私なんかにはタイトルには要らないように思えますけれども。
これは
その感動の記憶を写し取ったのだ
と言う
みっく・じゃがさんらしい
ストレートなお気持ちの表現なのでこうでなくては。
そんな気もします。
ソレントの海見たことはありませんが、和紙で美しく表現されていますね。和紙を裂いてどんな風に織ってあるのか不思議に思います。
またひとつ歳をとってしまった感ですよ。
アルミホイルで！？ カサカサという感じですね。
和紙は感触がよく、しかも糸で表せない柔らかさが出るんですよね。
ただし、織るのはやはりカサカサで手に負えないものです。
織り上げて、正直ホッとしました。
これからは無理せず、ゆったりと織って行きます。
誕生日はいいものですよね。
むかし、誰かの歌に「誕生日は母に産んでくれたことを感謝する日」というのが
あった気がしましたが、なるほど。。。
青海波・・言われてみれば、そうですね。
考えもしませんでした。
『ソレントの海』にしようかと思いましたが、
それがどうした、と思いました。
『美しいソレントの海』と言う言葉も思いついたのですが、それでもない・・・
やはり『ソレントの海は美しい』
これが私の気持ちだと思ったのです。
仰るとおりでしょう。
健康で何もなく迎える誕生日は幸せなことですね。
和紙を裂いて織るのは布の裂き織りと同じ要領ですよ。
私が買い求める嵯峨野の工場では、
ご主人が和紙を細く撚って、帯を織ったり、
和服の布も織って仕立てています。
素晴らしい芸術作品です。
私は真夏の生まれなのですが お互い 大変な季節に 母親をゆっくり休ませてあげられる親孝行もの
ということに なるんじゃないでしょうか（笑）
和紙での織物 素敵ですね。
糸と違って織りにくいとのことですが 作品は素晴らしいものが出来上がりますね。
次への作品作り さらに続くのですね。
私は北国の真冬で暖をとるのは大変だったと思います。
おまけに私が生まれて３ヵ月ほどで父が亡くなり、ショックで母乳が止まり、
母は近くの農業高校からヤギの乳をもらって育ててくれたそうです。
ずっと「あなたの母はヤギ」と言われてからかわれていました。
久しぶりの「和紙で織る」をやってみました。
時間がかかってしまい、織っているうちに後悔しましたが、
織り上がったら、こんな風変りのものもいいんじゃないかと思っています。