みっく・じゃがの「ひとりごと日記」

日々思うこと、考えること、時には写真も

絵織り 第1弾 完成

2016-08-11 19:45:19 | 日記

       絵織りの制作に入って随分と時間がたってしまいましたが、

       やっと完成しました。

       題材は変わっても、スラスラいかないのが絵織りです。

       絵具で絵を描けるなら どんなにいいのか、写真だったら どんなにいいのか

       と、いつも思います。

       糸で表現することの難しさ・・・

       今回も、行きつ戻りつ、なかなか進みませんでした。

       夜 終わるときに「なかなかいいんじゃないの?」と自分に言いますが、

       朝 織り機を見て「いえいえ、これじゃダメよ」とガッカリして糸をほどきます。

       そんなことをしながらも、なんとか完成させました。

       でも、これで満足しているわけでは ぜんぜんありません。

       妥協かな?これでいいのかな?と思いつつ、とにかくアップします。

 

       来年の個展のタイトルを≪’O  sole  mio  ! ー美しいイタリア≫としました。

       2010年にシチリアと南イタリアへ旅行しました。

       そのシチリアの美しさを昨年(2015年)の個展で表現しました。

       この春に残っていた北イタリアへ旅行し、来年の個展は、迷わずイタリア本土の美しいところを

       私なりに表現したいと思っているのです。

 

       隔年で開いてきた個展ですが、次回は7回目となり、定期的に開くのはこれで最後にしようと思っています。

       織りの作業場に入るとき

       「決して入らないでね。無断で入ってきたら、私は鶴になって飛んでいくわ」とカッコつけてきましたが、

       その実、制作過程はストイックで神経が尖がります。

       色も織りの技巧も技法も、頭で描いている通りにいくものではありません。

       イメージは限りなく溢れてくるのに、形にできないもどかしさ・・・

       そんな時、美しい歌声を聴くことで、心のとんがりが滑らかになることがあるのです。

       定期的な個展を開くことの最後に、その歌声を形に残せたら・・

       その想いで、第一弾の絵織りとしてこれを織りました。

           

           『イタリアを歌う』 50×38 額入り

 

       もちろん イメージとする方はいらしゃるのですが、名前は記しません。

       実は こんなものではなく、もっと素晴らしい方なのですが、私の表現力ではここまでです。

       さて、次の絵織りが待っています。

 

       ところがその前に、染めが入ってきてしまいました。

       我が家のマンションのアカシアの花が落ち、それを掃き溜めて染めようと思っていたのですが、

       毎日、追いつめられるように絵織りを織っていて、諦めようとしていたところ、

       夫が活躍してくれて、頼みもしないのに掃き溜めてくれました。

       砂や小石をふるい落とし、乾燥させて「さぁ、いつでもどうぞ」と言われてしまったので、

       絵織り第1弾が織れた今日、染めに入りました。

       近いうちに 結果をご報告します。

       

       

コメント (10)
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