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ブログ・クロウキョウ

文京の働く愉快な仲間たち

>知的刺激

2008年12月15日 10時45分58秒 | レポート
みなさま、こんにちは、駒込のだいりです。
男女共同参画講演会「教育・仕事・家族の関係の再構築に向けて」が、
本田由紀さんを講師に招いて東京大学で実行委員会主催で行われました。
共催は、東京大学職員組合、全大協、全大協甲信越地区協議会でした。
私も講演が始まる前に、12.20「駒込守る会総会」のアピールをさせていただきました。
ありがとうございました。

本田先生の講演は、日本社会が深く分裂してしまい、
社会を維持できないところまで来ているのではないか?
という、誰もが感じている疑問を、様々なデータを用いて
証明する、知的刺激に満ちたものでした。

明らかになったことは、現在、有利な立場にいる人は
収入各格差の拡大を認めておらず、かつ格差の拡大を容認する傾向が強い。
若年労働者は、正社員も非正社員も「重要な何かを」犠牲にしながら
必死に適応しようとしており、現実を変えることについては
「諦念」を感じていること等など。

本田先生は、あくまでも「先生」なので様々なデータを提示してくれます。
本田先生が明らかにした、90年代末からの日本社会の分裂状況、
それを引き起こした雇用の劣化は自然現象ではありません。
本田先生の話を聴いていると、社会の変化が四季の変化
のように感じてしまいますが、すべては階級闘争の結果です。

80年代、90年代、「すべては階級闘争の結果」というような主張は、
エキセントリックで時代遅れのように感じさせられていました。
左派を自認する人は、勇気を出して声を大にするべき時がきたことを、
問題を単純に語ることが必要です。

本田先生の最後のスライドは、
>多くの課題
・分断された各部門間で豊かさの分配のあり方についての論議と合意形成?
・豊かさの争奪競争に代わる意味・価値の模索?
・分断を超える〈社会/ブリッジ/ヴォイス〉の鍛え直し?」

すべて最後が?で終わっていました。

写真は本文とは、関係ありませんが11月24日「日本のうたごえ」で
披露された東京のにぎわい太鼓、男も女も、老いも若きも
打ち鳴らす太鼓が印象的でした。

>正義は

2008年12月13日 19時16分37秒 | レポート
12月11日(木)夜、アカデミー茗台で、たんぽぽ保育園分会争議の
中労委勝利報告会&第4回支援共闘会議総会が開かれ50名が参加しました。
主催者あいさつで支援共闘会議議長の三上さんは
「たんぽぽ保育園は、本来、民主的な保育園であった。
中労委命令は、組合の主張を認めた勝利命令。
正義は必ず勝つ。そのことに確信をもって前進しよう」
と組合員と支援のみなさんを激励されました。
 分会の日下委員長は12000の個人署名、500余の団体署名など
運動の広がりのなかで勝利命令を勝ちとった。
子どもたちの成長を願い、職場をよくしようとたたかってきた。
その正しさが証明されたとのべ拍手に包まれました。
 区労協からは、遠藤議長が激励と連帯の挨拶を送りました。
高田・藤井両副議長など役員も多数駆けつけました。

 都労委、中労委と保育園側の不当労働行為が認定されていますが
菅原園長(理事長)は、中労委命令も不服として行政訴訟起こしています。
 12月22日(月)午前10時から東京地裁で第1回公判が開かれます。
傍聴参加をお願いします。

日々更新

2008年12月13日 12時31分06秒 | 思い付き
ブログというものは
>日々更新される日記的なWebサイト

だそうですが、ちょっと忙しくなると書きたいと思っていた事も忘れてしまいます。

12月に入って、7~8日は、箱根で東京春闘の討論集会がありました。
写真は、今、全国で吹き荒れている派遣労働者の大量解雇(いすゞ自動車)や
偽装請け負い正社員化のたたかい(日亜化学)大企業の退職勧奨(日本IBM)などと
最前線で闘っている全日本金属機器労組(JMIU)の生熊委員長の記念講演がありました。

9日は、劇団青年劇場の小劇場公演「鼬(いたち)」の観劇会。
これは昭和初期の東北の田舎町の没落地主とのかかわりを描いた悲劇的な人間風刺の作品。
小竹さん、上甲さんなどベテラン役者さんと中堅の役者さんたちの持ち味が活かされていて見応えがありました。

11日は、区内のたんぽぽ保育園の中労委勝利命令報告と支援共闘会議総会が開かれました。
これについては、別項で報告します。

いずれにしても、行動日程にあるように、毎日毎日、行動が入っていますし、
忘年会シーズンでもありますので、写真だけでもアップしようと思ってはいますが…。




アクション

2008年12月09日 10時54分28秒 | お知らせ
みなさまこんにちは、駒込のだいりです。
 20日の都立駒込病院守る会の集会告知が、12日発売の「週刊金曜日」と
ウエブサイトにアップされます。
 医療ジャーナリストの和田さんの『公的病院の民間手法導入はばら色か?』「新医療」1月号に、掲載されます。
12月20日、200名を目指し、6日には、足立区労連の定期大会にお邪魔し訴え、
午後には組合事務所に、文京の年金者組合の方々に、寄っていただきました。
 20日の集会は、墨東病院の痛ましい事件がおこってから
最初に行われる、都立病院を守る会の集会です。

 許せない!という気持ちを、ぜひ行動に移しましょう!
 ここで負けるわけにはいきません!
 皆さんの運動を、あらかわ遊園スポーツハウスに持ち込んでください。
いろんなビラや横断幕でスポーツハウスの壁を埋め尽くしましょう。
 物販もどうぞ!
公共サービスでワーキングプアをつくるな!
だから、ビッグイシューにも販売に来ないか声をかけています。
 皆さんの力で、ただの体育館のスポーツハウスを、
公共サービスを憲法25条を守る砦に変えて、
本田先生を迎えましょう

看板

2008年12月06日 14時23分40秒 | レポート
12月4(木)夜、2009年文京春闘結成総会が区民センターで開かれました。
出版労連北部地協の副議長でもある藤井さんの司会で進められ、
川内文京春闘議長が主催者挨拶なかで、わたしたち労働者・国民が置かれている
厳しい状況にふれイギリスでは景気が後退しているなかで
消費税率を引き下げているのに、
日本ではお金持ちと大企業のみ優遇している麻生内閣を厳しく批判しました。
増税、医療破壊、非正規労働者の大量解雇、平和の切り崩しなどの攻撃で、
国民は悲鳴を上げ、展望が見えにくくなっているが、
たたかい続けることが展望につながっている。
2009年春闘は、地域から、たたかいと連帯を拡げよう!と呼びかけました。

 東京春闘構想、09年文京春闘の重点課題、行動計画、役員体制、会計報告など提案の後、討論にはいりました。
土建、印刷、保育園、設計、区役所、出版、映画、医療などの職場から11名が発言しました。
報告・提案を採決した後、鈴木副議長が閉会の挨拶と団結がんばろう締めました。

文京春闘共闘の新議長には、遠藤区労協議長・区職労委員長が選ばれ、
12月24日には、代表幹事会を開き、09春闘にむけた運動の具体化に入ります。

写真の看板は1990年以前の春闘時に作られたものです。今は、拡大コピーで簡単に作れるようですが、手書きの看板は、なかなか、いいものですね。
これは、かって30年近く区労協専従として活躍された故西森事務局長が書かれたものです。
看板と言えども、いつまでも大事にしたいものですね。





はしご乗り

2008年12月03日 11時29分42秒 | お知らせ
 「格差と貧困」「生活危機」「派遣社員の大量解雇」などの文字が目につく中で
いよいよ09春闘に向けた取り組みが始まりました。
 11月27日から開かれた国民春闘共闘委員会では「誰でも月額1万円、時給100円以上」の賃上げで貧困と生活危機打開に向けて地域からの運動を呼びかけました。
 12月2日に開かれた連合の中央委員会でも「物価上昇に見合うベアの維持・確保」としてパート「時給1000円」などを含め8年ぶりの賃上げ方針を決めました。

 文京春闘共闘会議も、出足は早くと、7月の総括会議で日程を決めていましたので、
その通りに明日12月4日に結成総会を開催します。
 運動の中味については、東京春闘や各産別・労組の状況をつかみながら、
その都度、決めていきます。各労組代表の積極的な参加をお願いします。

 ◇2009文京春闘結成総会
  ○日時 12月4日(木)午後6時30分開会
  ○会場 文京区民センター3C

 写真は、11月24日、有明コロシアムで開かれた「うたごえ祭典」の
オープニングセレモニーで「ようこそお江戸へ」と
郷土芸能仲間による「はしご乗り」が披露されました。

PFI

2008年12月03日 10時53分41秒 | お知らせ
みなさま、こんにちは、駒込のだいりです。
近江八幡総合医療センターのPFI契約が解除されました!
しかし、これではPFIを推進してきた総務省のメンツが丸つぶれなので、
総務省からのバックラッシュがあるかもしれません、違約金を吊り上げさせるとか。
しかし、これは民間企業寄せ集めのSPCには、
病院経営の能力がないということを証明したことになります。

PFIに反対する私たちにとっては、12・20を前にクリスマス・プレゼントですね。
運動を前進させましょう!

>「PFI解除ほぼ合意」近江八幡市市長表明“病院経営難、再び直営”
  2008.12.01 京都新聞 

 >近江八幡市の冨士谷英正市長は一日、市立総合医療センターのPFI(民間資金活用による社会資本整備)契約の解除について、
同センターを運営する特別目的会社(SPC)「PFI近江八幡」と大筋で合意した、と明らかにした。
SPCから病院施設を買い取り、直営に戻す方針。
内閣府によると、病院にPFIを導入したり予定している自治体は全国で十あるが、
解除すれば初めてで、他の病院にも影響を与えそうだ。
同センターは市直営だった近江八幡市民病院の老朽化に伴い、2006年に開院した。
ゼネコン大手、大林組の完全子会社であるSPCが建設し、医療業務を除いて管理運営。
センターが建設費を分割払いし、三十年後に市に所有権を移転する契約だった。
しかし、医業収益が計画を下回り、経営が悪化。市は病院事業債百十八億円を起債して建設費の残額を一括償還し、
三十年間で九十九億円に上る金利負担を軽減するなど経費圧縮を目指すとしている。


写真は、雲に隠れた浅間山
駒込PFI も同じ運命をたどるのでしょうか!?(ブログ編集部)



公立病院問題

2008年12月01日 11時19分37秒 | お知らせ
みなさま、こんにちは、駒込のだいりです。
29~30日北部春闘共闘会議の総会が行われました。

討論の中で、文京区労協の高田さん、北区労連の渡辺さんが、
「公立病院問題に対して北部春闘共闘として取り組んだ方が良いのでは、」
と発言されました。
この発言を受けて、討論のまとめで北部春闘共闘の事務局長である佐藤さんが、
「次回事務局会議で取り上げる」と約束されました。

北区では、社会保険庁病院を守る運動が続いています。
豊島区には大塚病院もあります。
共に運動を広げていくことができればと思います。


写真には元区労協議長の米谷さんが写っていますが
この日は北部春闘の顧問として招待されました。
まだまだ、元気いっぱいです。