ブログ・クロウキョウ

文京の働く愉快な仲間たち

>こんな力が

2009年02月21日 23時53分26秒 | 思い付き
 文京区労協事務所は、あの樋口一葉が住んでいたという家の跡の隣にあって、
白山通りに面しています。茗荷谷方面に急ぐ場合は、そこを横断し、
小石川の柳町仲通り商店街を通り抜け、伝通院に続く坂道(善光寺坂)を
自転車を押しながらのぼっていきます。その途中にあるお寺さんの山門に
私には、いつもすばらしく思える詩や短歌が写生され、壁に貼付けてあります。
 どんなに忙しくても、そこで立ち止まり、読んだり、メモにとったり
カメラに収めたりして、自分流に解釈して、各種の集まりで
挨拶するとき、引用したりもします。
 椋鳩十さんと俵万智さんの作品には、何かほのぼのとした愛と暖かさを感じますね。

 土曜の午後は、仕事の合間に、北部春闘でもお世話になってる福山啓子さんの
脚本・演出で、文京でおなじみの湯本弘美さんがシングルマザー役として主演の
青年劇場公演「博士の愛した数式」の三度目の観劇。
何度観ても、ほのぼのとした人間愛溢れる交流が演じられており
福山さんのきめの細かい演出だけあって、人に対する思いやりとやさしさが染み渡り、
今回も、暖かさを感じながら新鮮に受け止めました。

 椋鳩十氏は、親子愛や自然を大切にした作品で知られており、
俵万智さんの作品は、人のハートをとらえるだけでなく、シングルマザーとしても
多様な家族の形態を大切にされてると聞き「博士」と無関係でもないような気がしました。