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裁判員裁判

2010-11-01 15:52:37 | ニュース
耳かき店員ら殺害、無期懲役判決 裁判員裁判、死刑回避(朝日新聞) - goo ニュース

私は死刑廃止論者ではないので、
人の命を奪ったならば、自分の命で償うべきだといつも思っている。
でも、もし今、自分が裁判員になったならば、
この人は死刑だと声高に言えるかと問われれば、
きっとしり込みしてしまうだろう。

裁判員裁判で死刑を宣告されても、不服ならば上告するだろうし、
そうなれば最高裁が判決を下すことになる。
だから裁判員はそんなに責任を感じることはないと言われるけれど、
死刑の判決を下した被告人が死刑になった時、
自分の下した判決が果たして良かったのかどうか、
きっと心のどこかでいつも引っかかっていて、
罪を犯した人間であるにも関わらず、
その人に対して申し訳ない気持ちになってしまうだろう。
そして、その心の引っかかりは、ずっとずっと残ると思う。

もっとも、そう思うこともこれが裁判員裁判の始まりだからなのだし、報道もそう。
これが当たり前の裁判になってくれば、
いいとか悪いとかは別として、
人を裁くという意識も薄らいでくるのかもしれない。
”裁判に参加する”という意識が広がって、
一般の人が司法に興味を持つようになるまで、
いったいどれくらいかかるのだろうか。
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