空を見上げて

事務所猫チャコと家猫ごん太 2ニャンと楽しい日々

食い違い

2009-06-11 15:02:02 | 介護日記
私はね、基本的に、夫の介護は妻が、
妻の介護は夫が中心になって介護するものだと思っている。
だけど、介護を全部一人に押し付けるというのではなく、
絶対的に家族の助けは必要不可欠なものであるとも思う。

我が家の場合、舅姑はどちらも80歳を超えている。
だから姑に全部介護をやってほしいなんてことは、これっぽっちも思っていない。
むしろ、私がやらなければいけないということは重々承知しているつもり。

しかし、親戚も含め、介護は”嫁”がするべきもの、と思ってやいないだろうか。

夜のトイレの誘導は姑に任せているが、他は一切何にもしない。
だから、それくらいやってくれよ、と思うわけで、
夜中に起きるということは一番大変だろうけれど、やってもらっている。
だけど、それすら出来ずに悩んでいる姑。
そして、結果的には泊まりを多くせざるをえない舅。
泊まりを多くすればお金もかかる、と言う姑。
私にやれ、と遠まわしに言ってるように聞こえる。

その点、施設の介護士さんの中には、
”嫁”が”舅”を介護している状況をよく理解してくれていて、
労いの言葉をかけてくれる人がいる。
実の親ではない”舅”を介護することの”嫁”の気持ち、
そして、舅の状況をわかっているからだと思う。

先日、親戚にちょっと愚痴ったときに感じた違和感は、そこなんだよね。
舅の介護は姑ではなく、”嫁”である私がやるものだ、という前提だから、
わかってもらえないんだ、と感じてしまう。
だから介護者の気持ちは心の中に篭ってしまうものなんだと思った。

介護認定を受けた時点で、施設を利用するかしないかは別としても、
もっと介護者の気持ちを聞いてくれる介護士さんとかがいてくれると、
とってもありがたいんじゃないのかなぁ。
親戚の人や地域の人に愚痴を言えば、認知症の患者の悪口のようにも聞こえるし、
それが巡り巡って、兄弟縁者にへんなふうに伝わっても困るから、
結局は何も言えなくなってしまう。
だから、遠慮せずに言える人がいてくれると、随分と助かると思った。

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