愛

姑は配偶者として、
夫は父親として、
私は義父として、
それぞれが舅に対して三者三様の気持ちで介護をしているわけだが、
私が一番愛情がないんじゃないかなって思っている。

介護当初は、嫁としての責務を果たさなくちゃって思う気持ちもあり、
一番優しく、一番一生懸命に舅の介護をしてきたつもり。
私は私なりに、理想の介護をめざして、
これからも頑張っていこうと思っていた矢先に、あのエロ問題。
私の気持ちは一気に萎えてしまい、
今では、鬱陶しいとさえ思ってしまう今日この頃ではある。

今までのように優しい言葉をかけることが気持ち悪く思われ、
ついついつっけんどんな言葉になってしまっている。
言う事を聞かない舅に対して、きつい言葉がでてしまったりと、
頭ではわかっていても、心がついていかないのが現状。
エロ問題から、舅に対して笑顔を返せない自分がいる。
車の後部座席に乗せて、シートベルトをすることさえ、
身構えてしまう私がいるのだ。

そんな現状を理解した上で、夫も介護をやってくれているのだけれど、
本当に感謝の一言につきる。

問題にぶち当たると何かと大変だけれども、
見えてくることもたくさんたくさんあるんだよね。
得るものは大きいわ。