空を見上げて

事務所猫チャコと家猫ごん太 2ニャンと楽しい日々

花火の夜

2007-08-27 17:14:19 | つぶやき
毎年、隣町で行う花火大会を、家の前で見ることにして、
テーブルを出したり、チューハイと少しのつまみを持ったりして、
今年も夕涼みがてら繰り出した。

今年は夫の友人を誘い、焼肉をしながら見物しようと言っていたのに、
その友人、当日になって毎年見ている仲間とまた見ることになった・・・と言ってきた。
毎年仲間と見ていたのは知っていた。
どうだろうかと誘ったら、OKだったので、じゃぁってことになったわけだ。
向こうを断ってくるのかなぁと思っていたら案の定、断れなかったってことだよね。
私と2人でスーパーへ行って、肉を買ったり野菜を買ったりお酒を買ったりして、
夫も楽しみにしていたはず。
夕方電話をかけて寄越して、こっちへ来て一緒に見ないかと誘われても、
行けるはずもないよね。

仕方がないので、例年のごとく2人で見ることに。
チューハイを飲みながらたわいのない話をして、
ぼんやり花火を眺めて過ごしてた。
すると、隣の家から楽しそうな小さな子供の声。
隣家は孫が出来て幸せ家族そのもの。
隣の芝生は、真っ青に見えるよ。

きゃっきゃと笑う小さな子供の声は、
子供を産んでいない私には、少し辛い。
こんな時、夫に申し訳ないと思ってしまうわけだ。
こうなると花火の楽しみも半減。
穏やかな花火見物の時間が、私にとってなんともいや~な時間となった。

それでも思った。
何もかもを手に入れても、欲は尽きないもの。
それが幸せかって聞かれれば、そうだとも言えない。
足りないものがあっても、それで十分だと思っていれば、
それはそれで幸せなんだろうなって。
自分の心一つで、幸不幸が決まってしまう。
だったら、幸せだって思ってしまえばいいだけのことだものね。

でも、夫はどうだろう。
私と結婚して幸せだろうか。
子供がいなくて寂しくないだろうか。
しかし、今のこの状態を変えることも出来なくて、
今更どーのこーの言っても始まらない。
だったら、私が幸せになるようにしてあげないといけないってことだよね。
うん、そうだよね。

夫の少し残念そうな横顔を見ながら、あの夫の友人に対して
「あのヤロー、夫を不幸にしたらただじゃおかないぞー」
と心の中で悪態をついた私。
色々考えた花火の夜だった。
コメント
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