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児童虐待

2013年11月12日 | すけさん
今年1月~6月の上半期に心理的虐待を受けたとして、全国の警察が児童相談所に通告した18歳未満の被害児童は5670人で過去最多となったそうです。前年同期より2036人(56.0%)増加です。うち目の前で配偶者や親族らに暴力をふるう「面前DV」の被害児童が3804人にも上り、67.1%を占めています。心理的虐待は、犯罪にならないのがほとんどで、摘発されたのは、包丁を示して脅すなどした暴力行為法違反6件、脅迫2件。通告した全ての児童数も2790人多い1万61人となり過去最多となっています。通告の内訳は、心理的虐待の次に、身体的虐待が2891人(591人増)、食事やお世話をしないなどのネグレクトが1444人(190人増)、性的虐待が56人(27人減)。児童虐待全体の摘発件数は221件で27件減。死亡した児童数は3年連続で減少し、過去最少の11人。面前DVの被害児童が増えているのが気になりますねぇ。母親や親族らが暴行される場面に居合わせるわけで精神的なショックからの影響が心配です。家庭内のトラブルはどこにでもあると思いますが、内縁関係を含む夫婦間の事件にまでなるのはちょっ
と。摘発した暴行や障害事件のうち被害者が配偶者のケースは2007年の2279件から昨年は4304件と2倍弱にも増えているのが一因なのでしょうが…。心理的虐待を受け、警察が昨年、児童相談所に通告した児童は8266人。今年はそれを上回るペースで、うち7割近くが面前DVの被害です。事件の現場にどの程度児童がいたのか?明らかになっていないのですが、見ていなくても怒号や叫び声などを聞いただけでも精神的なショックは避けられないでしょうし、暴言吐かれても同様でしょう。虐待された児童は心だけでなく脳の発達にも障害が生じると言われています。フラッシュバックやトラウマに苦しんだり、問題行動に苦しんだりもするのです。児童はもちろんですが、DV被害者も並行してケアや治療が必要と思っています。負の連鎖を断ち切る為に。それには縦割りでなく、社会や行政や地域が関連してやっていくしかないとも俺は思っています。何らかの協力はできると思うので…。虐待数が減少することを願い続けています。