信号待ちをしながらモジモジ…聞くと昼休みからトイレを我慢しているとの事。眼鏡屋さんでトイレを借りましたが、何でそこまで我慢していたのか?不思議です。ランドセルが閉まっていない児童が結構いて、パタパタ音がしたり挨拶をして前に中身が出てしまったりしています。数名で歩道いっぱいに広がり、あげくの果てには車道を歩いている子までいました。自転車でも並列走行が目立ちます。児童が色々な情報をくれます(〇〇君が信号無視したとか…)卒業間近の高校生はヘルメットのアゴひもをしていないし、片手はポケットに入れて爆走していました。歩道上も平気で走るし、通り抜けも当たり前のようにしています。全体的に気が緩んでいます。中学校付近を二人乗りのバイクなどがうろついています。この時期はよく見掛ける光景です。
昨年一年間に摘発した18歳未満の少年の虐待事件は307件(前年比7件増)、被害者数は319人で、過去最多となりました。死亡は45人(8人)。身体的虐待は205件、性的虐待が82件、子育ての怠慢・拒否(ネグレスト)が20件。年齢別では1歳未満が47人で最多、12歳・14歳が26人、16歳が25人です。県内では5件の事件が起き、被害者は5人(前年より1件増の二人増でした。5件とも身体的虐待で、年齢別では4歳が2人、3歳・5歳・10歳がそれぞれ1人ずつでした。知らん顔をしてはいけません。「各家庭のしつけ」があるといえど不審に思われたら、連絡をして下さい。通報者の情報は守られますので…。
日本の年間自殺者数は98年以来、10年連続で3万人を越えています。98年の3月というのは証券会社と銀行の破綻などが起きた時です。今年は特に自殺という言葉を耳にします。20・30歳代でもです。ある調査では、自殺した人は「失業」だけが要因でなく「職場環境の変化」「多重債務」「過労」「うつ病」など、平均4つの要因を抱えていたと言われています。さまざまな要因が連鎖している。何故、こういうデータもあるのに国は自殺対策をしないのでしょうか?警察庁が自殺者統計を月単位で出すと言っていますが防止の手立てとしてはどうなんでしょう?早くしないとますます自殺者が増えてしまいます。鹿県でも08年1~8月に321人だったという報告もあります。07年の自殺率は全国で8番目に多く500人を上回っています。先日テレビに出ていた自殺志願者は、人と相談する事により思い止まったり、新しい生き方を見つけた人がいました。哀しむ人がいるはずだから諦めてほしくないです。
昨年一年間の「児童ポルノ」に関する事件も最悪でした。製造・提供事件は676件(109増)、18歳未満の被害者数は351人(76人増)。製造・提供事件で摘発された412人のうち213人はインターネット関連です。児童買春事件は1056人(291件減)で、被害児童数も851人(293人減)でした。鹿児島県では児童買春・児童ポルノ製造は9件(前年同)で、被害者は7人(1人減)でした。海外の警察との連携で摘発した例も出ています。どんどんやってほしいと思っています。
警察庁が撲滅月間と位置づけた2月の振り込め詐欺被害は前半(1~14日)で約4億3900万円でした。うち鹿児島県内の被害額は約290万円でした。摘発は16件、72人。2月13日の集中警戒日には全国のATM周辺などで高齢者などへ声掛けをしたりビラを配ったそうですが、7件、約470万円の被害が出ています。警察官が8件の被害防止をしたそうですが…。景気悪化を利用したものも横行しています。払戻金・保証金など甘い言葉に気を付けましょう。
1に書いたような能力が育たない原因が親の子育て能力の低下によると言われています。現代の子供達は「愛された」という経験を持っておらず、3割り近くが「孤独感」を持っているというデータもあります。「役にたたない人間だ」と思う事があるという生徒が半数以上を占めたというデータもあります。乳幼児期からの愛された経験はとても大事であり、愛された経験が他者を愛する感情として育ち、自分も肯定できるようになる。親子関係が希薄だと、感情や言葉も育たない。未発達なまま、自我に目覚め自己主張を始め出すと、色々な刺激を受け、一気に抑圧が効かなくなり、暴力や自傷行為や心の病になってしまう。「親教育」をみんなで取り組む事も必要になってきていますね。
07年度に全国の小中高校で発生した暴力行為は過去最多の52756件で前年度より18%増。教師への暴力は6959件。小学生の暴力が急増しています。暴力行為を起こしたりイジメをした子供達を調べてみると、加害少年少女も過去に虐待・暴行・家庭内不和・離婚・ネグレスト(育児放棄)・いじめなどの被害を受けていた事が極めて多かったようです。もちろん全てではないし、そんな経験をしていても問題行動を起こさない子もいます。問題点として「感情のコントロール力ができていない」「善悪や物の限度をわきまえる事ができていない」「言葉での表現・相手の話を聞きながら議論をするなどのコミュニケーションをとる事が未熟であり苦手」という専門家もいます。
昨年一年間に刑法犯で検挙された少年(14~19歳)は9万966人で前年比11.9%減となっており、5年連続減少、52年ぶりに10万人を下回りました。鹿児島県内も5年連続減少で前年比10.6%減の847人が摘発されています。刑法犯というのは、刑法に規定されている犯罪により検挙された者をいいます。粗暴犯…暴行・傷害・脅迫・恐喝等。凶悪犯…殺人・強盗・邦家・強姦等。知能犯…詐欺・横領・偽造・汚職等。風俗犯…賭博・強制わいせつ・公然わいせつ。県内では窃盗犯が606人で全体の71.5%で最多。粗暴犯が56人、知能犯が14人。薬物犯は大麻で1人。校内暴力は13件を認知し、4件を事件処理しています。全国では覚醒剤取締法違反は減りましたが、大麻取締法違反と校内暴力が増加しています。窃盗犯は自転車などの占有離脱物横領が目につきます。安易な考えでも犯罪は犯罪である事に気付いてほしいものです。
2月23日~27日までの5日間、朝・夕の何れかに、死亡事故多発の為に緊急立哨するように交通安全協会より、評議員に緊急依頼がきました。俺は平成元年から評議員です。今年に入り、既に5件の交通死亡事故発生です。これ以上の被害者を出さないために…との事です。交通事故が頻発していますので、是非安全運転を心掛けて下さい。譲り合いや再確認など余裕を持った運転をしましょう。
強風の為に、「看板」「のぼり旗」「木材」などが倒されたり、破壊されていて路上に散乱していたりしました。見掛けるごとに止まって、直したり撤去したりしました。それを見ていた女児達が手伝いをしてくれました。あまり会話をした事のなかった児童でしたが「あのう、一緒に帰ってもらえますか?話がしたいのですが…」と言ってきたので、会話しました。最初は質問のオンパレードでした。後半は子供目線の色々な情報を話してもらえました。しかし店側はもう少し意識を持つべきだと思います。外に目を向ける時間がないのでしょうか?タイミング悪く、人に当たったり事故の原因になったらどうするのでしょう?地域住民を大事にした商売をしてほしいものです。帽子のアゴヒもの不備や傘の不具合が気に掛かります。点検をお願いします。
通学路を通らなかったりマナーが悪い事を学校に連絡をした所、生徒指導の先生が現場に立って、指導に当たって下さいました。現状を見て驚かれたようです。木曜日、空が荒れましたが落とし物を届けに小学校へ行ったのですが、驚きました。スイミング送迎バスの後ろに停車、反対車線にも停車車両。見通し悪化してるし、他車に迷惑をかけている状態。自分の子供の為の車が、他の児童にとっては危険物となっている。何でわからないのでしょうか?学校の中に入っても開放地帯。金曜日も同様。誰が入ってきてもOK!サスマタ取りにいく間に目的完了できてしまう…。笑い声が聞こえるアットホームな職員室に感動しながら、パトロールを再開しました。
中高校生による、自殺行為ともとれる徒歩・自転車による信号無視が非常に目に付き立ちました。二人乗りも目につきました。何を考えているのでしょう?小学校低学年生の転倒が多発しました。腹痛や体調不良を訴える児童も多く、家まで付き添う事も多かったです。次の日、登校してきた児童が「おはようございます。昨日はありがとうございました」と大きな声で言ってくれました。今の時代、大人でもちゃんと挨拶できない人が多いのに、感謝の気持ちを持てるこの子達に出会えて良かったと感じています。落とし物も多かったです。パーカーや歯ブラシなど…。通学路沿いにあるガソリンスタンドの方が拾っていてくれて、声をかけてくれたので学校に届けた物もあります。ありがたい事ですね。傘の先端部が折れて使用不可能になった児童も数名いました。何本壊したか、質問したら「5本」と答える強者がいました。物を大事にする事を教えていかねばならないと思いました。
ネットの世界での「祭り」を知っていますか?中傷する対象への集中砲火を「〇〇祭り」というように使うのです。祭りというのは神事であったものなのに…。目立つ人に集中攻撃をすることで快感を得る。韓国では芸能人などが何人も自殺しています。そういう事件の背景に、子育て能力の低下があると危惧されています。ゲーム・ケータイ・パソコン…大人も子供もそちらに気を取られ、人間が向き合えていない。親子関係もですが、友人関係も同様であるので、斜めの関係が崩壊している現在では、心が育てられていないというのです。親からの愛情をたっぷりと注がれる事により、子供も他者を愛する事ができる。肉声と肌の触れ合いが大事だし有効ですね。
インターネットなどを悪用したサイバー犯罪で、県警が08年に21件・16人を摘発していたことが解りました。内訳としては出会い系サイトを使うなどした県青少年保護育成条例違反が6件6人。児童売春が3件2人。ネットオークションなどの詐欺5件2人。掲示板で殺人予告したなどの偽計業務妨害で2件2人が摘発されています。相談件数は前年比34%増の1474件で最多となりました。詐欺や悪質商法に関する被害相談は690件で最多。名誉棄損・中傷・脅迫が270件(学校裏サイトに関するもの40件)。「サイバー犯罪から身を守る講習会」は小中高41校を含む県内119ヵ所で実施されたそうです。県警のホームページを開くと、情報発信されていますので、保護者の方も見てみませんか?子供を守るために…。
平成20年中に県内で起きた「振り込め詐欺」被害件数は98件で被害総額は1億4千万円。鹿屋警察署管内では500万円でした。内容としては融資保証金詐欺49件、架空請求詐欺28件、オレオレ詐欺16件、還付金等詐欺5件でした。慌ててすぐに振り込まない事・1人で決めずに誰かに相談する事・相手に個人情報(氏名・住所・電話番号等)を教えないようにしましょう。気をつけましょう。