ゆめこが虫を撮る

虫が恐怖でしかなかった私が今や〈虫の虜〉に!
神奈川県立「座間谷戸山公園」に生息する野草や虫、野鳥を紹介いたします。

● クビカクシナガクチキムシだった! ・ クビナガムシ科

2019-04-30 | 〈虫〉その他
〈 クビカクシナガクチキムシ 〉
体長 8~11ミリ  出現期 4~6月

園内にて、一昨年と昨年は一年で一度しか会えなかったのですが
今年は3月15日から3度も会っています。
虫撮りはもう13年目なのにそれ以前の記録がありません!
データを大量に紛失してはいるのですがそれは5、6年前の事。
いつからここに生息していたのかが気になります。

最初に会った時、コメツキかと思ったのですがどこかが違う・・・。
そして、頭部と前胸が違うと気が付き、探し当てたのがクチキムシだったのです。

☆ 首を隠しているので前から覗いて撮りました。




☆ こちらの個体は首を隠さず・・・コメツキに見えます。





● 赤い、ハモリダニの一種 ・ ハモリダニ科

2019-03-24 | 〈虫〉その他
〈 ハモリダニ 〉

体長は約1ミリの小さなダニです。
画像はヤツデの葉裏にいたところを撮りましたが、そこら中にいます。

真っ赤な身体で小さいのに凄いスピードで走ります。
ダニ?と思ってはいましたが葉っぱを守るダニということからこの名が付いてるようです。

ハモリダニを見るとつぶしたくなる方も多いかと思われますが実はこのダニが、
葉っぱに付き葉を枯らしてしまうハダニやアブラムシなどを食べてくれる大切なダニだということです。
とてもありがたいダニですね!

気持ちが悪いと言われそうですが、身近な虫なので名を知って欲しいと思います。

 

 


● 腹の虫 ・ 針聞書は450年前の医学書?

2019-01-21 | 〈虫〉その他
2018年8月6日 朝日新聞に掲載されました。

日本人の宗教的な病気観と医学的な知識が融合したものとして注目される書物が、
戦国時代に摂津国上郡(現大阪府茨木市付近)の針師、茨木元行が記した「針聞書」。

人体内で様々な病気を引き起こす63種の「腹の虫」が色鮮やかに描かれ、
ヘビのようなもの、羽のあるものと多様な姿形に、つぶらな瞳。
まるでゲームのモンスターのようだ。なぜ、こんな不思議な姿をしているのだろうか。

平安時代、60日に一度の庚申の日、体内の虫が抜け出して閻魔大王に
告げ口するという「庚申信仰」が中国から伝わって日本でも広まった。

続く南北朝時代には、こうした腹の虫があらゆる病気の原因と考えられるようになった。
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赤い虫は熱、青い虫は痛みに関係し、尾が二股のものは治療が難しいという意味だそうです。

その当時は真剣な治療法だったのでしょうがユニークですね!
今でもいるような虫の姿です。63種の姿が見たいですね!

※ 追記 「針聞書」は、九州国立博物館所蔵 でした。



● モエギザトウムシ ・ マザトウムシ科

2018-09-13 | 〈虫〉その他
〈 モエギザトウムシ 〉

体長 3~4ミリ  出現期 4~11月  分布 日本全土

聞いたことのないマザトウムシ科 、細く長い脚を持つこの虫は
湿った場所に複数が集まっていることが多いとのこと。

☆ 6月24日 撮 一枚のみ

● 仮面ライダーのモデルは虫だった!

2018-07-14 | 〈虫〉その他
画像の整理をしていて、トンボやバッタの顔を眺めているうちに
確かこのどちらかが正義のヒーロー、仮面ライダーのモデルだった?と思い出し調べてみました。

私には男の子(今は、オッさん)が二人いますが
長男は、日に何度も仮面ライダーの決めセリフと決めポーズをしていました。

プラスチック?の人形を買ってあげたら
次男が黒いブーツを齧って穴をあけた・・・そんな思い出があります。


本題、実は、私はさっぱり分からずですが

   昭和ライダー 1号、2号・・・バッタ
   V3・・・トンボ
   アマゾン・・・コモドドラゴン
   ストロンガー・・・カブトムシ
   ブラック・・・コオロギ
   RX・・・キリギリス
   スカイライダー・・・イナゴ
   スーパー1・・・スズメバチ

・・・ということです!
懐かしく思い出している方もいらっしゃるのではないでしょうか?




● ガガンボ ① ② ・ ガガンボ科

2018-06-18 | 〈虫〉その他
ガガンボは食品などの製造業においては最も注意する虫とのことです。
もし一匹でも混入すると体はバラバラになり収拾がつかなくなるからとの事。

① キバラガガンボ  
   体長 22~24ミリ  出現期 5~6月  分布 本州、四国、九州

大型で美しい






② カスリヒメガガンボ   体長 11~13ミリ  
   出現期 4~5月  分布 日本全土

清涼感がある美しさ


 





   


● ミイデラゴミムシ ・ ゴミムシ科

2018-06-17 | 〈虫〉その他
〈 ミイデラゴミムシ 〉
体長 11~18ミリ

ゴミムシ類の中で最も有名な種とのこと!
捕まえようとすると100度以上のガスを噴出するらしいのです。

この虫のオナラは臭くて大変な模様!
オナラをする虫のことを(屁放り虫)と言い、この虫はその代表格のようです。
腐敗した小動物の肉が餌・・・だから余計に臭いのですね。

まあ、虫を見慣れてきたと言え、殆ど触ることがない・・・この時、刺激しなくてよかった!

ネットに、カエルに食べられた時には口の中でオナラを放出してやけどを負わせ
吐き出させると書いてありました。

人間が指でつまんだらこのガスを浴び、皮膚のたんぱく質に反応して
褐色のしみが出来、悪臭が染み付くとも。 

どんな体勢の時も、お尻の向きを自在に変えてガスを噴出するらしいので
出会った時には、気を付けなくては!

☆ お粗末な画像ですが、参考までに。








● 早春の虫・・・撮影の舞台

2018-04-16 | 〈虫〉その他
最近になってようやく、出没の虫が増えててきましたが
3月始めから今までは、もっぱらこういう手すりが撮影の舞台でした。

よ~~く見ると、小さな虫がいっぱいいます。
フニュフニュ、エッチラオッチラとナナフシの幼虫があるいている、そして色とりどりのシャクガの幼虫も。

小さな小さなゾウムシ、少し前からはコブヒゲカスミカメの♀などが手すりや杭に・・・・・。







● シママルトビムシ トビムシ目・マルトビムシ科

2017-11-14 | 〈虫〉その他
ミズアオイ科のキレイなこの花はコナギ。
こんなに美しいのに水田の雑草としての厄介者だというのです。

花の直径は1.5~2センチと小さく、田んぼの畔からかなり低い水面にあるのでとても苦労して撮りました。
そしてパソコンで見たら、この小さな花の中にチョコンと今までに見たこともない虫が写っていたのです。

調べました結果
トビムシ目 体長1.5ミリで、一年を通して土の中で生活しているが時々、花粉を食べに花に来るそうです。

コナギをしっかり撮りたくてピント合わせに苦労したからこそ1.5ミリの、この小さな虫が撮れたのです。










● 出現しだした虫達

2017-04-11 | 〈虫〉その他
〈 ヒメギス 〉 
体長 22~26ミリ  出現期 6~7月  北海道、本州、四国、九州
キリギリスに似ていて、小型なのでヒメギス(姫ギス)の名。
画像は今年4月4日、まだ、10ミリ位と小さかった。





〈 アシブトハナアブ 〉 
体長 12~14ミリ  出現期 3~10月  分布 北海道、本州、四国、九州
モモが太いですね! 何と、幼虫は水中で育つとのこと。 





〈 ナミホシヒラタアブ 〉 
体長 9~11ミリ  出現期 3~8月  分布 北海道、本州、四国、九州
フタホシヒラタアブに良く似ている。 



〈 ツヤアオカメムシ 〉
体長 14~17ミリ  出現期 4~11月  分布 本州、四国、九州、沖縄
桐の木、桑の木などで生活しているようです。






〈 テングチョウ 〉 
出現期 4~8月  分布 北海道、本州、四国、九州、
幼虫の食樹はエノキのようですが成虫はサクラの花にも飛び交っています。




● 虫シーズン到来

2017-03-31 | 〈虫〉その他
花が咲き、花粉やミツを求めて虫が飛び交っています。
未だ、昨年の画像整理が済んでいないのに、どうしましょう!

☆ アシブトハナアブ♂ 10~15ミリ





☆ ビロウドツリアブ  8~12ミリ ホバリングしながら蜜を吸う



☆ ナミホシヒラタアブ  8~12ミリ



☆ セリシマハバチ 約10ミリ



☆ ヒシバッタ  8~14ミリ  色、模様共に変化が多く翅が短くて飛ぶことができない
    

● 花壇の虫達

2016-10-04 | 〈虫〉その他
写楽会作品展も4日が過ぎました。
今年も大勢の方にご来場いただきまして鳥や花、そして虫類を鑑賞いただきましてありがとうございます。
あと6日、少しでも多くの方のご来場をお待ち申し上げます。

千日紅、百日草、ケイトウが咲く花壇にて撮影してみました。

〈 ヒメハラナガツチバチ♀ 〉


〈 ヒメハラナガツチバチ♂ 〉




〈 キタテハ・夏型 〉


〈 ベニシジミ・ヒメハラナガツチバチ〉


〈 チャバネセセリ 〉


〈 ヤマトシジミ♂ 〉


〈 ヤマトシジミ♀ 〉


〈 ヒャクニチソウ 〉


〈 ヒメアカタテハ♂ 〉



● 名前がわからない虫

2015-07-24 | 〈虫〉その他
今年はあまり撮れていない(虫)ですが撮った後は同定するのが大変です。
何年経っても、どんなに調べても分からない虫の一つを紹介します。

クヌギの倒木にいたのですが何とも奇妙(ごめん・・・虫に謝る)です。
テントウ虫かマルウンカのようにも見えますが昨年、数々の標本を作っている日本昆虫学会の会員である先生にお会いしたので
この幼生の名前をお聞きしてみましたが見たことがないとのことでした。
その後、ちかく学会があるのでその時に皆さんに聞いてくださることになっていましたが未だ判明していないようです。

↓ 不明幼生  2013.6