Trapped in me.

韓国漫画「Cheese in the trap」の解釈ブログです。
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<雪>災難の始まり(1)

2013-06-01 01:00:00 | 雪2年(復学~球技大会前まで)


あの自主ゼミから少し経ったある日、雪は頭を抱えていた。



授業中寝てしまったせいで、ノートに書かれた字はミミズ状態で判別不可能。

記憶が薄れる前に要点だけをまとめてしまおうと、授業が終わった後ノート整理をしていた時だった。



突然プリントを差し出された。

視線を上げると、目の前に平井和美が立っていた。

「寝てたの?このプリント見ながら課題するのよ。どうぞ」



プリントを受け取り、やることがまた増えた‥とゲッソリしていると、

見下ろしながらこう言った。

「あんた、知ってたんでしょ」



「え?」



「だから自分だけ抜けてあっち行ったんでしょ?さぞ楽しかったでしょうね」


そう言われて、ようやく思い出す。



あ‥あのクソゼミのことか‥。


あれはマジで誤解だから‥と両手を上げて弁解すると、どこから来たのか横山翔が隣に座ってきた。

やめとけばいいのに、挑発するような不敵さで話し始める。


「だ~から後悔する前にこっち来いって言っただろ?」



「お前が一方的に青田先輩に頼んだみたいだけど、

先輩はハナからお前んとこに行く気なんてなかったみたいだぜ。だっせぇ」




空気が冷えきり、その後二人は言い合いを始める。

実は横山は、以前は和美に言い寄っていて、それに対して和美はあるポスターを大学の掲示板に張り出した。

<精神的かつ時間的な被害を及ぼし、友人との信頼関係を壊そうとした横山翔さんの行為を告発します。

このポスターは横山さんが謝罪をするまで剥がすつもりはありません>




横山と和美はこれを機に犬猿の仲になった。

そして今もそれは続く。



二人は声を張り上げて言い争う。

聡美とあんたがうまくいくわけないとなじる和美に、調子のんじゃねぇと怒鳴る横山。

雪は折を見てその場から逃げ出した。




その後廊下まで横山が追いかけてきて、聡美と上手くいくようにとりはからい、

和美に恥をかかせる手伝いをしてくれと言ってきた。

その代わり青田先輩とうまくいくよう手伝うからと。

暴走し気味の横山に最初は意見していたが、途中から呆れ返り、最後は無視してやり過ごした。



翌日、聡美に昨日あったことを報告していた時だった。



彼女はあることに気がつく。

「あれ?雪の持ってるプリント、課題のタイトル違くない?」



どういうこと?と問う雪に聡美は、

元々出た課題に追加項目が出て、タイトルごと課題内容がそっくり変わったというのだ。

どうやら雪が寝ていた時にされた変更らしく、聡美の持っているプリントは雪には見覚えのないものだった。




このプリントを持ってきたのは‥










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<雪>災難の始まり(2)へ続きます。


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