未だ”手術中”のランプの灯る部屋の前で、
雪と淳は並んで座っていた。
二人の間に会話は無く、ただ時計の秒針だけがカチカチと無機質に響いていた。
当然雪は落ち着かない。ソワソワと身を震わせて、一人煩悶していた。
そんな雪の姿を見て、淳が「あまり思い詰めない方がいい」と言葉を掛ける。
大丈夫だよ、と断言に近い口調で言葉を続けた。
「この病院には、脳専門の有名な先生がいるんだ」
その言葉に、雪は疑問を持った。
どうしてそんなことを知っているのか、と質問すると、先輩は「一度ここに来たことがあるから」と答える。
「柳のお母さんもここで手術したことがあるんだよ。その時知ったんだ」
先輩のその言葉に、雪は意外な思いがした。
頭の中ではいつもおちゃらけている柳先輩の姿が浮かぶ。
黙り込んだ雪を見て、先輩がまた声を掛ける。
「とにかく伊吹のお父さんは早期発見だったみたいだから、無事手術は成功すると思う」
そう言って淳は息を吐いた。
隣で俯く雪の、心がまた騒ぎ始める。
こんなことになるなんて、まさに青天の霹靂だ。
聡美の父親に、柳先輩のお母さんが‥。
雪は落ち着かなくなって、手術室のランプをじっと眺めた。
中年世代の親が倒れて手術するこんな状況‥。
心配はしてたけど、周りで実際こんなことが起こるだなんて‥。全く思いもしなかった‥
人生は何が起こるか分からない。災難はいつ自分に降り掛かってくるか予測出来ない‥。
雪は今回のことを受けて、自分の両親のことが心配になった。そして勿論聡美のお父さんのことも。
「‥‥‥‥」
再び考えこんで下を向いた雪の肩に、先輩がそっと手を置いた。
「そう心配しないで。絶対助かるよ」
冷静な彼のその言葉を、雪は何も言わずにただ受け入れていた。
そして二人は再び黙り込んだ。
手術中のランプをぼんやりと眺めながら。
一時間経ち、二時間経ち‥。
気がつけば夜十時を過ぎていた。
二人は何も話さず、粛々とただその場に座っていた。
コックリ、と雪が頭を前に揺らす。
眠気が襲ってきた。
「眠い?少し寝た方がいいよ」
いきなり先輩から声を掛けられ、雪はよだれを垂らしながらもビクッと跳ね起きた。
手で口元を拭きながら、居住まいを正す。
「い、いえ‥聡美のお父さんが大変な時に‥」
そう言って目を覚まそうとする雪に、淳は疑問を持った。
「雪ちゃんが寝たからって、伊吹のお父さんの容態が悪化するわけじゃないだろう?
俺が起こしてあげるから、少し寝ときなよ」
彼の言葉に、雪は微妙な気持ちになった。
二人は揃って口を噤む。
それはそうかもしれないが‥。
雪は愛想笑いを浮かべなから頭を掻いた。先輩は何も言わない。
再び落ちた沈黙の間で、雪は自分の父親のことを考えていた。
そういえばうちのお父さんも高血圧だって言ってたっけ‥。
脳に問題が起きない可能性も、なくはないとか言ってたな‥。
雪の心に不安の芽が顔を出す。
あの‥と先輩に向かって話しかけた。
「柳先輩のお母さんの事なんですけど‥その後は無事良くなられたんですか?」
その質問に、淳は答えを言い淀んだ。
しかし口ごもりながらも、「亡くなったんだ‥」と彼女に事実を伝えた。
雪が大学に入学する前の、昔の話だと淳は続けたが、雪の顔は青くなるばかりだ。
先ほど顔を出した不安の芽が、心の中で大きくなる。
こういった災難も他人事ではないと、急に実感したように雪は動揺した。
淳はそんな雪を見て、彼女が聡美の父親のことで不安がっていると思い、背中に手を回す。
「心配?だからって不安がることはないよ。きっと大丈夫だから」
先輩の言葉を聞いても、どこかチグハグな印象を受けた。
雪が今不安を感じているのはそういうことではないのだ。
どこか遠い話だと思っていたことが、実際に起こりえるということが実感されたリアルさに、雪は恐怖を感じていた。
不意にエレベーターが開き、救急搬送されてきたらしい患者を乗せた担架がそこから出て来た。
救急隊員や看護師が騒がしく目の前を横切って行く。
担架に乗せられた患者の腕に、血が滲んでいるのが見えた。
雪はそれを見て顔面蒼白になり、思わず息を呑んで先輩の方へ身を寄せた。
体を震わせている雪を見て、淳は彼女の肩を掴んだ。
先ほどから彼女の行動や言動が、淳には理解不能だった。
「雪ちゃん、さっきから一体どうした?疲れてるなら横になった方がいい」
大丈夫だから、と言葉を続ける淳に、雪は「そうじゃなくて‥」とオズオズ返した。
「ちょっと怖くって‥」
そう言って手術室の方を見る雪に、淳は目を丸くした。
「何が?」
淳には意味が分からなかった。
病院やこういった状況が怖い、と答えた彼女も理解不能だ。
「? 病院なんだからこういう状況も当たり前じゃないか」
当然のようにそう言った淳に、
雪は「だからその‥人が‥倒れたり‥そういうのが‥」と言葉を続けた。
それは様々な思いや、自分の両親への心配などが含まれた恐怖だったのだが、
淳はそのまま言葉通りに受け取った。
「大丈夫大丈夫。その為の手術なんだから。
慣れない状況だからそう思うんじゃない?怖がることないよ」
そう言って雪の頭を優しく撫でる彼の、眼差しは穏やかだった。
雪の心が少し落ち着く。
しかしどこかチグハグな思いは捨てきれずにいた。
こういった状況で頼りにはなるけれど、どうも先ほどからピントがズレているような気がしてならない‥。
そんな雪の心のざわめきなど知る由もなく、先輩は柔らかに微笑んでいる。
彼の手は髪から耳を伝い、雪の頬を優しく撫でていた。
すると手術室の扉が開き、中から人が出て来た。
伊吹さんの御家族の方、と二人に声を掛ける。
俺が行ってくる、と先輩がそちらへ向かい、説明を受けた。
雪が不安そうにそれを見つめる。
雪のもとに戻って来た先輩は、
「まだ数時間かかるけど、とりあえず経過は良好だって」と彼女に伝えた。
心配いらないよ、と言葉を続けた先輩に、雪がほっと息を吐く。
そして安堵のあまり、そのまま椅子にへたり込んだ。
緊張の糸が切れたのか、眠気が一気に襲ってくる。
もう目を開けていられないほどだ。
うう‥しっかりしなきゃ
なんとか気力を振り絞り目をこする雪の肩に、先輩は優しく手を置きながら声を掛けた。
長くかかりそうだから少し眠った方が良いと。
「ブランケット借りてくるよ」
そう言って廊下を歩いて行く彼の、後ろ姿をぼんやりと雪は眺めた。
頭の中がボーッとしてくる。
‥疲れがどっと出た気分‥。昨日も先輩のことでほとんど寝てないし‥
帳が落ちるように、瞼が閉じていった。
そしてそのまま深く深く、雪は眠りに落ちていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<ズレたピント>でした。
最初読んだ時は、先輩の物事の捉え方のピントがズレているだけの話だと思っていましたが、
記事を書いていく内に、雪の先輩との接し方にも問題があるのだなと感じました。
雪が自分の両親のことを心配して、災難は身近に起こりえるということへの恐怖を感じているという場面がありますが、
雪は一言もそのことを口にしてませんよね。(雪は自分のことを話すことが不得意というのもあるでしょうが)
思っていることは言わないと先輩には伝わらないよ、ということを雪に伝えたい(そんな読者のもどかしさ‥)。
先輩の他人への共感能力がとても低いのも大いに問題ですが、それ以上に雪も自分の考えていることの半分も伝えられていない。
だからこそのピントのズレ、つまりお互いへの誤解、不理解なのかなと思いました。
腹を割って話したところで、お互いを理解できないかもしれない。
でもそれをすることこそに意味があるんだよ、ということを二人に伝えたいなぁ‥。
次回は<<淳>彼の中の静寂>です。
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雪と淳は並んで座っていた。
二人の間に会話は無く、ただ時計の秒針だけがカチカチと無機質に響いていた。
当然雪は落ち着かない。ソワソワと身を震わせて、一人煩悶していた。
そんな雪の姿を見て、淳が「あまり思い詰めない方がいい」と言葉を掛ける。
大丈夫だよ、と断言に近い口調で言葉を続けた。
「この病院には、脳専門の有名な先生がいるんだ」
その言葉に、雪は疑問を持った。
どうしてそんなことを知っているのか、と質問すると、先輩は「一度ここに来たことがあるから」と答える。
「柳のお母さんもここで手術したことがあるんだよ。その時知ったんだ」
先輩のその言葉に、雪は意外な思いがした。
頭の中ではいつもおちゃらけている柳先輩の姿が浮かぶ。
黙り込んだ雪を見て、先輩がまた声を掛ける。
「とにかく伊吹のお父さんは早期発見だったみたいだから、無事手術は成功すると思う」
そう言って淳は息を吐いた。
隣で俯く雪の、心がまた騒ぎ始める。
こんなことになるなんて、まさに青天の霹靂だ。
聡美の父親に、柳先輩のお母さんが‥。
雪は落ち着かなくなって、手術室のランプをじっと眺めた。
中年世代の親が倒れて手術するこんな状況‥。
心配はしてたけど、周りで実際こんなことが起こるだなんて‥。全く思いもしなかった‥
人生は何が起こるか分からない。災難はいつ自分に降り掛かってくるか予測出来ない‥。
雪は今回のことを受けて、自分の両親のことが心配になった。そして勿論聡美のお父さんのことも。
「‥‥‥‥」
再び考えこんで下を向いた雪の肩に、先輩がそっと手を置いた。
「そう心配しないで。絶対助かるよ」
冷静な彼のその言葉を、雪は何も言わずにただ受け入れていた。
そして二人は再び黙り込んだ。
手術中のランプをぼんやりと眺めながら。
一時間経ち、二時間経ち‥。
気がつけば夜十時を過ぎていた。
二人は何も話さず、粛々とただその場に座っていた。
コックリ、と雪が頭を前に揺らす。
眠気が襲ってきた。
「眠い?少し寝た方がいいよ」
いきなり先輩から声を掛けられ、雪はよだれを垂らしながらもビクッと跳ね起きた。
手で口元を拭きながら、居住まいを正す。
「い、いえ‥聡美のお父さんが大変な時に‥」
そう言って目を覚まそうとする雪に、淳は疑問を持った。
「雪ちゃんが寝たからって、伊吹のお父さんの容態が悪化するわけじゃないだろう?
俺が起こしてあげるから、少し寝ときなよ」
彼の言葉に、雪は微妙な気持ちになった。
二人は揃って口を噤む。
それはそうかもしれないが‥。
雪は愛想笑いを浮かべなから頭を掻いた。先輩は何も言わない。
再び落ちた沈黙の間で、雪は自分の父親のことを考えていた。
そういえばうちのお父さんも高血圧だって言ってたっけ‥。
脳に問題が起きない可能性も、なくはないとか言ってたな‥。
雪の心に不安の芽が顔を出す。
あの‥と先輩に向かって話しかけた。
「柳先輩のお母さんの事なんですけど‥その後は無事良くなられたんですか?」
その質問に、淳は答えを言い淀んだ。
しかし口ごもりながらも、「亡くなったんだ‥」と彼女に事実を伝えた。
雪が大学に入学する前の、昔の話だと淳は続けたが、雪の顔は青くなるばかりだ。
先ほど顔を出した不安の芽が、心の中で大きくなる。
こういった災難も他人事ではないと、急に実感したように雪は動揺した。
淳はそんな雪を見て、彼女が聡美の父親のことで不安がっていると思い、背中に手を回す。
「心配?だからって不安がることはないよ。きっと大丈夫だから」
先輩の言葉を聞いても、どこかチグハグな印象を受けた。
雪が今不安を感じているのはそういうことではないのだ。
どこか遠い話だと思っていたことが、実際に起こりえるということが実感されたリアルさに、雪は恐怖を感じていた。
不意にエレベーターが開き、救急搬送されてきたらしい患者を乗せた担架がそこから出て来た。
救急隊員や看護師が騒がしく目の前を横切って行く。
担架に乗せられた患者の腕に、血が滲んでいるのが見えた。
雪はそれを見て顔面蒼白になり、思わず息を呑んで先輩の方へ身を寄せた。
体を震わせている雪を見て、淳は彼女の肩を掴んだ。
先ほどから彼女の行動や言動が、淳には理解不能だった。
「雪ちゃん、さっきから一体どうした?疲れてるなら横になった方がいい」
大丈夫だから、と言葉を続ける淳に、雪は「そうじゃなくて‥」とオズオズ返した。
「ちょっと怖くって‥」
そう言って手術室の方を見る雪に、淳は目を丸くした。
「何が?」
淳には意味が分からなかった。
病院やこういった状況が怖い、と答えた彼女も理解不能だ。
「? 病院なんだからこういう状況も当たり前じゃないか」
当然のようにそう言った淳に、
雪は「だからその‥人が‥倒れたり‥そういうのが‥」と言葉を続けた。
それは様々な思いや、自分の両親への心配などが含まれた恐怖だったのだが、
淳はそのまま言葉通りに受け取った。
「大丈夫大丈夫。その為の手術なんだから。
慣れない状況だからそう思うんじゃない?怖がることないよ」
そう言って雪の頭を優しく撫でる彼の、眼差しは穏やかだった。
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こういった状況で頼りにはなるけれど、どうも先ほどからピントがズレているような気がしてならない‥。
そんな雪の心のざわめきなど知る由もなく、先輩は柔らかに微笑んでいる。
彼の手は髪から耳を伝い、雪の頬を優しく撫でていた。
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雪のもとに戻って来た先輩は、
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心配いらないよ、と言葉を続けた先輩に、雪がほっと息を吐く。
そして安堵のあまり、そのまま椅子にへたり込んだ。
緊張の糸が切れたのか、眠気が一気に襲ってくる。
もう目を開けていられないほどだ。
うう‥しっかりしなきゃ
なんとか気力を振り絞り目をこする雪の肩に、先輩は優しく手を置きながら声を掛けた。
長くかかりそうだから少し眠った方が良いと。
「ブランケット借りてくるよ」
そう言って廊下を歩いて行く彼の、後ろ姿をぼんやりと雪は眺めた。
頭の中がボーッとしてくる。
‥疲れがどっと出た気分‥。昨日も先輩のことでほとんど寝てないし‥
帳が落ちるように、瞼が閉じていった。
そしてそのまま深く深く、雪は眠りに落ちていった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<ズレたピント>でした。
最初読んだ時は、先輩の物事の捉え方のピントがズレているだけの話だと思っていましたが、
記事を書いていく内に、雪の先輩との接し方にも問題があるのだなと感じました。
雪が自分の両親のことを心配して、災難は身近に起こりえるということへの恐怖を感じているという場面がありますが、
雪は一言もそのことを口にしてませんよね。(雪は自分のことを話すことが不得意というのもあるでしょうが)
思っていることは言わないと先輩には伝わらないよ、ということを雪に伝えたい(そんな読者のもどかしさ‥)。
先輩の他人への共感能力がとても低いのも大いに問題ですが、それ以上に雪も自分の考えていることの半分も伝えられていない。
だからこそのピントのズレ、つまりお互いへの誤解、不理解なのかなと思いました。
腹を割って話したところで、お互いを理解できないかもしれない。
でもそれをすることこそに意味があるんだよ、ということを二人に伝えたいなぁ‥。
次回は<<淳>彼の中の静寂>です。
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まさか雪ちゃんにそんなトラウマがあったなんて知らず、「??」となってる当時の皆さんのコメントが愛おしいです(笑)
スンキさん凄っっ!
ちょびこさんが、珍しく?青田淳よりなので、ちょっと嬉しいです。笑
Yukkanenさん、まさかのB型~
B型多いですね…!
B型陣の感想を読んでまたこの場面の見方が少し変わったような気がします。
似ているようで全く違うこの2人。共感能力の乏しい青田淳だからなおさら、“伝わるように伝える”ということが重要なんですね~。
私は雪と同じくA型だから?思いをさらけ出すのが不慣れなのと、思っていることをうまく言葉にできないっていう二つの理由があるんですが、雪ちゃんもそうなのかな。
韓国版の方では雪もだいぶ変わってきていて嬉しいけれど。だからこそ、できればうまくいって欲しいと思っちゃいます。どうなるのか~
はんなり、はやま焼を食べながら…^ ^それでは、おいとまです~
私も次回とても好きな回です~!なので結構力を入れて書きました。
楽しんで頂ければ嬉しいです。明日の1時更新もよろしくです~!
姉様、ご賛同ありがとう!!
私も記事を書いてくうちに「おいおい雪ちゃん‥」と思ったのでつい最後に感想として書いちゃいました。
先輩だけじゃなく男性って言わなきゃわかんないところありますからね‥。
その辺も含め、雪ちゃんにももっと心の内を晒すことに慣れてほしいです。まぁここでは大げんかの後なのでしょうがないのかもしれませんが‥。
私もB型だからかどうなのか分かりませんが、対人関係においては心の機微を察するのが苦手‥orz
地雷を踏んだことを後から気づいて後悔することも多々あります‥。青田ジュンかよ!と私の方こそ思われているかもしれません。←こちらも周囲にチートラ読んでる人だれもいません
どんぐりさん、好きなように呼んで下さい~!
なんならカツラでも犬毛でも‥。
ブログデザインを変えるのは初めてなのでなんだかドキドキしています。スマホから見たら変わるのかもまだ試してないのでドキドキ‥。
また変わったら感想下さい~(^^)
雪ちゃんてば、怒っているときは頭が冴えているのに、こんなしどろもどろじゃ先輩には通じないヨ・・・。よほど怖かったのですね・・・。
るるるさん、こんにちは。よろしくお願いします。私も次回作が楽しみですo(^o^)o。
yukkanen師匠(と呼んでもいいですか?)演出の心の旅・・・。期待が膨らみます!
私ね、このシーンの先輩、多少のズレは
あっても特に問題ないと思ってるんですよ。
先輩のどこがチグハグなのか、
共感能力が足りないのか、
全然理解出来ないまま、ずーっときてた。
訳の問題かな、とも思って。
だから師匠の記事を心待ちにしてて、
でも詳しく読んでもやっぱり分からなくて。
でも最後まで読んで、そーだ!って思ったです。
雪ちゃん、言葉足らずです。
言葉の額面通りにしか受け取れない私は
多分先輩と同じ返答してたと思う。
これは先輩の肩を持つワケじゃないです。
雪ちゃんの心の声を読んでなければ、
会話としては普通に成り立ってるかなと。
まぁ、その程度の理解力な私の場合、
私生活で周囲にかなりのチグハグさを
与えてるのかもしれませんが…笑
幸い友人たちは、心の中をキチッと語って
くれるので、さすがの私も、それほど
トンチンカンな返答をしてないハズだけど…
相手からは「コイツ、青田ジュンかよっ」と
思われてるかもな。←周囲でチートラ読んでる人誰もいないけど
大好きなエピソードなので。
なんだか先輩がどういう人なのかが覗ける話しだと思うんですよねー