
金曜日の朝は五時半から仕事が始まった。
何時もより少し早く、七時半には訪れると言う「越後の台所 すずきち」さん用の野菜の収穫。
夜明けを待ってスベルべ夫婦は軽トラに間にマックスを挟んで乗り込む。
山道を走っているとお日様が昇って来る。
そして畑に到着し、二人で黙々と収穫作業を始めるのです。

前の写真のラディッシュは勿論の事、大根も随分大きく育っています。
これは大きくなった期待の「紅くるり」と赤大根、英才などの間引きです。

大きな葉は、非結球性キャベツでキャベツの原種と言われる「スクマイキ」です。
チンゲン菜も見えますが小さな「レッドマスタード」も見えます。
サラダ用の葉物も10種類近い品種が収穫できるようになっています。
種を播いてから40日位経っていますからこんなものなんでしょうね。

帰宅して、下の畑で「エンツァイ」を収穫している所に「すずきち」さんが到着。
数え切れないほどの種類の野菜を満載したマスターの自動車を見送ってようやく朝食になります。
朝食後「さて、山の畑に行くには往復の時間が惜しいし、下の畑で落花生の様子を見よう」と言うことに。
ここが落花生畑だけれども、草藪にしか見えませんよね。

雑草に阻まれ、実付きは良くないけれども数多く植えてあるのでそれなりの収穫。
在来種の小粒の落花生で味の濃い美味しい品種です。

引き抜いて、すぐ畑で実をもぎ取り帰宅したのは正午少し前。
早速バケツのように見える汚れもの専用の洗濯機に入れて洗います。
洗いながら、その間を利用して作業着の洗濯。
スベルべママは勿論昼食の準備だけれどもスベルべも、落花生を洗ったり洗濯が終わった作業着を干したりと大車輪。

あ、これは洗う前の落花生でしたね。
洗濯機で洗った後はゴミを取りながら選別をします。
採って乾燥する前の「塩茹で落花生」、これがまた美味しいんですよ。
昨日は夕食後にスベルべママが農天市場用の試食を作りました。
こんな風にスベルべ夫婦は朝から夕方まで、いや夕食後まで一日働く。
年齢のためか、さすがに疲れが取れなくなってきて、慢性疲労の状態です。
昨日は激しい風雨に晒された農天市場でお客さんの出足ももう一歩というところ。
秋野菜が沢山採れたのに売れ残ってしまいました。
でも、今日は晴れると言うし連休の中間日だからきっと沢山のお客さんがお見えになるだろう。
夕方は早めに閉店して、長岡市の栃尾地域に知人のシェフが開店するレストラン、
『エスポワール』の開店祝いに招待されていますから、そちらに向かいます。