
雨が近そうな空模様にも見えないと言うのに、「ケケケー」なんて大きな声。
遠慮のかけらも無い、大きな声の主はこの雨を予報すると言うアマガエルです。

うーん、マイペースな生き方に見えますねー、なんとなく。
自分で獲物を追うでもなく、無心で獲物を待ち続ける。

「痩せがえる負けるな一茶ここに有り」の心境で微笑ましく見つめるスベルべ。
「なーに、虫が来なかったら一食抜き。それだけのことさ」なんてつぶやきが聞こえたような。

誰にも束縛されず、誰にも迷惑もかけない。
ただ、じっとして御馳走の到来を待つのみの暮らしぶり。
うーん、これもまた一つの生き方の行きつくところかも知れないなー。
まだまだ、欲望も捨てきれないスベルべはアマガエル君を見てつらつら思うのでした。