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畑に吹く風

 春の雪消えから、初雪が降るまで夫婦二人で自然豊かな山の畑へと通います。

カモシカが雪崩の巣窟に(その1)

2025-03-02 04:38:15 | 自然
 大寒波の襲来に伴う降雪で、白一色の世界になっていました。
それが、3月末から4月上旬とさえ言われる気温上昇で風景も一変しています。

 急斜面の雪は、次々と全層雪崩となって崩落し、土が剥き出しに。
土が出ると、そこからは植物が青い芽を伸ばし始めます。もちろん山菜も。

 地元では「奥沢(おくそう)」と呼ぶ、猛烈な急斜面の雪崩を確認していると・・・。
なんと、視線に入ったのは、動く生き物の姿。雪崩の巣窟とでも呼ぶような急斜面に2頭のカモシカ。

 全層雪崩で土が出た場所での餌探しでもなさそう。
どうやら、危険な、今にも全層雪崩が発生しそうな場所に迷い込んだようです。

 体格がかなり違うから、親子なのかもしれません。
小さい個体の動きは鈍くて、怖さから足がすくんで動けないのかもしれません。
 カメラのレンズを最大135mmのズームレンズから300mmのレンズに交換。
それでも、中々とらえきれない。それ以上の望遠レンズとなると、高価でとても手が出ません。
 近くの家に設備屋さんが出入りしていたので教えたけれども、女性スタッフは見つけた。
でも、もう一人の男性スタッフは教えてもなかなか見つけられない。スベルベの目は特殊なんでしょうかね。
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豪雪の村

2025-02-28 04:21:25 | 自然
 今朝は久し振りに晴れの天気予報です。牛ヶ首展望台に行こうと思っています。
その前に、展望台の事前調査に昨日の午後出かけました。ついでに、その奥の村を訪ねます。
我が家の山の畑とほぼ同じ標高と思われる、この村は雪が多くて空き家でしょうが雪に埋もれた家も。

 昔の小学校で、今は宿泊所か何かに転用されている建物も雪の中。
手前の車庫は、頑丈な鉄筋コンクリート造なのでしょうね。屋根雪は一回は下ろしたのかな。

 これも、車庫ですね。アパートのように何軒分かが並んでいます。
家が斜面に点在し、こういう風にしないと、自動車が出せないのでしょう。
さすがに、軒先だけは雪を落としています。雪庇がせり出したのでは危険ですから。

 それにしても、この雪の壁です。降雪が続いている際も除雪は行われていたのです。
昔だと、雪の中を歩いて下の町まで出るしかなく、その後は雪上車が使われていたはずです。

 スベルベの軽トラを停めて写真撮影。雪の壁の高さは4mか5mか。
この後、牛ヶ首展望台に行き、写真撮影に備えて、カンジキで雪を踏み固めて帰宅しました。
 今朝の目的は、日の出もさることながら、展望台から夜景を撮影も目的です。
もう少しで出かけましょう。ただ、表を見ると霧も深そうで、日のではともかく、夜景は見えないかもしれません。
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大寒波の後と先

2025-02-27 04:51:46 | 自然
 今年の大寒波襲来のように、何日も気温が上がらずに雪が降り続けるとこんな風景に。
普通だったら、寒暖を交互に繰り返すために、山の急斜面の雪は落ちて、留まることは無いのです。

 分かり難いかもしれませんが、中央付近に左から右に続く尾根があります。
その、尾根の上や、尾根の向こうの沢を隔てた山の上に、こんもりと雪は溜まっています。


 二枚の大寒波が居座って、シベリア方面に引き上げつつあるのが、前2枚の風景。
そして、これはその二日後です。一か所で大規模な雪崩が発生。全層雪崩とか、底雪崩と呼びます。


 全層雪崩は、土も多少ともなって一気に崩れ落ちます。
崩れ落ちた斜面にも、雑木なども生えているのですが、それはしっかりと残ります。

 もう少しアップしてみましょう。急斜面の雑木が曲がって生えている理由が分かります。
雪崩が発生した斜面と、こちら側の尾根の間が、あの険しい氷河のような沢になっている。
 これは我が家の食堂の窓から撮った風景です。もう少し我が家から離れないと沢は見えない。
でも、見なくても容易に想像できます。きっと沢はかなりの雪量に埋め尽くされていることでしょう。
 こんな年は、例年だと手が届かない場所のゼンマイも、踏み台に上がった状態で採れます。
しかも、大量の雪は溶けるまでに時間がかかるのは、自明の理。今年は山菜にも期待しています。
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大寒波の終焉

2025-02-25 04:56:40 | 自然
 昨日は大寒波の終焉を告げるかのように陽も差す一日となった。
手前は自然落下式の屋根から落ちた雪と、それを小型ロータリー除雪機で飛ばした山です。

 広がる青空に、なんだか気分も高揚し、写真を撮りまくり。
左側の山沿いに走るのは、JR上越線。右側は国道17号線になります。

 二階に上がって国道を通るトラックを写しました。
普通乗用車などは、全く見えない。積もった雪と排雪した雪が高い壁になっています。

 大型トラックの上半分しか見えませんね。
あの、伝説的な大雪の「56豪雪」の際は、トラックの最上部が少し見えるだけでした。

 「奥沢(おくそう)」は、大量の雪で埋め尽くされて見える。
56豪雪時は、あの最上部から、一週間余りにわたって積もった雪が一気に崩れ線路を埋め尽くした。
 さて、昨日は新幹線の切符の手配と、地蔵清水での水汲みを兼ねて浦佐まで行ってみました。
いやー、道路も家々も凄いことになっていました。山沿いの近道は雪崩の恐れで通行止め。
小出、堀之内の市街地の家や車庫は、2m以上もの雪が残っている。どうやら人手不足で下ろせないらしい。
予報では、昨夜21時頃で雪は降りやむことになっていた。でも、今朝は名残雪がちらついていました。
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大きな足跡の主は?

2025-02-03 04:44:30 | 自然
 新雪が2~30cm積もり、スベルベ自身のスキー跡も含め、みんな隠れた。
この先の上越線をまたぐ跨線橋は、撮り鉄たちの撮影のメッカで足跡が続くのですが。

 軽トラの荷台からスキーとストックを下ろして履きます。
新調したスキーシューズとスキーの相性は良く、爪先を踏み込むだけでカチッと固定される。

 この辺りでは、雪虫と呼ぶ小さな昆虫の姿が見えました。
この雪虫は、ネットで調べても出てこない。降雪前に出る大きな昆虫は有るのだが。
魚沼特有の呼び方で、小さな昆虫で春を知らせる虫ともいわれるのですが。

 跨線橋を渡り切り、夏季は広域農道の上を歩いていると、大きな足跡。
歩幅は1mにもなる、大きな足跡に驚く。足跡の正体は誰のものなのでしょう。

 越後野ウサギの足跡と、交錯しています。
ここで、ようやく気付きました。2枚目の写真のように雪の表面は軽く凍っている。
そのために、野ウサギは前足が埋まらず、雪を蹴った後ろ脚だけ大きな跡を残したのです。

 これが、前後の脚の足跡が普通に残った後です。
Tの字型にも見える足跡。どちらの方向に向かっているのかお判りでしょうか。
 これは、写真下方になる手前側から向こうに向かって進んだ足跡です。
先ず、可愛い前脚をチョンと着き、その前脚をまたぐように後ろ脚で飛ぶのです。
こんな、動物の足跡が無数にみられて、冬のスキー散歩は最高です。軽く汗ばみ帰宅の途に就きました。
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