多くの人が、
谷口雅春先生の教えに一旦は触れた人までが、
“生命の実相”の真理を
求めても得られっこないとか、
求める必要がないものと思っているのは、
完全な間違いであります。
“生命の実相”の真理把握は
現象生活を希望と生き甲斐をもって生きるために
必要なのであります。
確かに各人が実相において“神の子”なのですから、
自覚しようがしまいが“神の子”ではあります。
しかしこの現象世界は
実相を顕の世界に実現するために神が設定した舞台ですので、
“神の子”が“神の子”を実現するためには、
現象世界における“神の子”の実相探求と、
知恵と愛の行動、向上への願い、助け合いの実践等が
要るのです。
それらは自己に具有している本体でありますが、
その本体である“神”を自由意思で実現することが
尊いのであります。
「この現象というものは心の現われであって本当にあるものではなく、
本当にあるものは見えない“神の国”である。
つまり実相である。」
藤原敏之先生の説いたこの自覚があれば、
現象にどんなつらいことがあっても
乗り切ることができます。
精神論ではなく、
実際にそうなります。
この現象世界で実相を生きることを可能とするべく、
谷口雅春先生は真理宣布の一生を貫きました。
雅春先生のご遺志を継ぐ者は
そのことをすべきなのです。