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断食

2016-03-06 17:29:15 | 日記
(参考 新約聖書 1954年改訳 日本聖書協会)
<マタイによる福音書第1章>
(6・16―18)断食
(16)また、断食をする時には、偽善者がするように、陰気な顔つきをするな。彼らは断食をしていることを人に見せようとして、自分の顔を見苦しくするのである。よく言っておくが、彼らはその報いを受けてしまっている。
(17)あなたがたは断食をする時には、自分の頭に油を塗り、顔を洗いなさい。
(18)それは断食をしていることが人に知られないで、隠れた所においでになるあなたの父に知られるためである。すると、隠れた事を見ておられるあなたの父は、報いて下さるであろう。

(参考 新約聖書略解 日本基督教団出版局)
・断食について、その偽善を戒め、その真意を明らかにする。
・16 《断食》はユダヤ人の生活綱領の一つ(ゼカ7・5)。少なくとも年5、6回行うことが規定された。パリサイ人は毎週月曜、水曜を断食日として守った。《陰気な顔つきをするな》断食は悔改めを表わすために行われた。したがって嘆きと悲しみの表情を誇示する結果になりがちであった。《自分の顔を見苦しくする》頭髪をわざととかさなったり、洗顔しないで、頭に灰をかぶったりする。
・17 イエスと弟子たちは断食の慣習に忠実でなかったがこれを否定しなかった。《油を塗る》断食していることを人に知らさないよう、髪をとかし、オリブ油などを塗る。塗油は歓喜のしるし。
・18 イエスは断食の内的意義を認め神に喜ばれるのは《隠れた所》で見ておられる神に対する悔改めのしるしとしての断食である。しかしそれが人のうちに霊的誇りを生むことを警戒した。形だけのポーズは人に知られても、神に知られるところとはならない。