Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

大山の夕日

2011-12-19 | 日記
 師走とは思えない暖かい日が続いている。
毎日、テレビでは今年一番の厳しい寒さと言っているが我が家は
日当たりが良いので南の部屋にいれば暑いくらいである。

もちろん、北側の部屋はそれなりの温度で寒いけれど。

アメリカの友人宅では一年中家の温度がコントロールされているので
外は雪で雪かきが必要な時でも家の中は暖かく半そでで過ごせることも
あった。
そんなことをしたら今節電の時代・・・時代に逆行していると顰蹙をかうであろう。

幸いなことに家の中はコントロールしなくても自然のままで暖かいので
嬉しいことである。一日中、夫も日向ぼっこの状態で読書をしたり、テレビを
みている。今までいた介護施設では太陽には縁がなかったのでこんなラッキーなことは
ないと私は喜んでいるが本人はそれほど感じていないようだ。

2,3日前我が家から見える大山の左手に真っ赤な太陽が見事に沈んでいく、
ソファに座っている夫に
「きれいよ。夕日が~」と言ってみる。
『ふ~ん』という返事だけを期待していたが
「どれっ!」と言ってよいしょと立ちあがってきた。


真っ赤な太陽は見事に山の稜線の陰に隠れてしまった。
「こんな夕日、にっぽん丸でも何回も遭遇したのよ。
あなたは起き上がれなくてみられなかったわね~」

冬至まで日の入りはどんどん早くなっていく。
もちろん、日の出、日の入りを記録している夫はそれ以来、気がつくと
夕日を眺めているようだ。