Yoshikoの『リビング』へようこそ

16年間脳梗塞後遺症の夫と101日間世界一周クルーズをした。その記録を「リビングを船に乗せて」として著す。

高齢者住宅

2011-12-09 | 介護生活
 介護のための施設はあちこちに建てられていて目に付くが,
いざ入所したいとなるとそれはそれは大変な事が山積みである。
一年以上も待たされるのも不思議ではないという。

やっと入居できたとしてもずっといるわけにはいかず、1~2年で追い出されるところもある。

我が夫は幸い3年以上老健に入っていて希望すれば其のままずっとはいっていられるはずで
あった。が、ひょんなことから体よく追い出されることになる。

あわてた私はほかの施設をとケアーマネージャーと相談。
一日の内に近くにできた高齢者用住宅を見学に行った。
とてもきれいで即入所出来ることになった。
 

そこに移動させようと車の手はずなど息子と連絡していた最中、
「あれ?住宅に一人で入ったとしても昼間は一人で置かなければならない。
今までの施設は多くの介護士がいて沢山の目があった。部屋もオープンシステムで
日中一人になることはない。しかし、高齢者住宅は一人住まいのマンションに
他ならない。

今までの施設では個室に入ってくれと言われ10万円以上アップになるはずで
あった。それに比べればこの高齢者住宅は少し安いかと金額のことばかり
考えていたが、真っ白なきれいな部屋に一人で置いておくのはどうしてもおかしい。
それにマンション入居と同じ、いや、それ以上に礼金敷金がかかる。
ざっと見積もって50万円は初めに必要になるのだ。

「介護の目」が行き届くという点から考えてそれでは家に引き取ってみようということに
なったのだ。

いまのところ、家の中で車いすと杖を使ってどうやら動けるのだが
長~い出口が全く見えないトンネルに入ったと言う感じがしている。