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「恋はみずいろ」や「オリーブの首飾り」で知られるフランスの作曲家ポール・モーリアの忌日

2007-11-03 | 人物
今日(11月3日)、「恋はみずいろ」や「オリーブの首飾り」で知られるフランスの作曲家ポール・モーリアの2006(平成18)年の忌日
昨・2006(平成18)年の今日(11月3日)、「恋はみずいろ」や「オリーブの首飾り」の編曲で知られるフランスのオーケストラ奏者ポール・モーリア(Paul Mauriat)が、南仏ペルピニャンの病院で逝去した日。81歳だった。
ポール・モーリアは、フランス南部マルセイユに生まれ、1941(昭和16)年にマルセイユ国立音楽院を卒業後、1952(昭和27)年にフランク・プゥルセルの後押しでバークレー・レコードと契約、スタジオ・ミュージシャンとして、クラブでの演奏を、更にはスタジオで色々な歌手のバックを勤めていたようだが、これが彼を後のオール・ラウンド・プレーヤーに育てたのだろうと言われている。
1959(昭和34)年にパリへ進出し、1960(昭和35)年、シャルル・アズナブールアルハンブラ劇場公演でオーケストラを指揮していたが、1965(昭和40)年には、フィリップス・レコードと契約を結び、自前の「ポール・モーリア・グランドオーケストラ」を結成した。
1968(昭和43)年に、もともとはアンドレ・ポップ作曲、ピエール・クール作詞の甘いラブ・バラードとして作られ、ヴィッキー・ランドロスという歌手によって歌われていた曲『恋はみずいろ』をイージーリスニング調に編曲したものが、世界的にヒット、全米ヒットチャートで連続5週トップを記録、これでグラミー賞を受賞した。かれは、当時すでに、作曲家編曲家指揮者、ピアニスト、チェンバロ奏者としてフランス音楽界では、知られていたようだが、この曲で一躍世界中にその名を知られることとなった。
バロック時代に栄えたチェンバロを現代によみがえらせたことで有名なこの名曲は私も大好きな曲の1つであるが、以下で以下で試聴できるよ。
おんがく日めくり | YAMAHA/ポール・モーリアの「恋はみずいろ」
http://www.yamaha.co.jp/himekuri/view.php?ymd=20000210
編曲されているが、以下でも聞ける。
恋はみずいろ(Dr.町田編曲MIDI)
http://www.geocities.jp/machi0822jp/koiwamizuiro.htm
そのほか『蒼いノクターン』『そよ風のメヌエット 』(彼自身による作曲)他、『エーゲ海の真珠』(アウグスト・アルゲロ 作曲 )『天使のセレナード』( ガエターノ・ブラーガ作曲 )『涙のトッカータ』(ガストン・ロランド 作曲 )など、自作は少ないが彼の編曲により素朴なイージーリスニング調の名演奏で世界中の人々の耳を楽しませてくれ、彼は、「イージーリスニング界の大御所」と呼ばれるようになる。この中の『蒼いノクターン』{『涙のトッカータ』はいい曲だよ。これも以下で聞けるよ。
Healing 蒼いノクターン
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/thwin/heal/h010.htm
MIDIの小部屋 ・(ロランド作曲 涙のトッカータ あり)
http://www.h4.dion.ne.jp/~oge.i.w/musictable.html
『恋はみずいろ』大ヒットの翌・1969(昭和44)年早速初来日して以来、1990(平成 2)年まで毎年来日。その後、1996(平成 8)年、1997(平成 9)年、1998(平成10)年と続けて3回来日し、約1,200回もの公演を行ったという。最後の来日となった1998(平成10)年のジャパンツアーを最後に指揮者を引退した。1995(平成 7)年の阪神・淡路大震災の際には、『カルテット・フォー・神戸』を作曲し、フランク・プゥルセル(バイオリン)、フランシス・レイ(アコーディオン)、レイモン・ルフェーブル(フルート)らと、チャリティーアルバムの制作を行うなど、日本と縁の深いアーティストであった。
この演奏は、以下で画像付きで聞けるよ。
びたみんAcco カルテット・フォー・神戸
http://foohta303.blog28.fc2.com/blog-entry-550.html
その後の「ポール・モーリア・グランド・オーケストラ」の公演はジル・ガンブス(2000年、2002年、2003年、2004年の計4回)、ジャン=ジャック・ジュスタフレ(2005年)を指揮者として行われた。
2006(平成18)年10月末、ポールは、フランス南部ペルピニャンの別荘に滞在中、体調不良を訴え検査入院したところ、急性白血病であることが判明。同年11月3日病院で逝去。6日に火葬にふされ天国へ旅立った。
「タラララララーン♪ タラララララ~ラ♪」というメロディーが流れてきたら、題名は知らなくても曲そのものは誰でも知ってるのではないかな。『オリーブの首飾り』。手品のバックミュージックとしても有名になった曲だが、この曲も原題は、「エル・ビンボ」(クロード・モルガン作曲)で、1974(昭和49)年にフランスのディスコナンバーとして大ヒットした後、ヨーロッパやアメリカでも流行したもをポール・モーリアがいち早く取り入れ、日本で演奏したのがそもそもの始まりで、国産ワインメーカー・メルシャンが1977(昭和52年)にテレビのCMソングとして使ったため、広く知れ渡った。私にとっても懐かしい曲で、丁度この曲が流行った頃は、私もまだ若かったので、バーなどでよく飲んでいたが神戸・三宮のバーでこの曲をよく聴いたものだ。彼を懐かしんでこの曲も聴いてみようかな。
オリーブの首飾り 
http://www.momo-mid.com/mu_title/el_bimbo.htm
振り返ってみると彼自身の曲は少ないが、他の人の書いた曲に華麗なアレンジを施し、そのメロディを際立たせる能力はずば抜けていたようだね。
(画像はコレクションのチラシより、1988年11月22日京都会館第1ホールでの「ポール・モーリア さよなら公演」のチラシ。 )
参考:
ポール・モーリア - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%83%AA%E3%82%A2
ポール・モーリア - goo 音楽
http://music.goo.ne.jp/artist/ARTLISD13636/index.html
おんがく日めくり | YAMAHA/ポール・モーリアの「恋はみずいろ」
http://www.yamaha.co.jp/himekuri/view.php?ymd=20000210
恋はみずいろ(Dr.町田編曲MIDI)
http://www.geocities.jp/machi0822jp/koiwamizuiro.htm
Healing 蒼いノクターン
http://www.alpha-net.ne.jp/users2/thwin/heal/h010.htm
MIDIの小部屋 ・ロランド作曲 涙のトッカータ( あり)
http://www.h4.dion.ne.jp/~oge.i.w/musictable.html
山の音楽(MIDI)アルバム
http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mount_midi.htm
びたみんAcco カルテット・フォー・神戸
http://foohta303.blog28.fc2.com/blog-entry-550.html
ディスコ - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%B3
ポールモーリアの世界 /集曲一覧
http://www.u-canclub.jp/paul/list.html
Paul Mauriat Official Fan Club
http://www.pluto.dti.ne.jp/~pmclub/



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