街を出るための資金が必要なロッキーは、恋人マニー、友人アレックスと共に、大金を持っているといううわさの目の見えない老人(元軍人)
の家に忍び込む。だが、老人(スティーヴン・ラング)は、驚異的な聴覚を武器に彼らを追い詰める。明かりを消され屋敷に閉じ込められた
若者たちは、息を殺して脱出を図るが・・・題名が「息を殺せ」ふ~ん・・・死霊のはらわたの監督と言うから、スプラッター作品かと思って
観に行ったのですが(ちゃんとパンフ読んでけって!)「因みに館で予告は無かったので・・・」
もう誰も住んでない過疎化された地域にあるアメリカらしい大きな家に、住宅街を過疎化させてしまうくらいの強い怨念を持った幽霊が出て
くるんだろうな~と勝手に思い込んでたらホラー映画じゃなかった!と言う事実・・・・
盲目の元軍人とのバトル映画!盲目といっても元軍人、間合いに入れば瞬殺される。音を頼りに行動する老人から、音を立てずに逃げる
主人公。目の前にいるのに気付かない老人を息を殺していやりすごす、というアイデアが斬新で、ドントブリーズ(息を殺せ)のタイトル
よろしく、見てるこっちまで息が止まりそうでした。強敵がいる閉じ込められた家からの脱出という、使い古された設定ながらワンアイデア
で、全く異質な雰囲気を出しているのは素晴らしいと思います。
20年に一本の恐怖映画は言い過ぎかな?でもスティーブン・ラングが演じる盲目の老人は強くて少し変態で・・・・ ☆☆☆