信州諏訪発気まぐれ親父のブログ

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破門ふたりのヤクビョーガミ

2017-02-09 12:06:30 | 映画

建設現場での暴力団対策の仕事を通じてヤクザの桑原保彦(佐々木蔵之介)と知り合った建設コンサルタントの二宮啓之(横山裕)は、ある日桑原の

いる二蝶会に映画製作企画を仲介する。しかし企画を持ち込んだ映画プロデューサーの小清水(橋爪功)は、二蝶会が用意した出資金を持ったまま

姿をくらます。桑原は二宮を巻き込んで小清水を追い、関西からマカオまで資金回収に奔走するが・・・・ 多分お笑いだろうな~と期待して

実際に見てみると面白いとこもありつつヤクザらしいハードボイルドな感じな映画でしたね。 桑原と二宮をはじめとする関西弁での掛け合いが心地よく

テンポがいい映画でした。さすが関西出身の二人が主演をやっているからか方言もなかなかに聞きやすかった。そして二人とも役がどハマりでした。

やはり特筆すべきなのは、桑原と二宮の言葉の掛け合いでは無いでしょうか?ああ言えばこう言う、そして関西弁。まるで漫才のようなやり取りは、

見ていて面白かった。更にいつも逆の刑事役が多い蔵之介さんのヤクザ役が意外にハマっててビックリ。目を見開くくらいの怖い表情も流石役者!!

横山さんもあまり違和感がないくらい、二宮という役にハマっていた。バラエティー番組とかで見て、しゃべり上手で口が達者ですから、あまり違和感が

無かったのかも?ただ、全体的に少し聞きづらいところもあった様な気がしたのですが・・・極道特有の巻き舌口調を演技しているからでしょうか?

また、二宮のぐーたらっぷりがよーく伝わった映画だった(笑)桑原のことは嫌いだけど、自分の生活のためには頼らざるを得ない・・・という感じでしょうか?

見ていてどうしようもない男だけど、所々、正義感が感じられる場面もあったため、何とも言えないですがね。。。

 特に、二宮と母親のシーンは必見です。

                           桑原と二宮がいる世界をまた見たいと思うので、続編を期待しています。 ★★★☆