現代フラメンコ界において、その名をとどろかせているダンサーのサラ・バラス。彼女が、パコ・デ・ルシアら6人のフラメンコの
巨匠にささげる新作公演「ボセス フラメンコ組曲」を完成させ、フランス、アメリカ、日本など世界を股に掛けたツアーが行われる
ことになった。カメラは初演までの3週間とツアーに密着するドキュメンタリー映画
ツアーの全貌がわかる内容になって居ました。ニューヨーク公演におけるサックスとのコラボは見ごたえがありました。ジャズと
フラメンコ違う様でサラが語っていたように情熱と気持ちを伝える事には共通点があったのですね…納得です
彼女にとっての日本、とりわけ、新宿エルフラメンコとの関わりについて詳しく取り上げられていて、この点もとても興味深かったです。
ですが・・・舞台の場面だけでもよかったぐらいです。ドキュメンタリーの部分は「プロフェッショナルの仕事」のような感じでした
多分此れがフラメンコをお好きな方やご自身でやって居る方は観方も変わるのでしょうが・・・以前見た「中島みゆき」さんの『一会』
の様に個人的に興味の深い方には素晴らしいドキュメンタリー映画だと思います
舞台のシーンが魅力的だっただけに感想が辛口になってしまいました。 ☆☆☆