はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

伊藤詩織さん勝訴

2019年12月18日 | 日々の出来事

2019/12/18

 

伊藤詩織さん裁判の勝訴。

望月衣塑子さんの「新聞記者」の映画やドキュメンタリーの中にも伊藤さんのことは取り上げられていました。海外でも話題になっていた事件です。

経過を知るにつけ、明らかにおかしい話なので真実がきちんと認められればいいのにと思っていました。

【12月18日 AFP】ジャーナリストの伊藤詩織(Shiori Ito)氏が元TBSワシントン支局長の山口敬之(Noriyuki Yamaguchi)氏にレイプされたとして損害賠償を求めていた裁判で、東京地裁は18日、山口氏に330万円の支払いを命じる判決を下した。


伊藤詩織さんの事件は、日本でもMeToo問題が取り上げられるようになったころ、伊藤さんが自分の名前と顔を出して、性被害を名乗り出たもの。

2016年に伊藤さんは被害届を出し、立件の方向で動いていたのに、嫌疑不十分として逮捕直前に取り下げられた。訴えられた元TBSワシントン支局長の山口敬之は、安倍首相と親しく、安倍応援団と言われていた。官邸がもみ消しをはかったといわれている事件。

週刊新潮によれば、

(逮捕)中止の命令は、当時の警視庁刑事部長で現・警察庁ナンバー3・官房長の中村格氏によるもので、彼自身、「(逮捕は必要ないと)私が決裁した」と週刊新潮の取材で認めている通りである。中村氏は菅義偉官房長官の秘書官を長らく務め、その絶大な信頼を得てきた。〉

伊藤さんが顔と名前をマスコミに公表して闘っていくのはずいぶん勇気が必要だったことと思う。

いろいろなことを言わて傷ついてきたに違いない。伊藤さんの中に、絶対に退かないという覚悟を見ました。支える応援団もたくさんいました。伊藤さんは自分だけではなく、他の被害者のためにも頑張ってきたと思います。

この問題が大きく取り上げられることにより、不起訴になった山口はすでに社会的制裁を受けているとは思いました。しかし、今回こうしてきちんと認められたのは、当たり前のことが当たり前として通ったということです。

伊藤さんもこれで一区切りついたと涙を流されていましたね。心の傷は消えないけれど、一歩前進できることと思います。

 

 

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