はちみつと青い花 No.2

飛び去っていく毎日の記録。

小さな水槽の変遷

2023年04月20日 | アクアリウム
2023/04/20



うちには、2021年の7月に作った
円筒形の水草水槽があります。





この水槽を作ったのは
1匹のレッドテトラのためでした。


このテトラはもともと
その前からあった四角い水槽で飼っていた
12匹のレッドテトラのうちの1匹でした。




四角い水槽にレッドテトラを入れたのは
2018年9月のことです。

ところが1年半ほど過ぎて
この水槽に緑の藻のようなコケが
大量発生してしまいました。

ガラスに付いたコケはこすって取れますが
ほかの水草の葉に付いたものは
ブラシでこすっても取れないという
やっかいものでした。

それで取りきれずに放置していたら
12匹のレッドテトラは次々にいなくなってしまい
たった1匹生き残っていたのが
このテトラでした。


コケだらけの四角い水槽は
すべて中味を取り出して洗って
それとは別に
小さな円筒形の水草水槽を作って
テトラを入れてやりました。




この水槽には
石巻貝と2匹のヤマトヌマエビという
生き残った仲間が一緒でした。


ある日、ヤマトヌマエビは
新しく買った水草についてきたらしい
モノアラガイという肉食の貝に
食べられてしまいました。



現場を見ているレッドテトラ



弱肉強食の世界が小さな水槽の中でも
くり広げられていました。

これ以上食べられては困るので
モノアラガイは水槽から取り出しました。



そして昨年、3年生きていた石巻貝が
いなくなると
テトラが人を怖がるようになりました。

今まで、人が近づくと
水面にあがってきて餌をねだっていたのに
人が近づくと隠れるようになりました。

これは不思議ですね。

石巻貝がいなくなったことと
なにか関係しているのでしょうか。

食べない餌はいつまでも水面に浮かせておくと
水が汚れて、コケの原因になりますから
餌もやらなくなりました。

でも水草を食べていたのか
ずっと生き続けていました。

最近は魚ながらも
いかにも年老いた感じでした。
じっとしていることが増えました。


10日前の朝
レッドテトラが底に横たわっていました。
ついに寿命が尽きたのです。



このテトラは5年くらい
生きたのではないかしら。

レッドテトラの寿命は3∼5年といいますから
まあ長生きのほうだったのでしょう。
1匹だけでよく生きていたと思います。


それ以来
ときどきふっと水槽に目をやると
赤いテトラがいなくなって
なんとなく物足りなさを感じます。


今日、水槽からすっかり底砂など取り出して
ピカピカに洗いました。




からっぽになった水槽を見ながら
これからどうしようかと考えています。

2008年9月に初めての水槽を作ってから
もう14年半になります。

また気が向いて何か飼うことがあるのかな。
それとも
これで本当に水槽じまいにしてしまうのかな。





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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (marinmaron1533)
2023-04-20 17:43:05
こんにちは。
レッドテトラちゃん、長生きしましたね。
水槽をめぐる一つの物語を読んでいるようで引き込まれました。突然人を怖がるようになったのは不思議ですね。
小さな世界のように見えますが、水の中の生き物たちにもそれぞれにドラマチックな展開があるのですね。
返信する
Unknown (yoshieri)
2023-04-20 19:09:52
marinmaron1533さん

たわいのない話を読んでくださって、ありがとうございます。
ハル君ほどの話題性はないですが(笑)
そう、石巻貝が死んだ翌日から、人を怖がって隠れるようになったことは不思議でしたね。
脳ミソはそれほどないと思いますから、本能的に何かを感じたんでしょうかね。

小さな魚なので、手間もかからないのですが、いなくなるとなんとなく寂しいのです。
やっぱり生き物はおもしろいですね
返信する

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