2021/05/05
今日はこどもの日。
午前中から雨が降り出しました。こんな日は家にいるに限ります。
ヤマザキマリさんの『世界逍遥録』(JAL BOOKS , KADOKAWA 2021年3月発行)を読みました。
JALグループ機内誌『SKYWARD』に2018年5月号~2020年10月号に掲載された30編を収録した本です。
ひとつの土地の紹介は、見開き2ページのそれほど長くない文章とマリさんのイラストが載っています。イラストもすごく素敵なんです。
コロナ禍で、海外旅行はおろか国内旅行もそうそう出かけられない昨今、旅した気分になります。というより、コロナが収束したら行ってみたいと思う場所が増えました。
私は本を読むときは、パソコンの前で読むのです。わからない単語など出てきたときパソコンで調べるのですが、この本はGoogle Earthを立ち上げて、本に出てくる場所を確認しながら読みました。
そうすると、実際の街が画面に出て臨場感がこの上ない。
Google Earthのほうがおもしろくなって、遺跡を全方向から見たり、ストリートビューで街の通りを眺めたりと、本を読んでいるんだかパソコンを見てるのか、わからなくなります。
そうして、半分行った気になるのです。
当地の名物料理も時々出てくるのですが、パソコンで画像を見ます。
例えば、これはスペイン・アンダルシア地方、コルドバで食べたフラメンキンというロールカツ。おなかがすいて泣きそうになった息子さんが、目を輝かせて食べた生ハムとゆで卵の長い棒状コロッケです。
(画像お借りしています)
多分、こういうものかと。
こうして遠い国の知らない料理を知ることになります。調べると、何でも出てくるので楽しいですね。
それにしても、マリさんは、いろんなところに行っているんだなあと驚きます。
旅はワクワクと楽しいものだけど、それだけでもない。移動が長くて疲れたり、困ったことが起こらないとも限らないのが旅。
だから旅上手な人は、人間力が高いと私は思っています。
情報収集力、語学力、判断力、交渉術、適応力、体力が必要なんです。お金もね。
JALグループ機内誌『SKYWARD』はネットでも読めます。↓
https://skywardplus.jal.co.jp/story/mariyamazaki/losangeles_grandfather/
マリさんの逍遥録の続きが読めます。