福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

竹島問題と高等戦術

2009年12月27日 |   〇竹島問題等


△韓国連合ニュースの報道画像より(12月26日)

日本政府が25日、高校地歴分野の改定学習指導要領解説書の
内容を公表した。

日本では、おそらく現場の地理の教師でさえ大した関心も持って
いないこの解説書での竹島問題の扱いに、韓国社会は非常に
大きな関心の目を向けている。

過剰なる関心と言ってもよい。


△12月26日現在、ネイバーニュースが「今日の関心事」として扱う
解説書・竹島関連記事は61件(ネイバーニュース・メインページより)

韓国政府は、日本の文部科学大臣の記者会見での竹島関連
発言に対し、すでに遺憾の意を表明した。

・・ ・・

■‘고단수’ 일본…‘다케시마’ 표현없이 독도 영유권 주장
高等戦術」の日本...「竹島」抜きで独島(竹島)領有権主張
(ハンギョレ新聞 12月26日)

・・ ・・

「ヲタク」が読むに、現在のところ、韓国メディアの主要な
論調は、上のハンギョレ新聞の記事の見出しにあるように、
中学校段階の学習指導要領解説書にあった「竹島」の
表記が高校段階ではなかったことを評価するよりも、
日本政府が竹島領有権を主張し続けることを批判することに
強い力点が置かれている。

竹島問題をめぐる韓国的状況からすれば、当然の反応だろう。

ただし、日本政府の「高等戦術」が功を奏してか、現在の
ところ、いわゆる「反日世論」で韓国社会が沸騰する気配
までは見えない。

ところで、「ヲタク」は、今回の高校学習指導要領解説書
問題に接しながら、あらためて考えた。

「独島は韓国領」の旗の下、韓国社会が官民一体となって
進めているプロパガンダ的教育や全体主義的メディア報道の
状況に対し、いくら日本人が「竹島は日本の固有領土」なる
プロパガンダで対抗したところで、韓国社会の強烈な情念や
狂気を刺激することはあっても、この問題の本質的解決には
全くつながらないことは目に見えている。

そもそも、外交であろうが教育であろうが、プロパガンダに
プロパガンダで対抗するのは愚の骨頂だ。

だからこそ、「ヲタク」は、日本社会における竹島問題に関する
関心を広げ、同時に、韓国社会が竹島問題の本質に目を向ける
ことを促す意味でも、まず、日本の地図表記のあり方を改めて
いくことを提唱するのだ。

ここで「ヲタク」が言う、竹島問題の本質とその解決とは、韓国
社会に充満する非合理な「独島(竹島)ナショナリズム」とその
解消、ないしは最小化である。


現状のYahoo!JAPAN地図

今回、「ヲタク」は、そうした「ヲタク」なりの考え方を再確認する
意味で、Yahoo!JAPAN地図の表記を改めてみた。


△竹島より大きい「チュク島」。南北7~800mの規模。
(グーグルマップより)

改定のポイントは、例によって、韓国人もよく知らされて
いない鬱陵島の付属島「チュク島(竹島)」を書き加え、
同島周辺の地理をより正確に表記することにある。


「ヲタク」が提唱する竹島周辺の地図表記

どれくらい時間がかかるかは予想できない。

しかし、この地図表記の改定こそが、竹島問題の本質的
解決に向け、現在、「ヲタク」が考え得る最も効果的な
「高等戦術」だと言える。

なお、「ヲタク」が、こうした地図表記の改定がこの問題の
本質的解決につながると考える理由については、以下の
過去記事などを参考にしていただきたい。

・「
竹島は韓国人の小指?

・「
竹嶼と日系韓国人教授

 


△「また、評論家気どりか








△「私は硬派なヲタクさんが好きです・・・




(終わり)


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