福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

韓国映画と老人の恋

2018年10月11日 |  〇映画・映画音楽

그대를 사랑합니다  「拝啓、愛しています」 2011年  〇〇---
(454)



2011年、160万を超える観客を動員した異色のラブロマンス。

ソウルの坂の町に暮らす2人の老人の恋物語を中心に、彼らの周囲に
生きる人々との交流と別れを暖かい視線で描いた映画。


△老人だって恋もすればデートもする(映画より)

ただし、廃紙回収をしながら生計を立てている老女は、無戸籍(福祉
サービスの埒外)で文字の読み書きが不自由な独居老人。

慶尚道方言を話す、主人公老人の友人は、痴ほう症にかかった妻を
介護しながら駐車場の管理人を務めるなど、登場人物らが直面する
現実は、実に深刻なものだった。

特に終盤、友人が、末期がんを宣告された認知症の妻と手をつないで
練炭自殺する場面は、あまりにも痛々しかった。

韓国社会の高齢化問題は、日本人の中高年「ヲタク」にとっても、
決して他人事とは思えなかった。



(終わり)



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