2015年夏のお盆前、プサンに里帰りしていた妻が娘2人を
連れ博多港国際ターミナルに帰って来た。
3人を出迎えに行った「ヲタク」は、例によってターミナルを
散策しながら、記念に写真を撮ってきた。
ここでは、いくつかの小さな新発見を中心に記録する。
■円形貼り薬と「休足時間」
ターミナルの2階には、主に韓国人観光客を目当てにした
薬局がある。
今回、この薬局が目玉にしている、韓国人に人気の日本の医薬品に
ついて知ることができた。
実際に店に入って店員に聞いた話ではないが、看板を見て参考にしたのだ。
看板には、例えば캬베진(キャベジン)や오타이산
(太田胃酸)、정로환(正露丸)、구심(救心)、아이봉
(アイボン)などの製品名がある。
わかりにくかったのは동전파스と휴족시간。
ネットで調べてみると、前者は主に「ロイヒつぼ膏」を指す
円形の貼り薬のこと。そして、後者は「足すっきりシート
休足時間」のことだ。この二つとも、現在、韓国で静かなブームに
なっているようだ。
■ターミナルで韓国料理
ターミナルの1階には韓国料理の店もある。
軽食が中心だが、お酒も飲めるし、けっこう本格的だ。
予約すれば、夜の宴会も可能だとのこと。
■おかしな韓国語
有田焼などの陶磁器をメインにした土産物店の店頭で、おかしな
韓国語を発見し、しばし解釈に時間がかかった。
どうやら、「일본에서 마지막 할인매장(日本で最後のディスカウント
売り場)」と書きたかったようだ。
■ピースボートとビートル
その日、国際ターミナルではピースボートの船内見学会が開かれていた。
いつもは中国のクルーズ船が停泊している場所には、ピースボートで
使われているオーシャンドリーム号が停泊していた。
「ヲタク」は小さな自己満足のため、オーシャンドリーム号と、妻らを
乗せ博多港に入港するビートル号のツーショットを撮影すべく、
アングルまで決め、待ちかまえていたのだが、不覚にも、その瞬間を
取り逃がしてしまった。
気がついた時には、すでにビートルは専用の船着き場に
停泊し、乗客を降ろした後だった。
その日は、悪天候の影響でビートルの入港が遅れたのだが、聞かされ
ていた20分遅れの予定よりかなり早めに入港したことがアダと
なったのだ。
(終わり)
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2011年夏のプサン訪問で、「ヲタク」親子が博多港を出発した日、
あいにく台風9号が黄海を北上中だった。
△某大学の学生らの団体
その日、団体客を中心にターミナルは大賑わいだったが、「ヲタク」は
気が気ではなかった。
△当日、フェリーの「ニューかめりあ」は予約で満席
今回、「ヲタク」親子が利用した船便は、高速だけれども小型のビートル号。
△東日本大震災(2011・03)の募金箱
心配性の「ヲタク」は、実は、出発の2、3日前から、台風の影響で
ビートルが欠航するのではないかと、やきもきしていた。
△ビートル号のチェックインカウンター
また、もし出港できても、途中で引き返すことになったり、船が激しく
揺れたりすることになるかもしれない・・・。
△当日の波はやや高め
しかし、さいわいなことに、「ヲタク」の心配は全くの杞憂(きゆう)に
終わった。
黄海を北上した台風9号も、対馬海峡の対馬より東側の海域(日韓
航路)にまでは大きな影響を与えることはなく、ビートルも無事
出港し、航海中、船体もほとんど揺れなかった。
(終わり)
△ビートル号
2009年夏、プサンから帰国する「ヲタク」と長男が乗った船は、
JR九州の高速船「ビートル号」だった。
「ヲタク」と長男は、ビートル号の進行方向に向かって、1階
右側の窓際に座った。
△対馬
出航後1時間ほどすると、窓越しに対馬が見えた。
△謎の小島
そして、さらに1時間半ほど走ると、今度は小さな島影が見えた。
以前も何度か目にしていた島だが、「ヲタク」は、その小島に
ついて確かなことは何も知らないままだった。
△ビートル号の航路図(JR九州HPより)
そこで、帰国後、いろいろ調べてみると、その島の名前が
「小呂島(おろのしま)」であることがわかった。
生まれてこのかた40年以上も福岡県に住んでいながら、
初めて聞く島の名前だった。
実にささいなことではあるが、確かな知識を得ることは気持ちの
いいことだ。
2009年夏のプサン訪問記の最後を、この小さな福岡発見で
締めくくることにする。
(終わり)
参加カテゴリ:地域情報(アジア)

△カメリアの側面デッキ

△博多ベイサイドプレイス

△福岡タワーが遠くに見える
出港前のカメリア号のデッキから、博多港の様子を眺めて
いると、偶然、着岸するコビー号の姿が目に入ってきた。
コビー号は韓国のジェットホイール式高速船だ。現在、日本側の
ビートル号と共同ダイヤで運航している。
つくづく眺めてみると、やはりビートル号とは船型がかなり
違っている。
記念に写真に収めてみた。

△着岸前の元祖コビー号
<追記>
正確に言えば、写真の元祖コビー号(1隻)以外に、現在、
コビー3号、5号の2隻の新型コビー号が就航中だ。
コビー3号、5号についてはビートルと船型の非常によく似た
高速船となっている。

△コビーⅢ号(未来高速HP)

△ビートル号(JR九州HP)
(終わり)
△ビートルの船内風景。ほぼ満席。
8月1日、「ヲタク」は博多港から高速船「ビートル」に乗り込み、
一足先に海峡を渡った家族の待つプサンへと向かった。
その日は天候にも恵まれ、いつになく快適な約3時間の船旅を
楽しんだ。さいわい、くじらや流木に遭遇する事もなかった。
△ビートル号から見た対馬(1)
途中、凪いだ大海原の向こうに対馬が見えてきた。
快晴の日には、対馬海峡を疾走するビートル号から対馬が
はっきり見える。
△ビートル号から見た対馬(2)
写真は、ともにビートル号の船首側に設けられた売店横の
大窓越しに撮影したものである。
くじら事故の後遺症(?)なのだろう。
対馬を眺めていた「ヲタク」は、乗務員から座席にもどるよう、
注意されてしまった。
プサンに無事到着した後、「ヲタク」はすぐにターミナル内の
プサン銀行で幾ばくかの円をウォンに換えた。
100円が815ウォン。
1週間前に比べ、若干、円が上昇していたのが救い(?)であった。
(終わり) 参加カテゴリ:地域情報(アジア)/語学・英会話
△タラップが降ろされる高速船「ビートル号」
6泊7日の韓国(プサン)訪問を終え、「ヲタク」は今日、日本に
帰国した。妻と子どもは盆前までプサンにある妻の実家に
居すわる予定なので、今日は「ヲタク」1人での帰国となった。
乗務員の話によると今日「ヲタク」が乗った高速船は、ほぼ満席
状態であったが、日本人乗客は男性客のみ、たったの5名だった
とのこと。
「ヲタク」はその貴重な日本人乗客の内の1名だったのであった。
△「手続きカウンター案内」:「ヲタク」の乗った便は13:00発の便
韓国人乗船客は、夏休みも手伝ってか、20代前後の若者が
多かった。
△船内風景
「イエスサマワ、アナッタオ、アイシッテイマス」
「・・・アナッタオ、アイシッテマス!」
「・・・・アイシッテマス~」
「イエスサマノコットオ、シッテクダサイ」
キリスト教会の青年団体が日本宣教活動にでも出かけるのか、
「ヲタク」には滑稽としか思えない日本語のフレーズが時折、
後ろの方の座席から聞こえてきた。
声の主は1人の青年であったが、2、3種類のフレーズを繰り返し
繰り返し練習していた。
「ヲタク」は苦笑するしかなかった。
△ビートルの船中で写した読売新聞
一方、船中で「ヲタク」が手にした読売新聞には、まるで「ヲタク」の
帰国を待っていたかのように(?)、日韓両国で実施された
日韓関係をめぐるアンケート調査の結果が報じられていた。
読売の報じた「日本における『親韓』ムードの冷え込み」は、
「ヲタク」が乗船した高速船の日本人客5名という現実にも
現れていたのかもしれない。
何はともあれ、「ヲタク」は無事帰国した。
△博多港国際ターミナル近くの駐車場(徒歩約5分)
なお、今回の駐車料金は、6泊7日で計4900円也。
(終わり) 参加カテゴリ:地域情報(アジア)/語学・英会話