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福岡発 コリアフリークなBlog

韓国や韓国語に関するオタクの雑学メモ。韓国映画はネタバレあり。 Since 2005/9.14

刑事ならチャジャン麺

2024年09月26日 |  ┣銀幕のチャジャン
刑期を終えた3人の青年たちが再審無罪を勝ち取った実際の強盗殺人事件を
モチーフに描かれた韓国映画「少年たち」(作品番号1946)。


△事件現場における刑事2人の昼食をめぐる会話の中に

この映画を再鑑賞する中で、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)に関連するシーンに出くわした。1度目の鑑賞では、
聞き逃していたか、あるいは、ボツにした可能性もある、実に些細な
セリフだった。

ブログ主自身、韓国の刑事物映画では、登場人物たちがチャジャン麺を
口にする頻度が非常に高い、という印象を持っているが、このセリフは、
口にする前の段階で発せられた言葉だ。(※この後、刑事たちがチャジャン
麺を食べるシーンは登場しないので、彼らが実際にチャジャン麺を食べた
のかどうか、については不明。)

なお、セリフにある「짱깨」という言葉は、主にチャジャン麺やチャンポン
などの中華料理を意味するが、中華料理店の店員を指して使われる場合も
ある俗語だ。


(終わり)

ボケたチャジャン麺

2024年09月22日 |  ┣銀幕のチャジャン
행복의 나라 「幸福の国」 〇〇---
(2114)



2024年に公開された現代史ドラマ。

朴正熙暗殺事件(参考:ウィキ)で、主犯(情報部長官)の随行秘書官
として共犯の罪に問われ刑死した陸軍大佐と、彼の弁護を担当した弁護士の
2人を主人公に展開される現代史ドラマ。


△出前の中華で食事する弁護人団

この映画では、弁護人団の事務所での食事シーンに、ブログ主こだわりの
チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)が登場した。


△緑色の浅めの皿はチャジャン麺、深めの皿はチャンポン

ただし、大人数での食事シーンであるにもかかわらず、チャジャン麺
そのものに焦点が当たる瞬間は、ただの1度もなかった。


△唯一映ったチャジャン麺はボケていた

唯一、弁護士の1人がチャジャン麺を口に運ぶシーンが写り込むカットは
あったが、チャジャン麺はボケていた。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

たとえ、ピントを合わせてもらえなくても、特有の存在感をきちっと発揮
するのがチャジャン麺なのである。

(終わり)

客を取らない町中華

2024年09月18日 |  ┣銀幕のチャジャン
■ 한 표  「一票」 〇----
(2112)


△検閲によりアクセスが禁じられたウェブサイト<朝鮮人民通信>

2021年に公開されたインディーズ系の短編映画。近未来の韓国を舞台に、
選挙を通じ北朝鮮に平和統一(吸収合併)された社会に起きる変化を、
「反共的」な視点で描いたブラックコメディ。(参考:韓国語ナムウィキ


△掃除をする新入店員と、全くやる気のない無気力な先輩店員2人

この作品では、チャジャン麺屋でありながら、チャジャン麺を出さず、
さらに客を追い返す店が登場した。


△酢豚、チャンポン、チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)のメニュー

利益は全て党に取られる上に、働いても働かなくても、国家から同じ配給
(「不十分」な食料)を受けて生活できるので、商売に全く熱が入らない
のである。

それにしても、チャジャン麺屋でありながら、チャジャン麺を食べに来た
客を追い返す店まであるとは・・。

あくまで映画の中での作り話とは言え、チャジャン麺ウォッチャーを自認
するブログ主も、すっかり意表を突かれたシーンであった。


(終わり)

韓国の武道実務官

2024年09月16日 |  ┣銀幕のチャジャン
무도실무관  「武道実務官」 〇〇〇--
(2110)



2024年に公開されたアクション映画。

柔道3段、剣道3段、テコンドー3段の青年が、ひょんなきっかけで
「武道実務官」の職に就き、極悪再犯者相手に大活躍する物語。

電子足輪をつけた凶悪前科者の再犯を未然に防止するため、電子足輪
装着者専門の保護観察官とペアを組み、必要な場合には観察対象者、あるいは
再犯者を物理的な力で制圧する「武道実務官」は、韓国に実在する職業。

なかなか見ごたえのあるアクション映画だった。


△観察対象者から電話を拒否されるシーン

なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が台詞で1度、食後の食器として1度、登場した。


△逃走中の再犯者らが旅館で取ったチャジャン麺の食後の食器

こうした些細なシーンも見逃さないのが、チャジャン麺ウォッチャーの
チャジャン麺ウォッチャーたる所以(ゆえん)なのである。

(終わり)

トラクターに乗る主人公

2024年09月14日 |  ┣銀幕のチャジャン
풍기   「豊基」 〇〇〇〇-
(2109)



2024年に公開された家族ドラマ。

脱サラした中年男性が家族(妻と子ども2人)を連れ慶尚北道栄州市
(参考:ウィキペディア)豊基村に移住し、高麗人参農家として成功を
おさめるまでの起伏に富んだ道程をコミカルに描いた作品。

豊基村は実在の村で、韓国一の高麗人参の産地。


△トラクターを操縦する主人公とおやつを届けに来た妻

なかなか見ごたえのある楽しい映画だった。



なお、この映画には、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、1度だけ登場した。



村のならず者3人が、事務所で悪だくみをするシーンだった。結局、
チャジャン麺好きのこの3人も主人公の事業を助けることになったのは、
救いだった。

(終わり)

コンビニにも出前

2024年08月30日 |  ┣銀幕のチャジャン
은하수   「天の川」 〇〇〇--
(2104)



2024年に公開されたインディーズ系のドラマ映画。

「天の川」という名のバンドを組む男性2人、女性1人の3人組が繰り広げる
癒し系のドラマ。ある誤解から売り飛ばされてしまったギターの行方を
追う中で、3人は男子高生の告白ソングを手伝うはめになるかと思えば、
子どもができたことを機にヤクザな道から足を洗った男に子どもの誕生祝の
曲を作ってあげることにもなった。

そして、最後に無事、ギターを取り戻した3人組は、人の心に響く歌の
歌える、真の音楽グループへと脱皮していく。

なかなか見ごたえのある楽しい映画だった。

なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、セリフとして1度だけ登場した。


△店長は「注文しておくからね」と言い残し、画面から姿を消した。

グループの女性が、関係が悪化していたバイト先の店長と気持ちよく
和解できた時のシーンだった。映画には、2人が実際にチャジャン麺を
食べるシーンは登場しなかったが、ブログ主の脳裏で容易に想像できる
シーンだった。

おそらく、イートインのテーブルにでも腰かけて食べたのだろう。

(終わり)

万引き少女と四川チャパ

2024年08月14日 |  ┣銀幕のチャジャン
매트 「マット」 〇----
(2095)



2023年に公開されたキリスト教映画。

人生に行き詰まったり、失敗した牧師や刑事、ヤクザ、高校生ら7人が、
教会の1室のような脱出不可能な空間に閉じ込められ、神を信じ真に
悔い改めることによってのみ、人生を生きなおす2度目のチャンスが
与えられる、という展開の物語。

例によってブログ主の趣向には全く合わない映画だったが、韓国語の
聞き取り学習と割り切り、最後まで鑑賞させてもらった。

なお、この映画にはブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)に関連するシーンが、1度だけ登場した。



登場人物の女子高生が、いじめっ子グループに強要され、コンビニで
パンを万引きするシーンだった。



その時、画面の前面に陳列してあった商品が、他でもない、「四川チャパ
ゲティ」だったのだ。


△農心の即席めん「四川チャパゲティ」

「四川チャパゲティ」とは、インスタントの辛口チャジャン麺のこと。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国では、そのユビキタス(いつでもどこでも)な性質ゆえに、頻繁に
映画にも写り込んでしまうのがチャジャン麺なのである。


(終わり)

中途半端な中華のお椀

2024年08月09日 |  ┣銀幕のチャジャン
늦더위   「残暑」  〇〇〇--
(2092)



2024年に公開されたインディーズ系の青年期ドラマ。

ソウルの園芸センターでアルバイトをしながら公務員試験の勉強を続けて
いる30過ぎの青年が、センターの社長から、浪人生活に区切りをつけ、
センターの正社員にならないかと誘いを受ける。

青年は返事を先延ばしにしたまま、ふらっと1人旅に出かけ、いろいろと
寄り道をしながら故郷の清州忠清北道)を目指す。久しぶりに再会する
軍隊時代の後輩や中学時代の同級生たちは、それぞれが皆、年齢相応の
大人として社会生活を送っていた。

映画は、旅を終え、ソウルの半地下アパートに戻った青年が、殺風景な
アパートの窓際に小さな鉢を置き、培養土に水を含ませるシーンで終わる。
これは、園芸センターへの就職の決断を暗示していたのかもしれない。

そこそこ見ごたえのある映画だった。

なお、この映画には、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)は登場しなかった。


△明確に登場したのは、エビチリ、チンタオビール、コーラ

ただし、青年が軍隊時代の後輩から中華料理店で夕食とお酒(チンタオ
ビール)を振舞ってもらったシーンに、気になるお椀は登場した。


△ブログ主は、料理の分からないお椀が大嫌いである。

青年の前に置かれたお椀に入っていた料理は不明だが、ブログ主は、料理が
チャジャン麺であった可能性は非常に高い、と見ている。


(終わり)

機長の冗談と中華二品

2024年08月02日 |  ┣銀幕のチャジャン
롤러코스터 「ジェットコースター」 〇〇〇〇〇
(2089)



2013年に公開されたブラックコメディ。

韓流スターや心臓の悪い航空会社オーナーを乗せた羽田発金浦(キンポ)
空港行きの旅客機が台風に見舞われ、金浦空港に着陸できなくなる。
旅客機は、仁川空港にも着陸できず、結局、済州島を経由し、何とか無事、
金浦空港にたどり着く。この映画は、その間、機内で繰り広げられる
ドタバタ劇を描いている。

見る者をグイグイとスクリーンに引き込む力のある、笑えないけど笑って
しまう、実に可笑しいコメディ映画だった。

なお、この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が、1度だけセリフで登場した。


△乗務員室に機長からイタズラ電話がかかる

「こっちはチャンポン1つ、チャジャン麺1つ。」

旅客機の機長が、仕事中の乗務員に対し、大人気ないイタズラ電話をかける
シーンだった。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画の中で、時には、観客の笑いのツボを、思わぬ角度から不意に
突いてくるチャジャン麺もあるのだ。


(終わり)

謎を残したチャジャン麺

2024年07月17日 |  ┣銀幕のチャジャン
봄날의 곰을 좋아하세요? 「春の熊は好きですか?」 〇〇---
(2083)



2003年に公開された恋愛ドラマ。個性派女優、ベ・ドゥナの主演作だ。


△主演女優はペ・ドゥナ(ウィキペディア

この映画では、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)
が、スーパーのレジの上に登場した。


△レジの主人公が即席チャジャン麺らしきパックを手にしている

袋麺のパックであることは間違いないと思われたが、いかんせん、商品名が
はっきりと読み取れなかった。


△レジ上のチャジャン麺

商品名は4文字。最初の2文字は「짜장」(チャジャン)で間違いないが、
後ろの2文字がよくわからない。


△謎の袋麺

ブログ主には「짜장골드」(チャジャン・ゴールド)に見えたが、ネット上で
いくら調査しても、結局、確認することはできなかった。今から20年以上も
前の商品なので、あるいは、すでに生産が終了した商品なのかもしれない。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

時には、解明できずに謎のまま残るチャジャン麺だってあるのだ。


(終わり)

近未来でもチャジャン麺

2024年07月12日 |  ┣銀幕のチャジャン
원더랜드   「ワンダーランド」 〇〇〇〇-
(2081)



2024年に公開された近未来SFファンタジー。

舞台は近未来の韓国。1人の女性科学者が、サイバー空間の中に現実世界
そっくりの仮想空間である「ワンダーランド」を構築し、その中に、死者を
精巧に再現した、人工知能を持つ仮想人間を作りだす。彼女が最初に作り
出した仮想人間は、亡くなった彼女の両親だった。その後、彼女は、その
技術を一般の遺族向けサービスとして提供する会社「ワンダーランド」を
立ち上げた。

映画は、母親や恋人の仮想人間と、現実を生きる少女や恋人との交流、
そして別れを軸に、物語が展開していく。

合理的な解釈の難しい場面もあるにはあったが、なかなか見ごたえのある
ファンタジックな人間ドラマだった。

なお、この近未来が舞台の映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)が、しっかり登場していた。


△チャジャン麺を混ぜる助手

「ワンダーランド」を作り上げ、運営する女性科学者が、チャジャン麺
好き、という設定だったのだ。


△高く麺を持ち上げる助手

助手の男性社員と2人でチャジャン麺を食べるシーンが、けっこう丁寧に
描かれていた。


△チャジャン麺を食べる女性科学者(社長)と助手(社員)

この時、彼女自身が、スマホを通じて「ワンダーランド」に生きる両親
(仮想人間)と雑談を交わしていた。


△2度目の町中華ではチャジャン麺を注文する場面まで

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

この映画の中で、チャジャン麺は、現代と全く変わらない姿で登場した。
変わらないチャジャン麺が、さりげなく近未来と現代をつなぐ架け橋と
しての役割を果たしていた、と言えよう。


(終わり)

ややこしいチャジャン麺

2024年07月08日 |  ┣銀幕のチャジャン
대치동 스캔들 「大峙洞スキャンダル」 〇〇〇〇-
(2078)



2024年に公開されたインディーズ系の青春ドラマ。

韓国最大の予備校、塾の密集地であるソウル江南区大峙(テチ)洞を主要
舞台にした物語。中学校の考査問題(国語)の塾への漏洩疑惑事件の
背景に隠された、大学の同級生だった青年男女4人組の入り組んだ関係が、
徐々に明らかにされていくサスペンス風の映画だ。

例によってブログ主の趣向には合わない映画だったが、物語の展開には
けっこう引き込まれてしまった。


△仁川中華街を歩く主人公ら

なお、この映画にも、ブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャー
ジャー麺)が登場した。


△チャジャン麺を混ぜる主人公

しかも、主人公らがチャジャン麺を食べた場所は、チャジャン麺発祥の地と
されるインチョン(仁川)中華街。


△チャジャン麺を持ち上げる主人公

幼なじみであり大学の同級生でもあった無二の「親友」(背信者でも
あった)の死後、主人公女性が2人の男性を誘い、彼女の弔いのために
出かけた旅行だった。


△チャジャン麺を口に運ぶ主人公

このチャジャン麺に込められた複雑な事情については詳述しないが、
これほどややこしい背景を持って映画に登場するチャジャン麺も珍しい。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

時にはソースが麺に絡むように、チャジャン麺自体が映画の展開に深く
絡んでいくことだってあるのだ。


(終わり)

韓流大家族コメディ

2024年07月06日 |  ┣銀幕のチャジャン
고장난 가족   「故障した家族」 〇〇〇--
(2077)



2024年に公開されたインディーズ系の家族コメディ。

同じ町内(洞内)に暮らす2軒の大家族の、同世代間のつき合いを中心に
巻き起こる些細なドタバタ劇を描いている。

ブログ主の趣向には全く合わない映画ではあったが、そこそこ笑える
コメディではあった。

なお、この映画では、一方の家族の長男が、コンビニで垢すり用の手袋を
購入するシーンで、背景の棚に置かれたチャパゲティ(即席チャジャン麺)
が、チラッと登場した。


△青囲みはバラ(上)とパック(下)のチャパゲティ<ブログ主の観察>

いくらチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)にこだわっているとは
言っても、画像として明確な証拠を提示できないレベルのチャパゲティまで
このブログに記録することに、正直、若干のためらいがあったことは事実
である。

とは言え、結局は、そこにあった(と信じた)チャパゲティを無視する
ことはできなかった。


(終わり)

キュートなカザフ人女優

2024年07月05日 |  ┣銀幕のチャジャン
다우렌의 결혼 「ダウレンの結婚」 〇〇---
(2076)



2024年に公開された青春ドラマ。

ドキュメンタリー映像作家志望の韓国人青年とカザフスタンでアーチェリー
の選手をしている女性が出会い、友情をはぐくむ物語。


△自然豊かなカザフスタン

2人が出会った場所は、カザフスタン。


△やらせの結婚式

青年が、スタッフの1人として高麗人(ウィキ)の結婚式を撮影するため
カザフスタンを訪れる。しかし、手違いが生じ、やむなくやらせの結婚式を
撮影することになった。そして、青年は高麗人新郎役を務めることになり、
その時、カザフの新婦役を務めたのが彼女だった。


△イスラム教でも、お祝いと祈りの最後は「アーミン(アーメン)」

その後、彼は韓国に帰国するが、しばらくしてアーチェリーの試合で
プサンを訪れた彼女と彼がプサンの広安里ビーチで感激の再会。


△やらせの新郎新婦

2人の関係が国境を越えた恋へと発展しそうな余韻を残しながら、映画は
終了。恋愛ドラマとしては、何とも中途半端な展開の映画だった。


△魅力的な女優の名は、アディナ・バザン

ただし、主役を演じたカザフ人女優が実に魅力的で、いい味を出していた
のは間違いない。

なお、この映画にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式ジャージャー
麺)が、しっかり登場してくれた。


△チャジャン麺を食べる青年。後ろのテレビはアーチェリーの試合を中継。

アーチェリーの試合を中継する背景のテレビには彼女も登場していたが、
彼女が試合で韓国を訪れているとはツユとも知らず、主人公の青年が1人、
町中華でチャジャン麺を食べるシーンだった。

たかがチャジャン麵、されどチャジャン麵。

このチャジャン麺を食べた後、とびっきり幸せな瞬間が自分に訪れることを、
青年は全く知らなかった。

(終わり)

箱ティッシュと夜食中華

2024年07月02日 |  ┣銀幕のチャジャン
범죄도시 4   「犯罪都市 4」  〇〇〇〇〇
(2075)



2024年に公開され、1100万を超える観客を動員した痛快娯楽
アクション。人気の「犯罪都市」シリーズの第4作目だ。

フィリピンを拠点にしたオンライン違法賭博を牛耳り、韓国とフィリピンを
股にかけ悪の限りを尽くすサイコ男(韓国人)に、我らの怪力、マ・ソクト
刑事が正義の鉄槌を下す物語。

見る者に大きな爽快感を感じさせてくれる映画だった。


△チャジャン麺と酢豚を食べる刑事ら

ところで、この第4作目にもブログ主こだわりのチャジャン麺(韓国式
ジャージャー麺)がしっかり登場し、ブログ主を喜ばせてくれた。

関連シーンは全部で3つ。


△当然、出前のチャジャン麺だ

まずは、マ刑事の所属する捜査班が、そろって出前のチャジャン麺を
食べるシーン。


△1本のチャジャン麺をすすり上げる若手刑事

韓国映画では定番中の定番とも言える刑事たちのチャジャン麺シーン
だったが、あくまで引き立て役としてのチャジャン麺には、その凡庸な
設定こそが命なのだ。


△箱には「야식(夜食)」を強調する宣伝も。赤囲みはチャジャン麺。

次に、目新しいところでは、出前の宣伝を印刷したティッシュの箱。

チャジャン麺(中華)以外では、チキンにキンパプ、アグチム(アンコウの
激辛蒸し煮)、それに麻辣湯。


△出前箱を手に暴れる男

最後にもう一つ、ブログ主がこだわったのが、中華の出前箱。漢字で書けば、
「霊仁飯店」くらいになるのだろうか?


△철가방(鉄かばん)の愛称で親しまれている(?)出前箱

捜査の過程で網にかかった末端の関係者が暴れる場面で登場した。

作品自体の面白さはもちろん、チャジャン麺関連シーンでも、ブログ主の
期待を大きく上回る、実に見ごたえのある映画だったと言えよう。


(終わり)