明治安田生命J1リーグ 第29節、ホームに鳥栖を迎えた試合は後半アディショナルタイムに清武選手のクロスにパトリッキ選手が頭で合わせたゴールでセレッソが勝利。リーグ戦の連敗、公式戦3連敗でストップしました。
鳥栖は試合の入りから予想とは異なる4バックでした。しかし、セレッソはGKのキム ジンヒョン選手をうまく使ってビルドアップをします。特に目立ったのがボールを後方で回しながらビルドアップしつつ、鳥栖のディフェンスラインの裏を狙った攻撃。オフサイドになりましたが毎熊選手のゴールは惜しいシーンでした。しかし、鳥栖にはボールを保持させないものの、セレッソも決定機はあまり作れませんでした。よく指摘されますがゴールをどのようにして奪うのか、パターンがないことが原因かと思います。
主導権を握りながらゴールの匂いがしないまま、後半に入りますが、52分にCKのこぼれ球を鈴木選手が見事なボレーで決めて先制します。まさにスーパーなゴールでした。
セレッソは62分に連戦で足がつっていた加藤選手から清武選手に交代すると守備時は4-4-2、攻撃時は4-1-2-3に変更します。64分に鳥栖は後半途中から3バックに変更するとゲームが動き始めます。セレッソは鳥栖のディフェンスラインのサイドを突いてチャンスを作り始めましたし、鳥栖もウイングバックを生かした攻撃が活性化しました。セレッソは80分に舩木選手を入れて鳥栖の右サイドから攻撃に蓋をしようとしました。しかし、82分にその右サイドから突破された逆サイドのジエゴ選手にボールが渡り、崩されて失点。まるで天皇杯広島戦のVTRを見ているようでした。
このまま同点で終わるのか、それとも連敗中のようにアディッショナルタイムに逆転されるのか、と嫌な予感が漂っていた90+3分、清武選手の上から落とすクロスにパトリッキ選手がヘディングシュート、それがパトリッキ選手の膝にあたって枠に飛ぶという幸運もありセレッソが逆転します。このまま逃げ切ってリーグ戦の連敗を2、公式戦の連敗を3で止めました。
勝ち越しゴールを決められるまでは連敗中と同じパターンになっていましたので、勝ち点3を取れてよかったです。
ホームで勝てましたのでスタジアムで中秋の名月も楽しむことができてよかったです。