そーなんだ ポーランド

?なポーランド。2008年9月、ヴロツワフで日本語を教え始め、ジェシュフ、ジェロナグラへも。そして再びジェシュフへ。

行きはよいよい、帰りは・・・

2015年12月25日 | 再・ジェシュフ
クリスマス・イブの夕方5時半のバスに乗る。
乗客は、他に2人だけ。
みんな、家族だんらんの時を過ごしているのだろう。
道路も混んでいないので、客の少ない身軽?なバスは順調に走った。

前回(5年前)にもおじゃましたことのあるマリシャさん宅へ向かった。
近くのバス停で降り、あたりを見渡すが、人影はなかった。
どうやら、「出迎え」はなし、のようだ。
住所を見ながら、探すことに。

すんなりと、たどり着き、ホッと。
(この時は、まだ”驚きの帰路”のことなどまったく予想もせず・・・)

伝統の12種類・・・は、出してもらえたとしても食べきれなかったろう。
それでも、スープに始まり、ピエロギ・鯉・ニシン・ビゴス・・・中国産のワインとか飲み物も含めれば、ほぼ12種類。ハラ、はちきれそう・・・

息子さんに、通訳してもらいながらの会話は、もどかしいのだが、やさしく気遣ってくれているのがわかる。だいたい、イブに呼んでくれること自体が、やさしい。

食べたり・飲んだり・・・で、3時間ほどもおじゃましてしまった。

さあ、次のバスまで何分待ちかなあ?・・・と、バス停に向かった。
誰もいないバス停は、想定内のことだった。

が、バスが・・・動いていなかった!
次のバスの予定を告げる時刻表示は、深夜バスの時間しか出ていなかった。

何時に終了したのかはわからないが、通常のバスはもう動いていないのだった。
イブの夜に、バスに乗るのは初めてで、こちらでは常識なのだろうが、そこまで予想できなかった。

「うわあっ・・・」びっくりポン! もう歩くしかない。
どれくらいかかる? 1時間?
いや、もっとかかるだろうな・・・

時計は、夜の9時をまわっていた。
とにかく、歩き始めた。


大きな橋の上にも、人影はポツリのみ。

行きはよいよい、帰りは・・・などとうたいながら、進む。
道はわかるのだが、今まで歩いて帰ったことはない。
ましてや、この時間に。
それほど寒くないので、まだよかった。雪道なら初めから歩きは無理・・・

30分強歩いたところで、停車していたタクシーに乗った。
今回の初タクシーだ。寮までは、400円ほどだった。


写真は、24日の日中に、歩道橋の上から撮ったもの。
歩道橋自体の影が、20メータ―ほど先にくっきりと。