怒りのブログ

憤りを言葉にせずになんとしようか。

偏狭な思想性をもつ新しい歴史教科書をつくる会

2013-09-11 20:51:34 | ニュースから
「ゲン、教育現場から撤去を」 つくる会が要望書(朝日新聞) - goo ニュース

これはネタだ。

「新しい歴史教科書つくる会」が、いかに偏った思想にまみれて、教育現場を混乱に陥れようとしているかがわかる。
彼らはカルト集団に近づいているのかもしれない。

朝日新聞の記事からは、ちょっと読み取れないけれど、産經新聞の記事からは興味深いことが読み取れる。

彼らの主張である、学習指導要領に違反しているのが、天皇批判や君が代批判の表現部分だとしている。
さらに、
>藤岡信勝拓殖大客員教授は「学習指導要領に反する漫画の内容に子供たちが共感すれば、教育が成り立つはずがない」と話した。
とある。

とすると、「天皇に批判的な子どもを作り出したときに、それは現場に学習指導要領に反する問題があった」と判定する根拠になるとも読み取れる。
いや、逆に、「そういう子どもを生み出すな」という、「思想つぶし」にしか聞こえない。

「天皇」が絶対であるのは、学習指導要領に規定されているからか?

そんなわけはない。

それに、おそらく、世のまともな右翼などは、そんなことで潰れる対象でもないと考えるだろう。

そういった意味で、つくる会の連中というのは、本当にただただ攻撃的で危険な輩としか私には見えない。

「はだしのゲン」を撤去しろというのであれば、その前に、原爆を落とされても、天皇を君が代を中心とした人格を主人公にした漫画を描くような、そういった当事者に当たればいい。

なぜ、過激とも言われてしまう「はだしのゲン」が生まれたのか?を探っていくことこそ、今求められる学びに向かう人格への道とは、このつくる会の人たちは思わないのだろうか?

そう考えれば、彼らがいかに教育学から遠い世界に立っているかがわかるのではないだろうか?

(以下、引用)

「ゲン、教育現場から撤去を」 つくる会が要望書
朝日新聞2013年9月11日(水)19:34
 「新しい歴史教科書をつくる会」は11日、漫画「はだしのゲン」を有害図書とし、教育現場から撤去を求める要望書を下村博文文部科学相あてに提出した。

 要望書は、はだしのゲンについて「日本軍の残虐行為を捏造(ねつぞう)しているほか、天皇を侮辱する内容は学習指導要領に違反している」などと指摘。記者会見した杉原誠四郎会長は「ゆがんだ思想に基づいた内容だ。教育現場に置くことは許されない」などと話した。

 はだしのゲンをめぐっては、松江市教委が昨年12月、「過激な描写がある」として学校図書館での閲覧を制限。批判を受けて、撤回した。

(引用終わり)

(以下、産經新聞からの引用)

「ゲン」は学校教育法違反 つくる会が文科相に撤去要請
産経新聞2013年9月11日(水)16:08

 新しい歴史教科書をつくる会(杉原誠四郎会長)は11日、漫画「はだしのゲン」の内容が皇室や国歌を否定するもので、学校教育法の趣旨に反しているなどとして、「ゲン」を教育現場から撤去することを求める要請書を下村博文文部科学相あてに提出した。

 「ゲン」には「いまだに戦争責任をとらずにふんぞりかえっとる天皇」「最高の殺人者天皇」などと天皇を強く批判する記述があり、つくる会は「天皇についての理解と敬愛の念を育てると明記した学習指導要領に反している」と指摘。「君が代なんか国歌じゃないわい」という記述についても、同会は「国旗国歌法で規定された君が代の指導を明記した学習指導要領に反する」としている。

 会見した同会の藤岡信勝拓殖大客員教授は「学習指導要領に反する漫画の内容に子供たちが共感すれば、教育が成り立つはずがない」と話した。

(引用、以上)