現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ぱにぽにだっしゅ! 第二拾五話 「危急存亡の秋」

2005年12月20日 20時57分56秒 | アニメ・映像全般
 第二拾五話は『AN ICHIJO SAN  FILM』と【エイリアン艦長】のナレーションで始まります。第二拾参話のハイライトシーンがアニメ劇中では描かれている。かなりシネマ風でカッコ良さを感じる演出になっている。しかしながら、この作品ならば第二拾参話を無視した事をして来ると思っていた。いきなり、【桃瀬 くるみ】が学ラン姿(応援団か?番長か?)で「ブタの貯金箱」を破壊し「もう!何をやっても無駄よ!」と叫び、【一条さん】は【橘 玲】に抱かれながら死んだフリをし「夢を・・・ありがとう・・・」、街中で銃を構える【上原 都】、揺れる飛行機の中で医者を捜す客室乗務員の【6号さん】、断崖絶壁で「あたしを置いて逃げてぇ~」と叫ぶ花嫁姿の【片桐 姫子】、【レベッカ宮本】の姿をした無数の目に恐れる【メソウサ】、電話をしながらボックス内で泣く【玲】「母さんに愛していると伝えてくれ・・・」、【ベッキー】は「これが私の使命なんだ・・・」と滅んだ大地に立ち呟くのだった。するとビデオチェック中のC組のみんなの姿が【都】「こんな話だっけ?」と言うと絵コンテ書いてるベレー帽をかぶった【一条さん】が「ですよ?」と振り返る。この展開に、私は後頭部をバットで殴られた先制攻撃を受けてしまった(笑)。
 その地球は猛吹雪。その原因である巨大彗星が近づきつつある地球は、今まさに滅亡の危機にさらされていた。状況を打開すべく、天井の扉から現れた【校長:通訳(オオサンショウウオ)】「さぁ!巨大彗星の衝突から地球を救うんだケロ!!」 は桃月学園の地下に眠る秘密兵器・巨大ロボット『ぱにぽにXターボR!』をC組に託し出撃命令を出すが・・・。C組のみんなは寒くて、ストーブで暖を取っていた。凄くマッタリとした会話をしているみんな。【ベッキー】本人も言う事は言うが、暖かそうな格好し、みかんを食べている。ツインテール【ベッキー】だ!しかも、お腹のポケットから「湯たんぽ」を取り出して「だって寒いんだもん・・・」と一言。【ちび姫子】は「でも、ロボットだよ!ロボット!」と大喜びし、【ちび6号さん】は怪我したら大変と心配していた。【くるみ】が話を【一条さん】に振ると「労災はおりますか?」とお茶を飲みながらポツリ・・・(笑)。さて雪の外では【ネコ神様】と【メソウサ】が話していた。【メソウサ】は雪ウサギの本能が目覚めたらしく雪を見て嬉しがっていると、毛が生え変わりはじめて羽毛が取れていくと身体の色が「白」から「マーブル」仕様に変色した。またも痛々しい所が良い。再び【校長(オオサンショウウオ)】から出撃命令が出されるが、今度はみんなで「こたつ」に入って出て来ない状態になる。【都】「こたつから出たくな~い」と言う。【姫子】は「ダイヤの6とめたのだ~れ~?」とみんなでトランプをしているらしい。そこで【ベッキー】が「地球が滅んだらお前たちだって死んじゃうんだぞ~」と言われて、オロオロと動揺するC組のみんな。【くるみ】「ど、どうしよう!私まだやりのこしたこといっぱいあるのに・・・」の言葉に【都】は「私だって!新しくでたコンビニの「わさびアイス」まだ食べてないし!タ○ヤの1/48まだ作ってないし!里見浩太郎のサイン会行きそびれたし!は、昨日が返却日のレンタルビデオまだ返してない!てかまだ見てないし!!」と言う。そのビデオって『ぱにぽにだっしゅ!』の第1巻ですかい!チャッカリとCMしているし(笑)。【姫子】は「マホ~私死んじゃうんだぁ~」と今まで食べたカニを思い浮べながら遺書を書いていた。【玲】「遺書を書いても地球が滅んだら誰も読まんぞ」の一言で【姫子】は明るくなり、【都】は「ってことは、ビデオも返さなくていいんだ!」と喜ぶ。差し迫る地球の危機よりもレンタルビデオの返却が優先の【都】に女の子らしさを感じました。それでも、動こうとしないのに業を煮やし【校長(オオサンショウウオ)】は地球を救った場合には一学期分の学食の食券を進呈すると条件を提示した。するとコタツから出なかったみんなに食べたい物が浮び、急に士気が高まり、やる気が出て立ち上がるのだった。そのみんなの姿を見て【ベッキー】は「安っすいなぁ~お前ら」と行く気なしだったが、【玲】に連行される。「あ~やめろ~先生だぞ~」と叫びながら・・・。すると、【メソウサ】がテレビを見る様に促すと古臭いテレビ画面では、矢の刺さったカエルの着ぐるみ(→ コント55号のコント「矢ガエル」)、あの有名ドラマ「TRICK」の上田と山田らしい人物が映っていた。【芹沢 茜】もジェット機で飛んでいたし、雪に埋まる下井草駅の中継、NASA航空宇宙センターから中継する【綿貫 響】がゴスロリっぽいメイド服だし、オゾンホールが開いたってマンホールだし、エヘン虫がのどにいるし、次に【宮田 晶】はニューヨークからの中継。いきなりお約束でコケるし、上空に円盤って・・・インデペンデンスデイか!飛来した宇宙人にキーボードをたたきコンタクトを取ろうとしてビームで攻撃されていたし、いきなりテレビ画面に【一条さん】がエプロン姿で出て来て「学級委員の一条です。巨大彗星に気を取られているうちに冷蔵庫の刺身の期限が切れ・・・」後ろには「せがた三四郎」が腕組んで居るし、続いてグリニッジ天文台から【来栖 柚子】が中継、「アトランティスの謎」のゲーム画面、【白鳥 鈴音】【秋山 乙女】【べホイミ】が出て来たしかも【べホイミ】は魔法少女バージョン!そして、隕石から出て来た謎の生物の触手攻撃により【来栖】は襲われる。そのテレビを見て【ベッキー】とC組のみんなは驚きを隠せなかった。ここでの歩道橋を駆け上がって空に向かっていく映像は・・・AIRなのか!
 場面は変わり【エイリアン艦長】と部下たちとの会話シーン。【エイリアン艦長】の背後モニターに人物、部下A、部下Bの背後にも人物になっていた。「スタートレック」である。何はともあれ地球を飛び出し、彗星に向かう『ぱにぽにXターボR』だった。その中では、みんなに肩書きがあったが【ベッキー】は「イーアルカンフー」をプレイ中だし、その中でも【一条さん】の「経理」には笑えた。そろばんも持っているし全然関係ない役職だし。【姫子】はマッサージチェアーみたいに席で振動しているし、【6号さん】には「青の・・・」とあるし・・・。あちらこちらで、インスパイアと面白さが詰っていた。ここで変色した【メソウサ】が【大天使 ミカエル】になります。更に混迷を深めて行きます。その【ミカエル】をみんなで無視をして、コタツでトランプをしていた。その【ミカエル】の正体は巨大彗星のメッセンジャーだった。あまりにもうるさく、本題に入ろうとしないので【玲】がキックでこたつちゃぶ台返し【ミカエル】を足蹴にしてしまう。すると【ミカエル】は巻物を取り出し読み始める。「地球人に告ぐ!私は愛媛みかん!私は地球に帰還する!抵抗は許さない!邪魔するものは容赦なく破壊する!」と朗読する。その言葉を聞いて【都】と【くるみ】に悪態をつく【ミカエル】に【都】のハリセンが飛んだ。ガンダムがビームサーベルを振り下ろす有名なシーンが劇中で描かれた。【メソウサ】がベルトコンベアーで「明るい未来」の方へ向います(笑)。そして巨大彗星が真の姿を現す・・・ダンボール箱・・・愛媛みかん・・・一条祭・・・宇宙全体に「一条音頭」が響き出す。
 それは【エイリアン部下】たちも見て、驚いていた。もう宇宙船内では【エイリアン艦長】も【部下2名】も人間の姿として描かれていた。しかも今回の事態は【エイリアン艦長】がゴミの分別で、曜日を間違えて出した「一条祭」箱が招いた事だった。そこで【部下】が「ぱにぽにXから小型艇が発進しました。中には一条さんが乗っています」と言った。「何ぃ?」と反応する【艦長】。【一条さん】は「一条祭」箱に近づき「ひとりぼっちで寂しかったでしょう。でも、もういいんですよ?」と優しく語り掛けるのだった。この時の【一条さん】の優しい笑顔が良かったが・・・やっぱり、それは【一条さん】なので、状況を更に悪化させて戦う事になってしまう。【ベッキー】の「戦闘体制だ!全員配置につけ!」との号令が放たれる。「ぱにぽにXターボR!メイド イン ジャパン!!!」と戦闘態勢を取り、一条祭りから飛び出す戦闘メカに、「ぱにぽにX」はギガ粒子砲で応戦するが逆に反撃をくらい劣勢に追い込まれる。そこで【ベッキー】が【こうなったらー!くらえ!」と必殺技「ぱにぽにデスファイヤー」「ぱにぽにイナズマキーック」「ぱにぽにファイナルデコピン」で超兵器発動!!Xの力を見せつける。【ベッキー】「なにはなくとも!ぱにぽにX!」のドテラ姿も可愛い。そんな激闘の中「ぱにぽにX」の上を取った「目玉のメカ」に、トラウマスイッチが入り、「はうはう」してしまいカーテンの影に隠れて怖がる【ベッキー】。操縦者を失った「ぱにぽにX」は反撃を受けてしまいボロボロに破壊されて、突如入り口の開いた「一条祭」箱の中へと吸い込まれてしまう。一条祭りの内部にあったのは、UFOやロボットといった宇宙文明の残骸散らばる不思議な空間。【玲】のオカルト知識も披露される。【都】と【玲】のなびくマフラーで顔が隠れて見えない【くるみ】の姿も・・・またも虐げられていた(笑)。【6号さん】の「なにか弱点とかないんでしょうか?」の質問に、光輝く【一条さん】が「ありますよ?中心部に祭ってあるご神体を片付ければいいんです」と言った。
 突然、光に包まれてしまう【ベッキー】とC組のみんな。【姫子】が目を開くと、そこはC組の教室だが何か様子がおかしい・・・。なぜか、みんなバニーガールの格好で、語尾に「ぴょん」がつく世界になっていた。【姫子】は【玲】のバニーガール姿に大喜び、【ベッキー】はウサギそのものになっていた事に大感激だった。【くるみ】は、男子に注目されるメイド姿だった。男子に「萌え~」と言われて有頂天になっている【くるみ】「みんなが私を見てる!これが存在感というものなのね~!」と言う。最高に面白かったのが「幻覚でもいい!私、今日からここで第二の人生を送る!」と昇天した所も良かった。【都】は受験と試験の猛勉強におわれていた。【6号さん】は「わぁ~。カラーひよこの国です~」と着ぐるみのGUGUガンモになっていたし、もちろんライバルのカラスも一緒だった(笑)。 でも、【6号さん】はこういう女の子らしい可愛らしさも魅力だよね。最後は【玲】だが、目の前につまれた現金には「私は金では騙せんぞ」と押し返したが、「これは~今市場で株価上昇中の萌え銘柄!「スク●●アエニ●●ス」の株券!?」と大量の株券に壊れてしまった【玲】。そんな中でも【ベッキー】だけは「どうすれば・・・そうだ!」とひらめく。「よ~し!授業始めるぞ~!今日は抜き打ちテストだー!・・・赤点の奴は居残りで補習だ。覚悟しろ!」と言う。そして、こうも続けた「お前ら、テストは嫌いか?・・・それじゃあ、学校は嫌いか?」とみんなに聴いた。この【ベッキー】のみんなへの問い掛けのシーンが凄く良かった。大切な生徒たちを取り戻す為に・・・。【ベッキー】からの決死の問い掛けだったと思います。みんなの想いが一つになり「一条祭」箱の幻覚攻撃を退き、目玉メカを倒して、ご神体の社へ向うと・・・。社の中にはメガネをかけた【ネコ神様】の弟が居た。それを【ベッキー】がハリセンで飛ばした。地球の危機は救われ、「桃月学園」も平和を取り戻した。私は【ベッキー】の「私は、ただ現実のほうが楽しいと思っただけだよ・・・私は今の生活に満足してるだけで・・・」って言う、セリフが好きですね。今、生きているこの時を楽しめる事って、意外と大切だと思うのですよ。先を見続けるのも必要な事ではありますが、今があるから、先があるって考えも好きな考えだと思います。でも、ジュースの弟味は嫌だな・・・。ラストの【姫子】と【ベッキー】の遅刻のやり取りも可愛いよね。【姫子】「ダメカナ?」【ベッキー】「ダメダヨ♪」とリアルなC組の描きも押えて置きたい。

地獄少女 第十一話「ちぎれた糸」

2005年12月18日 18時05分24秒 | アニメ・映像全般
 第十一話のストーリーは「【柴田 一】のかつての同僚で先鋭政治誌の編集長・【稲垣 隆史】は、汚職を暴くためにその政治家の家族を偽スキャンダルで崩壊させていた。全てを失った政治家の息子【片岡 雅哉】はその怨みを晴らすため、地獄少女から黒藁人形を受け取るのだった」という感じに物語は進みます。今回は若干の政治ネタを絡ませて「ジャーナリズム」と「マスコミ」に対する問題提起を考えさせる良い内容だと思います。偽のスキャンダル報道の裏側に居る人達を描き、テーマとして、表現したかった事としてアニメ劇中内から伝える事はできたと感じる。その伝えられる報道は真実なのか?嘘なのか?を巧みに表した。真実を暴く為には何をしても良いのか?それは「正義」で片付けて良いものなのか?を述べていた社会派アニメの真骨頂的な内容とも言えるでしょう。
 物語は、土砂降りの雨の中で殴られる【雅哉】から始まります。以前は友人関係だった【祐司】からお金を借りようとするが、逆に罵倒されてしまう。「金の切れ目が縁の切れ目」らしい・・・。その足でネットカフェに行き「地獄通信」にアクセスし【稲垣 隆史】の名を打ち込み、赤色の支配する世界で【閻魔 あい】から「黒藁人形」を受け取るが・・・【雅哉】は悩んでいた。【あい】との回想シーンが頭に浮ぶ「俺も地獄へ・・・」と地獄への恐怖感に襲われていた。その姿を見ていた【一目連】と【骨女】。「あれから、3日どう思う?」「さあねえ・・・」「どっちに賭ける?俺は糸を解かない方に・・・」「ばっか・・・遊びじゃないんだよ」と言ってしまう【骨女】。「シャレがわからねぇ、女だなぁ~ったく」「うん?」と振り返る「なっ・・・聞えちゃった?」と苦笑いの【一目連】。でも【一目連】と【骨女】のコンビ、意外と好きです。姉御肌と遊び人って組み合わせがね(笑)。この物語のもう一人の主役でもある【柴田親子】に移りますが、【一】は花を桶を持って「柴田家」の墓参りをしていた。「あれ?・・・つぐみか」と墓前にお菓子が供えてあった。「たまご・ボーロ」でしょうか?女の子らしくって好きですね。うーん【つぐみ】ちゃんも来ていたとなると「母親」の命日だと推測される。墓前で手を合わせていると【一】の携帯が鳴り出した・・・無視をしていたが出る事にする。ここから始まったと言っても過言ではない。一方【つぐみ】の方は以前【あい】に会った踏み切りに来ていた。【つぐみ】はまだ名前も知らないセーラー服の女の子が気になる様子。ピンクの洋服も可愛いのが、このシーンでの【つぐみ】はその少女らしからぬ冷たい感じの表情なのが印象的だった。【一】を電話で呼び出した人物が「第一公民社」の編集長【稲垣 隆史】。【一】も以前はこの会社で働いた。場面は「第一会議室」。【稲垣】を待つ【一】。そこへ「すまないな、忙しい所を」と【稲垣】が入って来る。「どうだ?久しぶりの古巣は?」と座る「あいかわらず、空気が重くて不愉快だよ・・・稲垣編集長」と皮肉を込めて言う。「お前も残ってたら、副編くらいにはなっていたよ」と笑う。「俺は、副編どまりか・・・」と雑誌をめくりながら「売れているらしいな、最近」と『平和党・片岡 洋三の金まみれ人生』の見出しを見る【一】「国民的慈善家の裏の顔、平和党・片岡 洋三の金まみれ人生・・・」と続けた。「お前なら、もっと良い記事が書けたか?」「戻らねぇぞ・・・」「そんなつもり呼んだんじゃない」とやっと本題に入る。「仕事を頼みたい・・・」と他の政治家をマークしてくれる依頼されるが・・・【稲垣】「あぁ・・・もし、現場が押えられない様ならば、適当にやっちまってくれ」との言葉に「作れってか・・・」と絶句する【一】。立ち上がり「俺は枯れてもジャーナリストだ見損なうな・・・インチキしたきゃ、自分で何とかしろ!」と出て行こうとすると【稲垣】「カッコつけるな!調べはついているんだぞ、お前盗み撮りした写真を本人に売りつけているそうじゃないか・・・」と言う。【一】が振り向き「俺まで脅す気か?・・・落ちたな稲垣」と出て行く。この事を一番知られたくないのは【つぐみ】ちゃんだろうと思う。もし、【つぐみ】ちゃんが「盗み撮り」の事を知ったら、どれだけのショックを受けるか・・・しかし、生活の為には仕方のない事なのかしれないし、何よりも【つぐみ】ちゃんの笑顔を守りたいと【一】は思ってやっていると感じる。【稲垣】は、読者が見たくなる様な衝撃的な記事を求め、真実を暴く為には手段を選ばないやり方、その為には何をやっても良いとの考えで動いている事がアニメ劇中から理解できる。【一】が後味悪く古巣を出ようとして、運が悪い事に雨が降って来た。しかし、運命は【一】を逃がしてくれない。そこで警備員と言い合いになっている男性の姿があった。その警備員を殴ろうと殴ろうとして止めた【一】。雨の中、公園の屋根付きのベンチで2人での会話シーン。【一】「何がしたかったんだ?稲垣に用があったんだろ?俺も昔はあそこで働いていた」と話かける。「稲垣って、どんな奴だ?」とその男性は質問してくる。「嫌な奴だ・・・名前は?」「片岡・・・」「片岡・・・っ!あっ」と改めて見る【一】。「何だよ」「そうか、どっかで見た顔だと思った、お前、片岡 洋三のせがれか、収賄で捕まった平和党の・・・へえ~片岡失墜のきっかけになった、あのせがれかドラッグやってた」と言うと「あれは、でっち上げだ」と語気を強める【雅哉】。そして「俺は、ドラッグなっかやっていない、はめられたんだ!稲垣に・・・」と続けた。証拠品の押収の記事も稲垣の仕業だった。結局は、そのドラッグに関する記事は、すぐに小さく訂正記事が掲載されたが、もう遅く、その頃には議員の収賄事件が大きく報道され明るみになり、【雅哉】は全てを失った。「親父を追い込む為に、家族を利用した」と怒りをあらわにする【雅哉】。何もかも【稲垣】の計算通りに進んだ事となる。確かに父親は何かしらの犯罪をしていたかもしれないが、その家族までもバッシングの対象にしても良いのだろうか?この辺りは意見が分かれる所かもしれないですね。一瞬【雅哉】の言っている事が「逆恨み」との発言に捉える事もできますから・・・。話は進みます【一】「だから・・・殺そうとしたのか?そんな事をしても、お前が馬鹿を見るだけだぞ!」すると【雅哉】が「分かっているよ。だから、依頼したんだ・・・でも・・・」と言った。まさか、この時点でその「依頼」が「地獄通信」の事を指しているとは思えず、【一】は説教してしまう。「お前に何が分かる!」と逆ギレされてしまった。【雅哉】がその場を去った後、【一】「殺人依頼か・・・しかし、そんな金、今のあいつにある訳・・・まさか・・・」と「地獄通信」の事を視野に考え始めた。雨の中を歩く【雅哉】と見つめる【あい】。
 その頃、「柴田家」では【つぐみ】が【マスター】に教わりながら食事の支度していた。鍋をかき混ぜていると【つぐみ】がまたも何かを感じ取る。街中の繁華街の風景を見る事になる。その時、【一】は「あいつが本当に依頼したとすりゃ・・・」と【稲垣】を尾行していた。いきなり、携帯が鳴り驚く。もちろん、電話の相手は【つぐみ】だった。【一】「どうした?」「はじめちゃん、また見えた・・・」「何?本当か!今度はどこだ?」「わかんない・・・にぎやかな所・・・」「にぎやか・・・何か目印になるものは・・・スナックブルーサファイヤ・・・って事は、やっぱり」と後を追う。女性2名を連れた【稲垣】に【雅哉】が裏路地で襲い掛かるが、逆にやられてしまう。そこへ「おい、大丈夫か?」と駆け寄る【一】。そして「お前が依頼したのは、地獄少女か?」と質問する。そのやり取りを見ていた【一目連】と【骨女】「あいつ・・・」「邪魔だね・・・」と言う。ここで場面は「柴田家」に戻ります。部屋で布団に横になっている【つぐみ】。【マスター】「大丈夫かい?」【つぐみ】「うん・・・もう平気・・・マスターはお店に戻って、片付けまだでしょう?」「大丈夫だよ、お水を持って来て上げよう」と台所へ、「ありがとう・・・」と【あい】の顔を思い出しながら「あなたは・・・だ・れ・・」と呟く【つぐみ】も印象に残ります。【一】は【雅哉】から「地獄通信」へのアクセスの流れを聴いていた。「最初は、半信半疑だった・・・そんな奴いるはずないって、でも、居たんだ」と「黒藁人形」を見ながら言う。「どんな子だ?」「わからない・・・」「どこで会った?」「わからない・・・」と顔を背けるばかりだった。何かに怯える様な表情の【雅哉】。まだ聴きたい事がある【一】は「稲垣を殺してくれと依頼したのか?」と質問するが、無言だった。その2人のやり取りを【一目連】と【骨女】が見ている。【一】の疑問は、なぜ復讐を頼んだのに【雅哉】自身が動いているか?事だった。その答えも「黒藁人形」が出してくれた。その人形に目が行った【一】「それは?」「契約の印だよ、この糸を解けば契約が成立するんだ・・・」「糸・・・?」と見つめる。そして【一】は「まだ、間に合うんだな・・・よし、糸を解くな!稲垣に謝罪させる。稲垣が死んでも何も解決しない。奴のやった事を公にするんだ、俺が記事を書くだから、糸を解くな良いな」と言って【稲垣】を捜しに行く【一】。繁華街を歩きながら「地獄少女・・・お前が何者で、何の為にこんな事をしているのかは分からない。だが、これだけは言える。お前は・・・間違っている・・・」と思うのだった。【一】は今回の一件で「黒藁人形」での契約を知る事ができた、また一歩「地獄通信」と【あい】に進んだと言って良いだろう。その【稲垣】を捜して、バーを訪れるが遅かった。【あい】は既に『清めの行水』を行っていた・・・。それは「赤い糸」が解かれた事を意味する。そこに居たさっきの女性2名から【稲垣】がもう一人の女性と出て行ったを聞かされる【一】。【骨女】に誘われ【稲垣】は地獄へ・・・【一】もやって来るが間に合わなかった。今回の地獄は「ケーキ」ではなく「雑誌」と一体化した【稲垣】の姿が描かれる。しかも「写真欄」に閉じ込められている(笑)。「出せ!早くここから出せ!出せと言ってんだろ!おい!」と言っている。そこで【輪入道】【一目連】【骨女】からの問い掛けに「罪?何が罪だ。俺は闇隠れた真実を明らかにしただけだ!賞賛こそされ、罪人呼ばわりされるいわれはない!・・・暴かれた真実こそが正義だ!・・・そうだ!民衆が求めているのは、真実を言う名のセンセーショナルだ!俺は、その欲望を満たしてやっているんだ!俺は悪くない!」と・・・堕ちたジャーナリズムへ【あい】の決め台詞「イッペン、死ンデミル?」。【あい】の魅力的な赤い瞳で見られたら、仕方がないですね。【稲垣】は船上で無数の手により地獄へ流されて行った。
 最後は、【稲垣】を捜している最中に【雅哉】を見つけた【一】との会話が描かれる。【一】「糸を解いたのか・・・なぜ?」と問う。「地獄の刻印」を見せて「今更、全てが公になって何になる、壊れたものは元には戻らないんだ・・・あんただって家族はあるんだろ・・・わかるはずだ・・・」「片岡・・・」またも、雨が降って来るのだった。確かに、当事者の【雅哉】にしか分からない事があった。その中で、一番は「家族を失った」悲しみだと感じられた。その為に【雅哉】は必死に、どうにかしようと行動を起そうとしたが、どれも叶わず「地獄通信」にアクセスしたと思う。この【雅哉】の言葉は【一】にも痛かったはずです。その事象に対し、自分だけが傷つくならば良いが・・・周囲の人、しかも家族だったらと思うと言葉になりません。【一】にも大切な家族【つぐみ】ちゃんが居ます。食事の支度を終えて、テーブルで居眠りをして帰りを待つ可愛い女の子です。そんな少女にもしもの事があって離れる事になったら?とリアルな現実を含めて考える事ができ得る作品。

ARIA The ANIMATION  第11話 「その オレンジの日々を…」

2005年12月15日 21時32分28秒 | アニメ・映像全般
 第11話の心温まるストーリーは「寒さも増し、鉛色の空から雪が舞い落ちるようになりました。ゴンドラの上でも、毛糸の帽子とマフラーは必需品です。そんな日の練習後に嬉しいのは、【アリシア】さん特製生クリームのせココア。とても美味しいし、身体がとても暖まるんです。【藍華】も【アリス】も、そんなココアを薦めてもらえて嬉しそう。嬉しいといえば、今日は、【晃】さんと【アテナ】さんが遊びに来ていました。三大妖精がいっぺんに集まるなんて、ちょっと凄いかも。」という感じに物語は描かれます。今回のメインは【アリシア】さん、【晃】さん、【アテナ】さん、三大妖精の「シングル」「ペア」時代のお話とその3人の懐かしい思い出話を聴いた【水無 灯里】【藍華】【アリス】の水先案内人(ウンディーネ)見習い3人の心境の変化などが見所だと思います。「一期一会」がもししかしたら、隠れテーマかもしれませんね。でも、修行時代の【アテナ】さんって本当にボケボケなんです・・・コミカルな表情、仕草が凄く可愛いですね。
 今回のOPトークは【アリス】の「今という時間は・・・いや、何でもないです。」と「今という時間は、でっかい・・・いや、やっぱりいいです。」の問い掛けに【灯里】【藍華】の2人が気になってしょうがない姿が可愛いですね(笑)。物語は【灯里】がゴンドラ漕いでいる所から始まります。【藍華】と【アリス】との3人で合同練習をしていますが・・・今にも雪が舞いそうな「ネオ・ヴェネツィア」の寒い冬がやって来ております。【藍華】「さぶい~今日は特に冷えるわね・・・」【アリス】「でっかい、寒いです」【灯里】は身震いで自分の手に息をかけて温めている。もうすっかり「アクア」は冬の中です。深々と降り出す雪、3人のはく白い息、暖かい暖炉・・・冬の準備は完璧です。その【灯里】【藍華】【アリス】と【アリア社長】は合同練習を終えて「アリアカンパニー」に帰って来ます。すると会社中には【晃】さんと【アテナ】さんが来ておりました。何も知らない見習い3人は【藍華】「アリシアさん~ただいま~」【アリス】「自分の会社みたいですね」とツッコミが入ります(笑)。【藍華】の【アリシア】さんの前でしか見せない甘えた姿があったが、【灯里】の「アテナさん、晃さん」の言葉を聴いて、表情が青ざめた【藍華】だった。【晃】さんを見た【藍華】の「ぎゃあああー!!!」の叫び声が街に響いた(笑)。そこで【アリシア】さんが3人の為に温かい飲み物を入れてくれます。もちろん「特製生クリーム入りココア」です。【晃】さんと【アテナ】さんもお気に入りの飲み物らしいですね。【灯里】「わ~い!アリシアさんの特製ココアだぁ~」【アリス】「でっかい、楽しみです」と2人も大喜びです。しかも【アテナ】さんが「さあ、どうぞ~」と人数分のクッションを用意してくれます。【晃】さんの頭には「汗ジト」が・・・。本当に【アテナ】さんって、気遣いのできる人ですよね。私生活ではダメダメですが。その【アテナ】さんにも【アリス】「アテナ先輩、自分の家みたいです」とツッコミを入れます。「オレンジぷらねっと」の後輩は容赦ありません。【藍華】は顔色を窺う様に「あの・・・どうして晃さん達が居るんですか?」【晃】さんの「居ちゃ行けないか?」の表情が怖いです。これには【藍華】もタジタジになりますね。【アリシア】さんから本日は3人とも予約がないって事で会いましょうという事になったらしいと聴いた。でも、この「三大妖精」の集まりを企画したのは【晃】さんだとも言う。【灯里】も【アリシア】さんのお手伝いで「ココア」を配膳します。【アリシア】さん「うん、お願い。」【灯里】「これは運びますね。お待たせしました」このシーンでは【灯里】の足元を映していたので、コケるかもと一瞬、思いました(笑)。ここでも【アテナ】さんの不思議ちゃんが描かれています。「いつも、3人で練習しているの?」と質問をします。【アリス】「はい、そうですけど・・・それが、何か?」と言うと【アテナ】さんがココアを持ったまま、身体が小刻みに震えて出した?その姿を見て、【アリス】「もしかして、いけませんでしたか?・・・やっぱり、同じ会社の人間同士で練習した方が良いのかも・・・あっ、いえ、するべきですか?ですね」と凄く怒っていると勘違いしてしまう【アリス】だった。動揺して【アリス】ちゃんの日本語がおかしくなっていたような(笑)。すると【晃】さんが【アテナ】さんの肩に手をやり「アテナ、笑いすぎだ」と言った。見習い3人「笑ってたのか・・・」。まあ、【アテナ】さんだから怒るって事はないですね。自分たちの頃と同じだと思って笑っていただけだった。【アリシア】さんも含めて、いつも3人で練習をしていた。【灯里】【藍華】【アリス】は初耳って感じで驚いております。【晃】さんはシングルの時は「ショートヘアー」だったのか・・・活発なイメージがそのままで好きです。当時の【アリシア】さんと【晃】さんのやり取りを聴いた【アリス】は目がヒカリ「藍華先輩と同じですね」【藍華】「無駄口、禁止」とコミカルな2人も面白い。
 ここから【アリシア】さん、【晃】さん、【アテナ】さんの修行時代の話になって行きます。【晃】「アリシア!大ピンチよ!私達の同世代で凄いやつが「オレンジぷらねっと」にいるらしいわ」【アリシア】「へえ・・・あらあら」と答える。【晃】は腕組みをして考えている「おのれ!誰であろうが次世代ナンバー1の座は渡す訳には行かないのよ!」と勢いよく立ち上がると、2人のゴンドラにぶつかって来たゴンドラがあった・・・。【晃】「こら!どこ見てゴンドラ漕いでんの?」とそのゴンドラ内で前のめりに倒れているのが【アテナ】さんだった。「う・・・ん・・大丈夫です・・・よくある事です・・」と起き上がる。【晃】はその制服が「オレンジぷらねっと」と知り、その噂の凄いヤツの事を聞き出すべく【アテナ】を食事に誘います。もちろん、ピザです(笑)。【晃】「どうも、アリシアのやつが失礼しました・・・さあ、お詫びといっては何ですが、たん~と召し上がって下さい」【アテナ】「はあ~すみません・・・」とペコリします。【晃】さんが聞こうとすると【アテナ】は、ストローのクシャクシャにした外袋に、ジュースをたらして、外袋が元に戻るのを【アリア社長】に見せてその反応を見ていた。【晃】「マイペースなやつだな。その凄いシングルの名前とか逸話を教えてくれない」と聴くが【アテナ】「うん?う~ん?」と一応は考えているらしい。この場面だけではないですが、【アテナ】さんはコミカルな表情をくずしません。このマイペースとボケボケさが彼女の魅力ですよね(笑)。【晃】が呆れていると、また今度は【晃】のストローの外袋を取って、またも【アリア社長】に見せて反応を楽しんでいた【アテナ】。【晃】が「あ~食ったぁ、食ったぁ」とゴンドラに寝ようとすると【アテナ】が近づいて来て「食べて、すぐ横になっちゃだめ・・・食べ物が変なとこに入っちゃう・・・」「変なとこ?例えば?」「腕とか・・・」「腕?・・・腕?」と上空に鳥たちがさえずっていた(笑)。今度は【藍華】がお返しとばかりに「後輩ちゃんと同じだわ」【アリス】「でっかい、お世話です」と切り返すのだった。まだ【灯里】は、その凄いシングルの正体が分からない様ですね(笑)。ここからは【アリシア】【晃】【アテナ】の3人の合同練習での話が描かれる。やはり【アテナ】さんは外せないですね。観光案内練習では「えっ・・と、右にじゃなくて、左に、あっ・・・右ですね。右に見えますのは・・・」【晃】「とっくに通り過ぎたぞ」と言われ、「この橋をくぐりますと大運河に・・・」と橋に頭をぶつけ、「ゴンドラ、通りまぁ!!!」とゴンドラ同士で衝突したり、【アリシア】は、見事なオール捌きで落ちたボールをすくい上げて子ども達に返すが、【アテナ】は見事なオール捌きで、ボールを遠くに飛ばして、自分のオールも投げてしまうし、ゴンドラを旋回させてコーヒーカップ状態にしたり、とボケボケさを炸裂させておりました。「えっと、左に見えますのが・・・」と橋に再び激突して、ゴンドラ上で倒れている【アテナ】が愛しく感じて来ましたね。
 今でも【アテナ】さんは【アリア社長】で遊ぶのが好きならしい。クッションに乗っている【アリア社長】を回している(笑)。【アリス】から「アテナ先輩は昔からでっかい、ボケボケだったんですね」と言われ、ショックを受ける【アテナ】。ここで【アリシア】さんが【灯里】【藍華】【アリス】の3人を見ます、当時の自分たちを重ねていたと思います。またも「三大妖精」の修行時代に話は戻ります。【晃】「よ~し!今日の練習はカンツォーネ、行ってみよう~」と言うが、みんな一番手で歌うのは嫌だった様で、ジャンケンで歌う順番を決めますが、お約束で【アテナ】が負けてしまう・・・しかも後出しで(笑)。「じゃあ、はずかしいけど、一曲・・・」と歌い出すと、その雄大さと美しい歌声、その力強さに【晃】と【アリシア】は圧倒されてしまう。その歌声は、聴いていた周囲の人々も魅了し、歌っている間「ネオ・ヴェネツィア」の街の時間を止めて、支配した感じだった。やっとその凄いシングルが【アテナ】だと分かった【晃】は【アテナ】制服の襟首をつかんで揺さぶるのだった。揺れている【アテナ】もとても可愛いですね(萌)。【晃】も負けじと「カンツォーネ」の猛特訓をするが・・・諦める事にする。何もしないで負けを認めるのはできない【晃】。【アテナ】はオール捌き、お喋りを上手になりたいと【晃】【アリシア】と練習ができて良かったと言う。お互いを認め、尊敬しているのが伝わって来ました。【アリシア】さんもあの頃を感慨深げに思い出していた。その先輩3人の話を聴いていた【アリス】が「いつか・・・いつの日にか、私達にもそう言う日が来るんですね」「あ・・・」「あっ」と【藍華】【灯里】のそれぞれの反応。「一人前のウンディーネになったら、今のように灯里先輩や藍華先輩と毎日、練習で顔を合わせる事もできなくなるんですね」と表情がちょっと寂しげになる。【灯里】も「アリスちゃん・・・」と寂びしけになるのだった。ここで【アテナ】が「確かに、今のままではいられないと思う。時間には特に優しく、時には残酷に全てを変えて行くものだから・・・でも、少なくとも、私は今だって満更じゃないわよ。仕事は楽しいし、それに可愛い後輩たちもできたし・・・とか」【アテナ】さんの顔が真っ赤でした(笑)。さすがの【藍華】も「はずかし・・・」と途中までしか言えません。【アリシア】さん「あの頃の楽しさにとらわれて、今の楽しさが見えなくなっちゃったら勿体無いものね」【晃】さん「あの頃は楽しかったじゃなくて、あの頃も楽しかっただな」と凄く優しい表情をする【晃】さん。【アテナ】「きっと、本当に楽しい事って比べるものじゃないのよね。あの頃も、今も、これからも、一緒に居る人と過ごす時間の中にいくつもの小さな楽しい事が生まれては消えて行く、その一つ一つをつかまえる事ができたら、楽しい事はつきる事がないのよ。いつまでも、ずっとね・・・」と最後に【アリシア】さん「それとワンポイントアドバイス、今、楽しいと思える事は、今が一番楽しめるのよ」と言う。その「三大妖精」の想いは伝わったと思います、だって【灯里】【藍華】【アリス】の瞳がキラキラして笑顔だから・・・。みんなで笑いのたえない楽しいひとときを過すのだった。
 そして【藍華】と【アリス】を途中まで送るシーンがアニメ劇中では描かれる。夜の街に響く「はずかしいセリフ、禁止!!!」の声が・・・溜まっていたのね【藍華】ちゃん。「えっー!私、何も言ってないよ!藍華ちゃん」「あんたじゃないわよ」「はひっ!」とこの場面では「音楽」と「雪」での演出が見事にハマっていた。3人で何気ない会話をしつつ歩みを進めます。ここでの【灯里】と【藍華】の会話が凄く好きですよ。「灯里っもうこのへんで良いわよ」「あっ・・・」「見送りご苦労~」「うん・・・」「ありゃー灯里!」「はい」「さっきの話を気にしているんでしょ?」と【灯里】の顔に手をやり「あぁぁぁ・・・」「ったくもう・・・私達は明日も会えるんだからね・・・」と【藍華】らしくて、彼女にしかできない事だと思います。【灯里】の凸に手を触れながら・・・気持ちを察していたと感じる。それがお互いの表情と仕草に表れていた。「あ・・あっ藍華ちゃん・・・うわぁぁぁ・・・ひぃぃぃ」と【灯里】の凸をゴシゴシしていた。【アリス】は2人を見守るだけだった。「あっ・・・」「大丈夫だから」「うん・・・」「じゃあねぇ」「うん」「おやすみん」「おやすみなさい」と2人の後姿を見送る【灯里】・・・。橋の向こうに行き、見えなくなると急に不安になり走って行く。そして、息を切らせながら「藍華ちゃ~ん!アリスちゃ~ん!」と大きく手を振る【灯里】の姿があった。顔が真っ赤だった、泣いていたのかもしれないですね。「また明日ね~また明日~」と大声で。【藍華】「こら!大声、禁止!」「特に大声で名前呼ぶの禁止!」「おやすみ~」「こらー!」「2人ともでっかい、うるさいです」と冷静だった【アリス】。【灯里】と【藍華】の友人としてやり取り、2人が見えなくなってかけ出す【灯里】の表情は良かった。この場面での【灯里】と【藍華】の2人を観ていて心がアツくなりましたね。【灯里】も外から「三大妖精」の話している姿を見ていて、何も変わらないモノもあるし、変わって行くモノもある事を学んだと思います。私も久しぶりに長く書いてしまいました。

ぱにぽにだっしゅ! 第二拾四話 「死して屍拾う者なし」

2005年12月13日 00時59分49秒 | アニメ・映像全般
 第二拾四話の内容は「桃月三年の春、江戸の民衆は苦しんでいた。若干十歳で勘定奉行に登用された【宮本べきえもん(ベッキー)】が、どんな理由だろうと一回泣くごとに100円を納めるべし、という理不尽な『はうはう税』を定めたのだ。そんな悪政を聞きつけて、奉行を懲らしめようと、あちこちから正義の味方が江戸の町に集まって・・・。えっ!子連れ狼?水戸黄門?ねずみ小僧?遠山の金さん?・・・最後は仕置き人ならぬ「ぱにぽ人」って何!」とのお気楽で、娯楽なアニメ作品に仕上がっております。本当に面白い放映回だと思います。OP手前の「はうはう」を使用した歴史の年表、数々の日本で有名な時代劇の正義の味方、アニメ劇中の所々に出て来た「浦島ベッキー」の漫画など、ただインスパイアしただけでなく『ぱにぽに』作品らしさも見事に表現しています。
 まずは【アホ毛の姫子】の登場から物語は進んで行きます。【姫子】が町中を走っていると「着ぐるみ屋」の【来栖 柚子】と会い、挨拶を交わします。【来栖】「今日のおすすめは何ですか?」との問いに「今日のおすすめは、カニーっ!」と答える【姫子】。そのカニの内部には「カニかま」が入っていた(笑)。 「美味しくて涙出ちゃうよ~」と続けると【来栖】は「涙を流すと税金を取られる」と言う。その矢先に「町娘」の【宮田 晶】がお約束でつまづいてコケてしまう。すると、そこへ【ズーラ】と【ヤンキー】の2人のはうはう役人が現れて『はうはう税』を徴収される現場を見る【姫子】と【来栖】。「あんなの絶対おかしいですよ」【来栖】は言った。【姫子】も「ムムムム・・・」と厳しい表情で見る事しかできなかった。その頃【べきえもん】は【柏木姉妹】の接待を受けていた。【優奈】は【べきえもん】を持ち上げて機嫌を取っていた。逆に【優麻】の方は「悪どい税金考えるし~」と機嫌を損ねる事ばかり言っていたが、【優奈】にケーキを食べさせて貰って上機嫌の【べきえもん】(銀紙ごと食べているが・・・。)この場面では【優麻】の「お口にチャック」の仕草が可愛いですね。すると傍らにいる「三味線屋」の【一条】と【メソウサ】に目が行きます。このシーンでも【一条さん】の不思議ワールドが炸裂していました。【メソウサ】に対して「ボーっとしてはいけません。世の中は動いています」と言い出し、「三味線、持ってるだけじゃなくて弾けよ~」と言われ「高いですよ」と「4万ペセタ」と「157クルザード」と言った貨幣価値を越えた発言、口マネで三味線を弾き、しかも「べんべんべべべん、ぷん」と言った後に「糸が切れました」と糸が切れる細かい演出まであります。その劇中には、時代劇の正義の味方「子連れ狼」の【秋山 乙女】と【白鳥 鈴音】がやって来ていた。ちなみに【鈴音】が「大五郎」の方です。【鈴音】は胸の谷間が着物からはみ出して色気全開だし、乳母車に身体が入っていない状態だった。2人のやり取りも面白かった。鼻歌を歌いながら乳母車に乗る【鈴音】と、今にもキレそうになりながら乳母車を押す【乙女】。普通は立場的には逆だと思うのですが・・・これが『ぱにぽに』なのだ。しかも、乳母車からミサイルまで発射され、民家を破壊し、豚の群れと逃げて、地球を高速で回ってしまうとは・・・。ここで、中華料理店に舞台が移り、【蒼の6号】【草場のくるみ】【火力の玲】の3人が出て来ます。ここでも『はうはう税』の話題で3人で話をしていると・・・。そこには、越後のちりめん問屋ご一行様が居た。「水戸黄門」は【犬神 つるぎ】、【べホイミ】と【メディア】が「助さん」と「格さん」で、【ジジイ】先生が「うっかり八兵衛」といったご一行がこのお店で食事を取っていた。そこで【玲】が「そいやぁ、聞いた噂なんだが、全国の正義の味方が『はうはう税』を撤廃させるべく江戸へ集まってきてるらしいぞ」言う。すると【くるみ】が「正義の味方?へぇ~例えば?」を質問すると【玲】が「例えば・・・水戸黄門とか」と核心をつく返答をすると吹き出し、動揺する「水戸のちりめん問屋の一行」だった。たまたま食べた麻婆豆腐のあまりの辛さに【犬神 つるぎ】(ご隠居)がつい泣いてしまった。そして再び現れる【ズーラ】と【ヤンキー】。【べホイミ】「出たな!はうはう役人!」と【メディア】「無謀な税金は許しませんよ~」とはうはう役人との対決があります・・・コッサクダンスと餅つきをしていた(笑)。それでも、対決姿勢を崩さない役人2人に【メディア】「えぇ~い!みなさん静まってくださ~い!あなたがた、このお方をどなたと心得ているんですか!」と【玲】「おっ・・・出るぞ」と期待するが、【べホイミ】「え~い!控えおろう!この紋所が目に入らぬ…ってあれ?・・・ない・・・】と印籠を探す事に。【メディア】「えっ・・・私は持っていませんよ~」と「水戸黄門」らしからぬ展開になります。その印籠は【ジジイ】先生が質に入れてしまっていた為に、あっ気なくお縄となってしまった4人。町を黒焦げにして、なんとか逃げ切った【乙女】と【鈴音】は貧乏長屋前で「町娘」の【南条 操】と「病気の父」【ウパ子】との会話。【南条】「はぁ・・・本当は三ッ星シェフの季節フランス料理フルコースでもご馳走して差し上げたいのですけれどこんな暮らしではそんなささやかな夢も叶いませんわ・・・」と貧乏を越えた話し声を耳にして涙を流す【乙女】。そこに「はうはう役人」の2人と時代劇の正義の味方との対決が再び描かれる。なぜか?関係ないはずの【南条】も一緒にお縄になってしまう。その一部始終を見ていたのが「でこ整体」を営む【念仏の都】だった。「このままじゃ・・・終わらねぇな・・・」と呟く。
 『新必殺ぱにぽ人』・・・天才無用。。。「のさばる悪い子なんとする、親の裁きは待ってはおれぬ、テレビの正義もあてにはならぬ、闇に裁いてぱにぽにる・・・南無阿弥陀仏・・・」このナレーションが必殺シリーズの雰囲気をかもし出していて好きですね。そんなある夜、御用提灯の群れから逃げ回る「ネズミ小僧」【芹沢】の姿があった。探し回る「同心」【早乙女】から、得意の変装(ねずみ男)でうまく逃げ遂せた。妖怪ポスト、目玉おやじ、とりあえず笑ってしまった。どこからともなく「ねずみ小僧」を呼ぶ声が聞えて来た。振り返ると、そこには牢屋に囚われた「桜吹雪の金さん」【五十嵐】が居た。他の正義の味方のみんなも囚われていた。【五十嵐】先生から「頼まれて欲しいと・・・ぱにぽ人へ・・・私達の、江戸の恨みを晴らし貰う為に・・・」と。【都】は仕事引き受けの競りで「50円」で落札する。その後、料理屋『天然記念物』に集まる「ぱにぽ人」の面々。【玲】「50円は、ないんじゃないか~」【くるみ】「う~ん、大安・・・」【6号】「大安売りオブジイヤーです~」【都】「ぬあ~うるさい!今回は他のチームに渡したくなかったのよ」と言う。 【べきえもん】のアッカンベーの絵の貼り紙に【玲】の投げたかんざしが【べきえもん】の絵に刺さる。「御勘定奉行 宮本べきえもん・・・」。【ちび6号さん】「相当な天才らしいですよ」【くるみ】「天才・・・」【玲】「天才だか何だか知らないけど、やることがエグすぎるよ」【玲】の背後で口をパクパクしている【くるみ】が居る(笑)。【姫子】「ちびっ子お奉行さん、可愛いと思ったのになあ~」と言っていると「情報屋」の【綿貫 響】が竹馬に乗って料理屋の2階に来るが目立ってしょうがないと思うのは私だけだろうか?(笑)その情報屋【響】から聴かされた町の惨状が報告される。拾った絵本「みにくいアヒルの子」を読み泣いて徴収される【来栖】、「浪人」の【桃瀬 修】はてんこ盛りのワサビを完食し辛さのあまり泣いて徴収、お酒にほろ酔いの【ネコ神様】にはタライを落として泣いた所で徴収するといった事を聴いた「ぱにぽ人」たち。【くるみ】「え・・・」【姫子】「え~、それって反則だよ~」【響】「でしょ!ひどいってもんよ!」【くるみ】「どう・・・」「どっ・・・」【6号さん】「どうやら金を取る為には、手段を選ばなくなって来たみたいですね」【くるみ】「あたしにもしゃべらせてよ~」と泣きながら倒れ込む。【都】「どうする?」【玲】「よし、今夜だ・・・」と一同がうなずくと物音が・・・それは【一条妹】だった。まさか、一休さんかな(笑)。大将の差し入れを持って来たが・・・掛かっている手ぬぐいを取ると「大将」の【オオサンショウウオ】だった。【玲】「よし、折角だから頂こう」と包丁を構えていた。
 満月の晩、桜の花びらが舞い散る中を歩く【玲】。「月刊Gファンタジー」を寝そべって読む【べきえもん】油断している。ここから、逆光のスポットライトを浴び夜道を歩き、BGMも変わり、必殺シリーズの真骨頂が表現されていて凄くカッコ良い演出がされている。アニメ劇中では【都】、【一条さん】、モヤイ像の前では【6号さん】と【姫子】と一人一人と合流し【べきえもん】の所へ向うのだった。しかし、一人だけ忘れられている者が・・・それは【くるみ】。しかも「ハチ公」の前で待っているし・・・。今回は【メソウサ】以上に痛々しいキャラクターになっていたかもしれないですね。あの傾き倒れるハチ公がそれを物語っていた(笑)。「ぱにぽ人」が迫るさなか【べきえもん】はテレビゲームをしていた。ゲームオーバーしてトイレに立って、城内の廊下を歩いていると【姫子】「準備はいいかなぁ~」(マホスラッガーが首に)【6号さん】「はい」(アメリカンクラッカーが足を捉える)とお互いの飛び道具でしとめにかかるが【メソウサ】だった。トイレに隠れていた【べきえもん】は「天才をなめんなよ~」と庭を走っていた。2番手に【一条さん】の三味線の糸吊るしが炸裂するが・・・またも【メソウサ】だった。今度は床の下を逃げる【べきえもん】、対するは指を鳴らし床の上で待っていた【都】の頭突きが床を破壊しレントゲンの頭部も粉砕したが、【メソウサ】だった。逃げ切った【べきえもん】を最後に待っていたのが、屋根の上に居た【玲】「往生際が悪い子だよ・・・」【べきえもん】「うるさい!何かしたら大声上げるぞ・・・」【玲】「上げなよ・・・好きなだけ」このセリフの言い回しは気持ちがこもっていた。カッコ良くてゾクゾクしましたね。「お奉行だぞ!天才だぞ!」「それは聞き飽きたよ・・・お前さんにも、税金を払って貰おうか・・・南無阿弥陀仏・・・」と手の平を【べきえもん】に見せると「目」が現れて「うわぁ~はぁうはぁうはぁう」と泣いて成敗した。そこで【一条さん】が「それではみなさーん、よーっ」と「よよよい よよよい よよよいよい」とみんなでやって、【姫子】が「めでタイガー」と言い、【6号さん】が「あっ!一人忘れてる」と【くるみ】を思い出すが・・・その時【くるみ】は「ハチ公」像の隣で一人で黄昏ていた「ららる~」。
 エンディングの【レベッカ 宮本】が歌った「雪月花」の背景の夕陽が良かったし、縦書きのテロップ表示もイイ感じですね。懐かしい時代劇を思い出しましたよ。最後のC組のみんなで温泉に入るシーンでは、【姫子】「一条さーん、背中流してあげる~」と近づくと【一条さん】の背中に「押スナキケン」ボタンが・・・もちろん、【姫子】なので押しますよね(笑)。。。 スクエニビル爆破、崩壊してしまった・・・。さすがは『ぱにぽに』だなと感心してしまった(笑)。

地獄少女 第十話「トモダチ」

2005年12月11日 23時50分54秒 | アニメ・映像全般
 第十話のストーリーは「仲の良かった【渋谷 みなみ】と【赤坂 詩織】。しかし【みなみ】の独占欲の強さに嫌気がさした【詩織】は急に態度を変える。裏切られた【みなみ】は腹いせに地獄通信にアクセスする。」という展開をして行きます。今作を通して「友達」「友人」としての「価値観」の違い、お互いの関係に置いての「概念」の差などが描かれ、観ているあなた自身はどうでしょうか?と問われている放映回の様に感じられた。全体的な内容もハッピーエンドに向っていた世界が、【みなみ】と【詩織】のちょっとした事で違った世界に変化して行った所も観ていて面白かったし、アニメ劇中の途中で依頼人【みなみ】の「黒藁人形」がターゲットであるはずの【詩織】の手に渡った時には、ワクワクして観る事ができました。何気ない友達同士のいざこざが、お互いの「勘違い」「誤解」「周囲の人間」などの要因により、2人の運命が大きく変わって行く様にはかなりのリアルで身近な恐怖がありました。アニメ作品を観ていて「こんな事で・・・」で「地獄通信」にアクセスされてしまう短絡さを描いておりますが、この中学生の時期では有って当然の感情だと思います。この時期の友人関係は「精神的なつながり」よりも「物理的なつながり」の方が強調されます。その点では【みなみ】と【詩織】の心情面を巧みに表現できたと感じる。最後の【みなみ】と【詩織】の神社での「黒藁人形」に関する2人のやり取りを観ていると、本当に悪いのは誰なのか?2人は本当に友達だったのか?と考えさせられる。作品全体を観ていて【みなみ】は友人として文句のつけ様がない位に良い友達だと思う。確かに、30分置きに携帯のメールはやり過ぎかもしれないですが、【詩織】に関しても周囲のクラスメイトに、その行為は「ストーカー」と言われるまで気が付かなかったし意識もしていなかったが、いったん、意識すると【みなみ】のやる事の全てが嫌になってしまう感情も実は、周囲の人間が作り上げた物だと感じる事ができます。今回で描きたかったのは、その事に関する噂と風評などが一番に怖さを感じる事だと表現しているのではないか?とも言えると考えております。
 今回のストーリーは、クラスメイトの楽しく会話する【詩織】とそれを見てイライラしている【みなみ】の2人の教室シーンから始まります。【みなみ】の【詩織】に対する怒りの感情を「シャーペン」の芯の演出で代用している所が良かった。この演出で【みなみ】のイライラを更に強調している。【みなみ】は「許さない!絶対に許さない!」と「地獄通信」にアクセスする。その頃【閻魔 あい】は紙風船で遊んでいた。私が好きなのが【あい】と【お婆ちゃん】との会話で「誰か相談する人とかいないのかねぇ・・・友達とか・・・」と言うお婆ちゃんの言葉は、今回の話に対してのかなりの皮肉な表現と感じられて好きですね。【あい】が【みなみ】の前に現れる。やって来た【あい】に嬉しくて握手をしてしまう【みなみ】に何か親近感を感じてしまった(笑)。【あい】から渡される「黒藁人形」の「赤い糸」をいきなり解こうとすると【あい】が「よく考えた方がいいわ・・・」と言う。このセリフには色んな意味が含まれているし、何となくではありますがどこか諭している感じの言い方がしましたね。「こんな事で解くの?」と【あい】が言っている感じがします。【あい】なりの優しさでしょうか?次に【みなみ】と【詩織】がお互いで何でこうなったのか?が描かれます。【みなみ】は「あなたとは、良い友達だと思っていた。あんな事があるまでは・・・」。【詩織】は「また見てる。そんなにあたしを苦しめたいの?あの時みたいに・・・」とお互いの言い分の様な感じで表現される。他の友人とも付き合うし、携帯メールの送らない事もあるかもしれないし、ちょっとした事故で【詩織】を転倒させてしまうかもしれないが・・・この場面では、お互いの「ボタンの掛け違い」が色濃く描かれている。ここで物語は進展をして行く。体育の授業中に怪我をした【詩織】が【みなみ】の机から「黒藁人形」を持ち出してしまうのだった。
 ここで【柴田 一】がアニメ劇中に出て来ます。今回は【つぐみ】ちゃんは出て来なかった・・・とても残念です。ファミレスでスクープをネタに現金を貰っていると自然と外の方へ目が行く【一】。そこには「黒藁人形」を持った【詩織】が立っていた。ストップモーションの様に、トラックのライトに照らされる「黒藁人形」・・・。急いで後を追うが見失ってしまう。再び【柴田親子】と【あい】は運命の糸で交わる事があるのかと期待しております。その【詩織】は神社の木に「黒藁人形」に対して「丑の刻参り」をします。「ストーカー!ストーカー!ストーカー!・・・呪われるのは、みなみ、あんたの方よ!」と走り去る。その後に【一目連】【骨女】【あい】が出て来る。【輪入道】は「黒藁人形」なので、木に刺さったままです(笑)。【骨女】が助けようとすると【あい】が「待って・・・」と言います。【一目連】「どうした、お嬢?回収しないのか?」と言われ、【あい】は「うん・・・しばらく、このままにして置こう・・・」と見守ります。憶測ではありますが、【あい】は【みなみ】と【詩織】の2人に対して「なりゆき」と言う「偶然」に任せたいと考えたと思います。その【みなみ】は「黒藁人形」を失くしたショックで学校を休みます。その姿を見ている【あい】。一方【詩織】は「呪いの効果?だったら、スゴイあの藁人形。でも、まさか死んじゃいないわよね」と心配する一面を見せる。そして実際の修学旅行の班決めになった時に、約束したクラスメイトの所へ行くと「あら?詩織、何でこっちに?」「もう、いっぱいだよ」と言われ、「えっ・・・でも、一緒にって、この間・・・」と戸惑ってしまう【詩織】。そして【みなみ】の携帯がメールを受信する。【みなみ】「えっ!」「会いたい。。。」と【詩織】からだった。「会いたい・・・どういう事」と考えている【みなみ】。またも「これまでの事、本当にゴメン・・・。だから、またともだちになって。」とメールを受信する。そのメールを読んだ【みなみ】は「こっちこそゴメンね。詩織・・・どうかしていた。詩織を地獄送りにしようだ、何てゴメン・・・」と泣くのだった。もちろん、その姿を見守る【あい】。急いで【詩織】の所へ向う【みなみ】。今度は2人のやり取りを【あい】【一目連】【骨女】で見ている。【みなみ】と【詩織】は、許し、悔い改めて抱き合うのだった。本当にここまでは感動的な展開でしたね。今回は「黒藁人形」を使わないで終わるのかと本当に思いましたから・・・しかし、ここからが『地獄少女』の作品のテーマである「人間の心」が描かれて行きます。ハッピーエンドでは終わりません(笑)。【詩織】が「これ使っちゃおうよ・・・呪うの・・・クラスのみんなを・・・」と言い出します。もちろん【みなみ】は使う事には消極的だった。その「黒藁人形」を使う事がどんな事になるかを理解していたから・・・。【詩織】が「赤い糸」を解こうする。そこで【みなみ】が「引くのは・・・その、あたしでないと・・・」と言うと【詩織】が「じゃあ、はい」と無理やりに「赤い糸」を解かせようと迫り出し、表情が険しくなる【詩織】。ここから【みなみ】と【詩織】との押し問答での言い合いが描かれる。その2人の姿を発見した【一】が向う。そして【詩織】はどうしてもできないと言う【みなみ】に対して「ねぇ・・・あたしたち友達よね・・・」「うん・・・」「本当の友達よね・・・」「うん・・・」「本当の友達なら、やってくれるよね?」と・・・言うって来るのだった。必死に抵抗する【みなみ】。「それとも、本当の友達じゃないの?」首を振りながら「うっん・・・ともだち」「だったら・・・だったら!!!」「あっー!・・・ねぇ・・・詩織・・・私達、本当に友達なの・・・?」と心の中で言うのが精一杯だった。ついに「赤い糸」が解かれて行く。そして【詩織】の姿無き悲鳴がその場を支配した。「あたし・・・あたしのせいじゃない・・・」と崩れ落ちる【みなみ】。【あい】「あなたのせいよ・・・」「うそ・・・」「これがあなたが望んだ憎しみの世界・・・」「そうなの?そうかも、そうなのかも・・・でも、詩織が悪いのよ。ともだちだからって、勝手すぎる・・・私の気持ちだって考えてよ」と本音を言う一面も表現されている。そこにまたも後手後手になった【一】が息を切らせて来る。【一】の問いに「たぶん、地獄・・・でも、いいの・・・いずれ、私も行くから、あっちでも友達でいてね・・・詩織」とどこか悲しげな表情で泣きそうな【みなみ】が印象的だった。
 しかし、【詩織】はなぜ?あそこまで「赤い糸」を【みなみ】に解かせたかったのか・・・が疑問に残りますね。いったん解こうとした意地なのか、それとも「好奇心」という名の危険な仮面をしてしまったのかと色々と推測されますが、「トモダチ」のキーワードがこれほど切なく描かれるとは・・・。感慨深い放映回だと思いました。

舞-乙HiME 第10話「それが乙女の一大事」

2005年12月10日 19時49分23秒 | アニメ・映像全般
 第10話のストーリーは「行方不明になった【アリカ・ユメミヤ】。【ナツキ・クルーガー】をはじめとする学園関係者たちは、急遽遠足(踏破試験)を中止し、その捜索に乗り出す。【アカネ・ソワール】たちや【セルゲイ・ウォン】もその協力を買って出た。しかしそれは【ナギ・ダイ・アルタイ】から命じられた「エアリーズ共和国」内に残る旧暦(十二王戦争以前)の遺跡調査をするカムフラージュでもあった。遺跡付近の断崖をボートで旋回する【セルゲイ】は「アスワド」の【ルーメン】に襲われて崖から転落する【アリカ】の姿を目撃。応戦するが、【ルーメン】の呼び寄せた【ケートス】の攻撃を受けてボートを破壊されてしまう。それでも、なんとか【アリカ】を岸に助け上げた【セルゲイ】は、使われなくなって久しい廃屋に【アリカ】を抱えて行くのだった・・・。」という展開をして行きます。
 今作の全体としての見所は、【アリカ】と【セルゲイ】の小屋でのやり取りと審議会の臨時決議により結成したオトメ連合軍と【ミドリ】率いる「アスワド」との息詰まる激戦ですね。前半パートでも観て置きたい所が多かったと思います。やはり【トモエ・マルグリット】の言動ではなかろうか?【ニナ・ウォン】と本日の泊まる準備をしている場面で【チエ・ハラード】がやって来て「踏破試験は中止だ・・・アリカちゃんのペアが遭難してね。ついさっきエルスちゃんは発見されたんだけど、アリカちゃんはまだ行方不明なんだ」と聴かされ、【トモエ】は「そんな・・・」と言いながら口元は策謀の笑みを浮べたり、救出された【エルスティン・ホー】の容態を【ヨウコ・ヘレネ】に聴きに来た「星組」のみんなの場面では【トモエ】「本当に・・・良かったわ。後はアリカさんが無事ならば・・・」と発言し、その【トモエ】を【ミーヤ・クロシェット】が何とも言えない表情で見詰めている所が【ミーヤ】の今の心情を素直に出せていたと感じる。【トモエ】はいつまでこんな事を続けるのか・・・身を滅ぼす可能性があるのに・・・【トモエ】が目指す「オトメ」とは一体、どんな「オトメ」なのかと思います。【シズル・ヴィオーラ】もそんな事は決して望んでいないのに・・・今後の【トモエ】がどうなって行くのかにも期待しております。そしてもう一人【ニナ】も触れて置きたい。【チエ】から「ウォン少佐も消息を絶った」事を聴かされた【ニナ】の様々な表情、仕草が描かれている。【ニナ】は【セルゲイ】との写真が入った時計を抱き本当に心から心配している悲痛な表情をし「お父様・・・」と呟く。本当は今にも【セルゲイ】を捜しに飛び出したいと思うが、今は動いては行けないのをよく分かっている女の子でもあるのです。例え、血の繋がりが無くても必死に行きたい気持ちを抑えている心情は耐え難いだろう。その【ニナ】の気持ちの爆発が【ヨウコ】と【ナツキ】の会話だった。ローブのものじゃない反応を【セルゲイ】の消息の絶った方向で検知した事を聴き、その場所へ行こうとする【ニナ】。しかし、その行動をさせまいと【シズル】が立っていた「待っておくれやす」と道をふさぐのだった。【ニナ】が「行かせて下さい!お父様が・・・お父様が・・・」と冷静さを欠いていた。その【ニナ】の頬を叩く【シズル】「辛いんのは分かります・・・せやけど、今は辛抱しよし、大丈夫。うちらが必ず捜し出しますさかい」と【ニナ】の肩を優しく抱き、語りかける様に言う。【ニナ】は泣いてしまう。今は泣く事しかできない・・・その【ニナ】を想うと心がアツくなります。次に【アリカ】と【セルゲイ】の2人に物語は移って行きます。夜になり冷えて来たが「アスワド」に見付らない為に、火を焚いて暖を取る事ができない状況だった。【アリカ】は身体が冷えてしまい震えていた。【アリカ】は無意識の中で言う「ばっちゃ・・・行か・・・ないで、あたしを一人にしちゃ・・・いやだ・・・」と呟く。震えながら涙をこぼす【アリカ】。【セルゲイ】は「アリンコ・・・」と涙を拭うその手を【アリカ】がすがる様に取り「寒いよ・・・」と言うのだった。【セルゲイ】はお互いの衣服を脱ぎ、身体を体温で温める事をします。いつもと違う【アリカ】の雰囲気に【セルゲイ】も意識してしまうシーンも男性なら当然だと感じて面白かったし、この生死を一緒にさまよった体験が【アリカ】と【セルゲイ】の心の距離を短くしたとも言えますね。「ばかな・・・この子はニナと同じ年なんだ。何を・・・そうさ、まだこんなに細い身体の・・・こんな細い身体で・・・」と【セルゲイ】は今までの【アリカ】との出会いを思い出しながら感じた。そして、再認識する【アリカ】はただの女の子だと言う事を・・・。そんな彼女を愛おしく想い抱きしめた。その頃、遺跡の前で巨漢「アスワド」【ダイン】が見張っていた。それを【アカネ】と【チエ】が確認し【ナツキ】に報告する。【アカネ】は続けた「それから、付近の海岸にボートの残骸とこれが・・・」と【アリカ】の水筒を出した。この場面ではかなり最悪な状況だと感じた。もちろん【ユキノ・クリサント】【ハルカ・アーミテージ】【マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム】【ナギ】もこの場に居た。この場面では「各国の利害関係」が如実に表現されていた。【マシロ】が「何でも良い!とにかく、すぐに捜しに行くのじゃ!」と言っても【ナツキ】は黙っていたし、【ハルカ】が「情報提供、感謝するわ。後はエアリーズで始末するから閣下、私の部隊に出動許可を・・・」と言っても【ユキノ】も黙っていた。普段の【ユキノ】はおっとりとした外見と大人しい性格だが、この緊急を要する時にはしっかりしている。それは「審議会」の意向を無視できない為だった。だが【ユキノ】は「審議員3人以上の同意があれば、臨時決議が認められる」とも言う。【ナギ】も【ニナ】の必死の訴えに同意するしかなかった・・・まあ、裏があるのですが。
 そして、朝になり【アリカ】が目を覚ますと・・・お互いが裸同然の格好だし、【セルゲイ】と2人っきりだった。大きな悲鳴を上げて混乱するのも理解できる状況だった。【セルゲイ】も「待って!アリンコ!それより、隠せバカ!その粗末なムネを!」と更に火に油を注ぐ発言をしてしまう。しかし【セルゲイ】の腕の怪我を見て【アリカ】の暴走は治まるのだった。「あっ・・・ごっごめん・・・大丈夫」と近づき、またお互いを意識してしまう所も良かった。「安心しろ、本当に何もしちゃいないから・・・」と言う。【アリカ】も「うん・・・」と恥ずかしさと照れた感じが混じった表情が最高に可愛かった(萌)。アニメ劇中では「アスワド」の一味が研究施設の中心部へ到達していた。【セルゲイ】と【アリカ】は【エルス】の事、援助してくれるおじさまの事、軍人としての理想と現実の話などをしながら森の中を歩いていた。この場面でも【アリカ】が「その・・・一応、ありがとうウォンさん・・・」と照れながら言うと、登る所で【アリカ】に手を貸し「セルゲイで構わないよ」と言った。「あっ!はっ裸を見られたからって、なれなれしくしないからね!」と【アリカ】。もしかして【アリカ】って、自分の裸を見られたら結婚しないと思っていたりしてね(笑)。2人で会話をしていると【セルゲイ】が茂みに隠れた。視線の先には「アスワド」の一味が居た。何か受け取る【ミドリ】。しかし【ジョン・スミス】の策により「アスワド」に襲われる【アリカ】と【セルゲイ】だったが、そこへ「お止めなさい!」と崖の頂に【ハルカ】が立っていた!しかも【ユキノ】との承認なしで向って行き、崖下に落下する【ハルカ】だった。緊張感の中にもコミカルさも忘れていない演出に感謝します(笑)。そして【ダイン】と【ガル】の攻撃が2人に向けられるが、【シズル】と【ニナ】が攻撃をガードする。【ニナ】が「お父様・・・」と無事を喜ぶが、腕を痛がる【セルゲイ】に対して【アリカ】の「大丈夫!セルゲイ」の言葉にショックを受ける【ニナ】の表情も良かった。今後の2人の【セルゲイ】を巡る関係にも注目ですね。【ナツキ】も出て来て、【ミドリ】と対峙する「ガルデローベ・・・科学技術をひとくし、歪めている元凶がか・・・貴様ら如きに我らを止められるか?」と問う。【ハルカ】も【ユキノ】の承認を受け、ローブを身にまとい【ミドリ】に「ダイナマイト・クラッシャー」で攻撃をするが、【ミドリ】は素手で受け止めてしまう。自身の刀で斬りかかろうとすると、その隙をつかれて【スミス】「これは、我々「シュバルツ」が頂いて行きますよ。ミス・ミドリ」研究所で手に入れたモノを奪われてしまう。その【スミス】の姿を見て【セルゲイ】が叫んだ「スミス!」と知っている感じがした。その【スミス】を「アスワド」の4人が追う展開になる。【シズル】たちの前に【ミドリ】が立ちはだかる。「いでよ!鋼の牙!愕天王!」と空間を裂いて現れた。【ミドリ】と「愕天王」との強力コンビに【ハルカ】も一撃で吹っ飛ばされてしまう。その隙に【シズル】が斬り込んで行き【ミドリ】との刃を交える交戦をする。【ミドリ】は「歪んだ世界を破壊する為に・・・」【シズル】は「大切な人の為に・・・」とお互いの刃を交える正義のぶつかり合いも良かった。「ならば、死してその想いを告げよ・・・愕天王!突貫!」と決めにかかる【ミドリ】。しかし【シズル】はその冷静な戦い方をし、愕天王の動きを止める。さすがは【シズル】だと思った。確かに【ハルカ】も強い・・・強いが若干、直線過ぎると思います。すると【ミドリ】のREMにヒビが入り撤退をする事になる。やはり、生身で「マイスター」2人との戦闘は、それだけの消耗とリスクがあるといった感じがした。その「愕天王」で飛び立つ【ミドリ】を見て、【ヨウコ】「・・・ミドリ」と言ったし、【ヨウコ】が見詰める写真には、幼い頃の【ミドリ】の姿が・・・【ヨウコ】は知っていると思う【ミドリ】の事を・・・。最後は【アリカ】が「おじさま」への手紙を書く感じの演出が表現される。しかし【セルゲイ】は【ニナ】に何を言われていたのかな~気になりますね(笑)。夕陽に向って左手を突き上げて、決意を新たにする【アリカ】だった。最後の【ナギ】と【セルゲイ】の会話シーンも良かった。【セルゲイ】「殿下、何を企んでおいでなのです」【ナギ】「シュバルツの事かい・・・」「はい」「何だと思う・・・フフフ、でもさあ、君だって僕に隠している事あるでしょう?分かっているよね。僕を裏切っちゃダメだよ・・・」と【セルゲイ】にスゴイ迫り方をしていたのも印象に残っています。

かみちゅ! TV未放送エピソード第8話「野生時代」+α

2005年12月09日 10時14分02秒 | アニメDVD野郎!
 やはり『かみちゅ!』の未放映第8話に触れて置きたいと思います。今回のストーリーは「乾物屋が襲われた!?ガラの悪いネコとその一味が商品をごっそり盗んでいったのだ。【タマ】に問うが何も知らないという。不審に思った【ゆりえ】は【タマ(貧乏神)】の跡をつけ、閉鎖された造船所にたどりつく。そこではリーダー猫の【タイラー】がキャットワールドの独立を宣言していた。それに反発した【タマ】は猫に変身した【ゆりえ】と深夜のキャットファイトに参戦する!?」という感じに展開されます。この第8話は【タマ】が大活躍の放映回。キャットワールドの独立を宣言する【タイラー】とのプロレスマッチもなかなかの激闘でしたね。なぜか【ネコゆりえ】とのタッグマッチなのが笑えた(笑)。【タマ】って女の子ではありますが、かなりの使い手ですね。あれは・・・昇龍拳でしょうか?強かった。しかも【タイラー】は長年生きているので、モノノケ化していて尻尾が二又になっていた。そのお陰で猫たちが二足歩行をしていたのかもしれないです。廃墟になった造船所で【ゆりえ】を追い掛ける猫たちの立って歩く姿には怖さを感じた。しかも遅いし・・・四本で走った方が速いと思いますね。アニメ劇中では、舞う木の葉を相手に【タマ】が格闘技の殺陣をしていると【一橋 章吉】君に見られてしまう場面も面白いです。その場は【ゆりえ】が誤魔化しましたが【章吉】君は納得していないですね、あれは。それと【ゆりえ】が【タマ】に猫たちの事を聞く場面で「ねこじゃらし」で遊んでいる場面の【タマ】の毛並みのフワフワ感もかなり可愛いですよ。飼い主としての【ゆりえ】の奮闘ってのも見所だと思います。夜中に出て行く【タマ】を自転車で追い掛けたり、一緒に猫としてキャットファイトに参加したり、【タマ】が【タイラー】を倒してキャット界の女王になり、【タマ】を自転車の前カゴに乗せて朝帰りするシーンの【ゆりえ】との会話なども良かった。試合の内容としては【タイラー】の「マタタビ攻撃」で負けそうになったが【ネコゆりえ】が神様パワーを使って逆転勝利をしました。梅干がキーポイントだったとは・・・。最後の場面で、負けた【タイラー】が町を去るシーンでの【タマ】の何とも言えない表情が好きなんですよ。あれは【タマ】の恋だったのかな。キャットワールド・・・第4話の「地球の危機」の火星人の登場した放映回並みにファンタジー性の強さを感じました。
 次に、第6巻目に収録予定のTV未放映エピソードの第11話「恋は行方不明」。ストーリーは「朝学校に向かったはずの【みこ】と【章吉】が学校に来ていない。学校では二人がかけおちしたのではないかと大騒ぎ。【ゆりえ】たちは【みこ】が弓道の準決勝で失敗したことが原因でないかと心配し、二人の行方を捜すことに。【みこ】と【章吉】が学校をサボった本当の理由とは・・・!?」といった感じに展開される。【みこ】ちゃんは【八島様】が気になり、【章吉】君は【みこ】ちゃんが気になる様子ですよね。今作で【みこ】と【章吉】の恋進展もあるかもと期待しております。

暴走!物欲アニメ番長。

2005年12月07日 11時27分50秒 | 暴走!物欲アニメ番長
 本日、7日は『いつだってMyサンタ! DVD-BOX』と【高橋 洋子】さんの「それは時にあなたを励まし、時に支えになるもの」のCDを購入して来ました。密かに欲しいと思っているのが、16日発売予定『ガンソード』のバラエティ・アルバム「いつだって波乱ヴァン丈」ですね。かなりコメディ色が強いそうですが、私が聴きたいのがアニメ劇中17話のEDで【カルメン】【ウェンディ】【ユキコ】【プリシラ】の4人が歌った「S・O・S」がとても聴きたいのです(笑)。『ガンソード』の魅力って、【ヴァン】と【ミハエル】との宇宙空間でのお互いの正義をぶつけたヨロイバトルも迫力があって良いのですが、本編とはまた違ったコメディな部分もかなり好きなんですよ。意外とおバカなアニメでもあるのです『ガンソード』は!

ぱにぽにだっしゅ! 第二拾三話 「弱り目に祟り目」

2005年12月06日 18時39分49秒 | アニメ・映像全般
 第二拾三話のストーリーは「ローテンションでHRを終えた【レベッカ 宮本】(以下、ベッキー)はA組の教室へ向かう途中、パペットを持った【白鳥 鈴音】に遭遇し、【芹沢 茜】と一緒に白鳥人形劇団に加入させられる羽目になる。ホラー映画の殺人鬼と【鈴音】とウサギの人形で繰り広げられるストーリーを展開するのだが・・・。実は、後4回で、地球が滅亡する!?」との展開が描かれています。
 前半パートは、朝のC組の面々と【ベッキー】との冬の寒さに関する防寒対策の会話シーンから始まります。【桃瀬 くるみ】が教室内でかなり寒気を感じていた場面での【くるみ】の「水木しげる」風 の顔や「のび太くん」っぽい「なんとかしてよ、ベキえも~ん」と言っている所が笑えた。しかも【ベッキー】の対応も「使い捨てカイロ」を上げるだけだった。全体としては「ぱにぽに Orchestra」の演出が面白かったですね。所々で「桃月学園」の面々が「楽器」を持って、最後はみんなでって感じが良かった。もう一つは「白鳥人形劇団」の存在ですね。これはかなり【鈴音】が可愛かった。B組の教室での「ちび鈴音」と「ちび早乙女」との公演も可愛くて良かった。しかも、授業に来ない【ベッキー】を迎えに来た【来栖 柚子】まで巻き込まれる事になるが、【来栖】にはあの「ロボ子」人形が渡された。「これはあの演劇部の・・・」と動揺を隠せない【来栖】だった。それだけではなく、温泉妄想で極楽な【上原 都】【くるみ】【6号さん】たちの銀河温泉ガイド改訂版に関する会話。【都】「こんな雑誌燃やしてやる!!」と怒りの燃え盛りも笑えたし、【片桐 姫子】の上着を着る【橘 玲】を妄想を勝手にしたりと「ぱにぽに」らしさを発揮していました。その平和な「桃月学園」の日常が徐々に変化して行きます。「地球は・・・滅亡するというのか」重々しくつぶやく【エイリアン艦長】。そして「桃月学園」のみんなに襲い来る不幸の数々が・・・。深爪してしまった【くるみ】がコケて穴の底へ(まあ、かなり地味ですが・・・)、【綿貫 響】は毎回、命がけでやって来た諜報部に廃部勧告が出され、スカートのジッパーが吹っ飛び壊れ、【南条 操】の動物自慢を聞かされていた【犬神 つるぎ】は、振り向いた【南条】の髪の毛に飛ばされて窓から落ちてしまう。そして、ついにその脅威は主人公にまでも・・・「はうはう~」と泣きながらペンキまみれになっている【ベッキー】の姿があった。しかもこの過程に至るまでが【メソウサ】に負けない位に痛々しいかった。飛んできたボールにぶつかり、窓ガラスを破って池に落ち、上がったら目の前の落とし穴に落ちて、なんとか穴から這い出したと思ったら、今度は犬に追いかけられ、振り切って休もうと思ったベンチはペンキ塗りたて、背中にペンキがつき、とどめに空からペンキ缶が降ってくるというベタな展開が描かれている。その不幸は【ベッキー】だけではなかった。【6号さん】のリボンが切れ、【玲】のメガネにヒビが入り、【くるみ】は【妙子】ちゃんからのメールが携帯に、【都】は無病息災のお守りが消えて、【一条さん】は茶柱が立たなかった。その危機は確実に迫っていた「桃月学園」の外は猛吹雪となっていた・・・。【玲】の「ノストラダムスか?」に対する【ベッキー】の「古いよ」ってツッコミもなかなか良かった。今までに比べれば若干長めのエンド後のパートでしたが、「宮本研究室」でのみんなの描きが良かった。【一条さん】「あと4回なので色々起きるのです」と ご注意「お薬は使用上の注意をよく読み定められた用法用量を確かめてご使用下さい、今度は【一条さん】に【姫子】が加わって 「お酒は二十歳になってから」と「たばこの吸い過ぎはあなたの健康を害するおそれがあります。」などの注意書きシリーズも笑えた。2人が歌っていたのは「蛍の光」の替え歌・・・?さすがは後、4回ですね(笑)。そして、再び緊迫なシーンがやり直して【姫子】が「彗星が迫ってるんだよ~」と言う。迫る地球の危機!【ベッキー】も「私まだ11年しか生きていないよ」とつぶやく。そこへ【桃月学園校長】登場と通訳の【オオサンショウウオ】が現れて、【ベッキー】とC組のみんなで地球を救う事になるのだった。みんなが全員変身をしてこの危機的状況に立ち向かう。 地球滅亡まであと31日・・・。 ぱにぽにXの登場なのか!