現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ARIA The ANIMATION  第11話 「その オレンジの日々を…」

2005年12月15日 21時32分28秒 | アニメ・映像全般
 第11話の心温まるストーリーは「寒さも増し、鉛色の空から雪が舞い落ちるようになりました。ゴンドラの上でも、毛糸の帽子とマフラーは必需品です。そんな日の練習後に嬉しいのは、【アリシア】さん特製生クリームのせココア。とても美味しいし、身体がとても暖まるんです。【藍華】も【アリス】も、そんなココアを薦めてもらえて嬉しそう。嬉しいといえば、今日は、【晃】さんと【アテナ】さんが遊びに来ていました。三大妖精がいっぺんに集まるなんて、ちょっと凄いかも。」という感じに物語は描かれます。今回のメインは【アリシア】さん、【晃】さん、【アテナ】さん、三大妖精の「シングル」「ペア」時代のお話とその3人の懐かしい思い出話を聴いた【水無 灯里】【藍華】【アリス】の水先案内人(ウンディーネ)見習い3人の心境の変化などが見所だと思います。「一期一会」がもししかしたら、隠れテーマかもしれませんね。でも、修行時代の【アテナ】さんって本当にボケボケなんです・・・コミカルな表情、仕草が凄く可愛いですね。
 今回のOPトークは【アリス】の「今という時間は・・・いや、何でもないです。」と「今という時間は、でっかい・・・いや、やっぱりいいです。」の問い掛けに【灯里】【藍華】の2人が気になってしょうがない姿が可愛いですね(笑)。物語は【灯里】がゴンドラ漕いでいる所から始まります。【藍華】と【アリス】との3人で合同練習をしていますが・・・今にも雪が舞いそうな「ネオ・ヴェネツィア」の寒い冬がやって来ております。【藍華】「さぶい~今日は特に冷えるわね・・・」【アリス】「でっかい、寒いです」【灯里】は身震いで自分の手に息をかけて温めている。もうすっかり「アクア」は冬の中です。深々と降り出す雪、3人のはく白い息、暖かい暖炉・・・冬の準備は完璧です。その【灯里】【藍華】【アリス】と【アリア社長】は合同練習を終えて「アリアカンパニー」に帰って来ます。すると会社中には【晃】さんと【アテナ】さんが来ておりました。何も知らない見習い3人は【藍華】「アリシアさん~ただいま~」【アリス】「自分の会社みたいですね」とツッコミが入ります(笑)。【藍華】の【アリシア】さんの前でしか見せない甘えた姿があったが、【灯里】の「アテナさん、晃さん」の言葉を聴いて、表情が青ざめた【藍華】だった。【晃】さんを見た【藍華】の「ぎゃあああー!!!」の叫び声が街に響いた(笑)。そこで【アリシア】さんが3人の為に温かい飲み物を入れてくれます。もちろん「特製生クリーム入りココア」です。【晃】さんと【アテナ】さんもお気に入りの飲み物らしいですね。【灯里】「わ~い!アリシアさんの特製ココアだぁ~」【アリス】「でっかい、楽しみです」と2人も大喜びです。しかも【アテナ】さんが「さあ、どうぞ~」と人数分のクッションを用意してくれます。【晃】さんの頭には「汗ジト」が・・・。本当に【アテナ】さんって、気遣いのできる人ですよね。私生活ではダメダメですが。その【アテナ】さんにも【アリス】「アテナ先輩、自分の家みたいです」とツッコミを入れます。「オレンジぷらねっと」の後輩は容赦ありません。【藍華】は顔色を窺う様に「あの・・・どうして晃さん達が居るんですか?」【晃】さんの「居ちゃ行けないか?」の表情が怖いです。これには【藍華】もタジタジになりますね。【アリシア】さんから本日は3人とも予約がないって事で会いましょうという事になったらしいと聴いた。でも、この「三大妖精」の集まりを企画したのは【晃】さんだとも言う。【灯里】も【アリシア】さんのお手伝いで「ココア」を配膳します。【アリシア】さん「うん、お願い。」【灯里】「これは運びますね。お待たせしました」このシーンでは【灯里】の足元を映していたので、コケるかもと一瞬、思いました(笑)。ここでも【アテナ】さんの不思議ちゃんが描かれています。「いつも、3人で練習しているの?」と質問をします。【アリス】「はい、そうですけど・・・それが、何か?」と言うと【アテナ】さんがココアを持ったまま、身体が小刻みに震えて出した?その姿を見て、【アリス】「もしかして、いけませんでしたか?・・・やっぱり、同じ会社の人間同士で練習した方が良いのかも・・・あっ、いえ、するべきですか?ですね」と凄く怒っていると勘違いしてしまう【アリス】だった。動揺して【アリス】ちゃんの日本語がおかしくなっていたような(笑)。すると【晃】さんが【アテナ】さんの肩に手をやり「アテナ、笑いすぎだ」と言った。見習い3人「笑ってたのか・・・」。まあ、【アテナ】さんだから怒るって事はないですね。自分たちの頃と同じだと思って笑っていただけだった。【アリシア】さんも含めて、いつも3人で練習をしていた。【灯里】【藍華】【アリス】は初耳って感じで驚いております。【晃】さんはシングルの時は「ショートヘアー」だったのか・・・活発なイメージがそのままで好きです。当時の【アリシア】さんと【晃】さんのやり取りを聴いた【アリス】は目がヒカリ「藍華先輩と同じですね」【藍華】「無駄口、禁止」とコミカルな2人も面白い。
 ここから【アリシア】さん、【晃】さん、【アテナ】さんの修行時代の話になって行きます。【晃】「アリシア!大ピンチよ!私達の同世代で凄いやつが「オレンジぷらねっと」にいるらしいわ」【アリシア】「へえ・・・あらあら」と答える。【晃】は腕組みをして考えている「おのれ!誰であろうが次世代ナンバー1の座は渡す訳には行かないのよ!」と勢いよく立ち上がると、2人のゴンドラにぶつかって来たゴンドラがあった・・・。【晃】「こら!どこ見てゴンドラ漕いでんの?」とそのゴンドラ内で前のめりに倒れているのが【アテナ】さんだった。「う・・・ん・・大丈夫です・・・よくある事です・・」と起き上がる。【晃】はその制服が「オレンジぷらねっと」と知り、その噂の凄いヤツの事を聞き出すべく【アテナ】を食事に誘います。もちろん、ピザです(笑)。【晃】「どうも、アリシアのやつが失礼しました・・・さあ、お詫びといっては何ですが、たん~と召し上がって下さい」【アテナ】「はあ~すみません・・・」とペコリします。【晃】さんが聞こうとすると【アテナ】は、ストローのクシャクシャにした外袋に、ジュースをたらして、外袋が元に戻るのを【アリア社長】に見せてその反応を見ていた。【晃】「マイペースなやつだな。その凄いシングルの名前とか逸話を教えてくれない」と聴くが【アテナ】「うん?う~ん?」と一応は考えているらしい。この場面だけではないですが、【アテナ】さんはコミカルな表情をくずしません。このマイペースとボケボケさが彼女の魅力ですよね(笑)。【晃】が呆れていると、また今度は【晃】のストローの外袋を取って、またも【アリア社長】に見せて反応を楽しんでいた【アテナ】。【晃】が「あ~食ったぁ、食ったぁ」とゴンドラに寝ようとすると【アテナ】が近づいて来て「食べて、すぐ横になっちゃだめ・・・食べ物が変なとこに入っちゃう・・・」「変なとこ?例えば?」「腕とか・・・」「腕?・・・腕?」と上空に鳥たちがさえずっていた(笑)。今度は【藍華】がお返しとばかりに「後輩ちゃんと同じだわ」【アリス】「でっかい、お世話です」と切り返すのだった。まだ【灯里】は、その凄いシングルの正体が分からない様ですね(笑)。ここからは【アリシア】【晃】【アテナ】の3人の合同練習での話が描かれる。やはり【アテナ】さんは外せないですね。観光案内練習では「えっ・・と、右にじゃなくて、左に、あっ・・・右ですね。右に見えますのは・・・」【晃】「とっくに通り過ぎたぞ」と言われ、「この橋をくぐりますと大運河に・・・」と橋に頭をぶつけ、「ゴンドラ、通りまぁ!!!」とゴンドラ同士で衝突したり、【アリシア】は、見事なオール捌きで落ちたボールをすくい上げて子ども達に返すが、【アテナ】は見事なオール捌きで、ボールを遠くに飛ばして、自分のオールも投げてしまうし、ゴンドラを旋回させてコーヒーカップ状態にしたり、とボケボケさを炸裂させておりました。「えっと、左に見えますのが・・・」と橋に再び激突して、ゴンドラ上で倒れている【アテナ】が愛しく感じて来ましたね。
 今でも【アテナ】さんは【アリア社長】で遊ぶのが好きならしい。クッションに乗っている【アリア社長】を回している(笑)。【アリス】から「アテナ先輩は昔からでっかい、ボケボケだったんですね」と言われ、ショックを受ける【アテナ】。ここで【アリシア】さんが【灯里】【藍華】【アリス】の3人を見ます、当時の自分たちを重ねていたと思います。またも「三大妖精」の修行時代に話は戻ります。【晃】「よ~し!今日の練習はカンツォーネ、行ってみよう~」と言うが、みんな一番手で歌うのは嫌だった様で、ジャンケンで歌う順番を決めますが、お約束で【アテナ】が負けてしまう・・・しかも後出しで(笑)。「じゃあ、はずかしいけど、一曲・・・」と歌い出すと、その雄大さと美しい歌声、その力強さに【晃】と【アリシア】は圧倒されてしまう。その歌声は、聴いていた周囲の人々も魅了し、歌っている間「ネオ・ヴェネツィア」の街の時間を止めて、支配した感じだった。やっとその凄いシングルが【アテナ】だと分かった【晃】は【アテナ】制服の襟首をつかんで揺さぶるのだった。揺れている【アテナ】もとても可愛いですね(萌)。【晃】も負けじと「カンツォーネ」の猛特訓をするが・・・諦める事にする。何もしないで負けを認めるのはできない【晃】。【アテナ】はオール捌き、お喋りを上手になりたいと【晃】【アリシア】と練習ができて良かったと言う。お互いを認め、尊敬しているのが伝わって来ました。【アリシア】さんもあの頃を感慨深げに思い出していた。その先輩3人の話を聴いていた【アリス】が「いつか・・・いつの日にか、私達にもそう言う日が来るんですね」「あ・・・」「あっ」と【藍華】【灯里】のそれぞれの反応。「一人前のウンディーネになったら、今のように灯里先輩や藍華先輩と毎日、練習で顔を合わせる事もできなくなるんですね」と表情がちょっと寂しげになる。【灯里】も「アリスちゃん・・・」と寂びしけになるのだった。ここで【アテナ】が「確かに、今のままではいられないと思う。時間には特に優しく、時には残酷に全てを変えて行くものだから・・・でも、少なくとも、私は今だって満更じゃないわよ。仕事は楽しいし、それに可愛い後輩たちもできたし・・・とか」【アテナ】さんの顔が真っ赤でした(笑)。さすがの【藍華】も「はずかし・・・」と途中までしか言えません。【アリシア】さん「あの頃の楽しさにとらわれて、今の楽しさが見えなくなっちゃったら勿体無いものね」【晃】さん「あの頃は楽しかったじゃなくて、あの頃も楽しかっただな」と凄く優しい表情をする【晃】さん。【アテナ】「きっと、本当に楽しい事って比べるものじゃないのよね。あの頃も、今も、これからも、一緒に居る人と過ごす時間の中にいくつもの小さな楽しい事が生まれては消えて行く、その一つ一つをつかまえる事ができたら、楽しい事はつきる事がないのよ。いつまでも、ずっとね・・・」と最後に【アリシア】さん「それとワンポイントアドバイス、今、楽しいと思える事は、今が一番楽しめるのよ」と言う。その「三大妖精」の想いは伝わったと思います、だって【灯里】【藍華】【アリス】の瞳がキラキラして笑顔だから・・・。みんなで笑いのたえない楽しいひとときを過すのだった。
 そして【藍華】と【アリス】を途中まで送るシーンがアニメ劇中では描かれる。夜の街に響く「はずかしいセリフ、禁止!!!」の声が・・・溜まっていたのね【藍華】ちゃん。「えっー!私、何も言ってないよ!藍華ちゃん」「あんたじゃないわよ」「はひっ!」とこの場面では「音楽」と「雪」での演出が見事にハマっていた。3人で何気ない会話をしつつ歩みを進めます。ここでの【灯里】と【藍華】の会話が凄く好きですよ。「灯里っもうこのへんで良いわよ」「あっ・・・」「見送りご苦労~」「うん・・・」「ありゃー灯里!」「はい」「さっきの話を気にしているんでしょ?」と【灯里】の顔に手をやり「あぁぁぁ・・・」「ったくもう・・・私達は明日も会えるんだからね・・・」と【藍華】らしくて、彼女にしかできない事だと思います。【灯里】の凸に手を触れながら・・・気持ちを察していたと感じる。それがお互いの表情と仕草に表れていた。「あ・・あっ藍華ちゃん・・・うわぁぁぁ・・・ひぃぃぃ」と【灯里】の凸をゴシゴシしていた。【アリス】は2人を見守るだけだった。「あっ・・・」「大丈夫だから」「うん・・・」「じゃあねぇ」「うん」「おやすみん」「おやすみなさい」と2人の後姿を見送る【灯里】・・・。橋の向こうに行き、見えなくなると急に不安になり走って行く。そして、息を切らせながら「藍華ちゃ~ん!アリスちゃ~ん!」と大きく手を振る【灯里】の姿があった。顔が真っ赤だった、泣いていたのかもしれないですね。「また明日ね~また明日~」と大声で。【藍華】「こら!大声、禁止!」「特に大声で名前呼ぶの禁止!」「おやすみ~」「こらー!」「2人ともでっかい、うるさいです」と冷静だった【アリス】。【灯里】と【藍華】の友人としてやり取り、2人が見えなくなってかけ出す【灯里】の表情は良かった。この場面での【灯里】と【藍華】の2人を観ていて心がアツくなりましたね。【灯里】も外から「三大妖精」の話している姿を見ていて、何も変わらないモノもあるし、変わって行くモノもある事を学んだと思います。私も久しぶりに長く書いてしまいました。