現代視覚文化研究会「げんしけん」

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ARIA The ANIMATION  最終回 「その まっしろな朝を・・・」 

2005年12月30日 13時41分34秒 | アニメ・映像全般
 第13話の心、温まるラストストーリーは「【水無 灯里】が「アクア」に来て、2度目の大晦日です。ネオ・ヴェネツィアでは、家族でクリスマス、大晦日はみんなで年越しが主流。だから、街中のみんなが外に出てとっても賑やか。【灯里】も、【アリシア】さんに【藍華】に【アリス】に【晃】さんに【アテナ】さんなどなど一同で、“みんなで年越し”です。でも、ふと見ると【アリア社長】がどこかへ行くようです。このままじゃ、みんな一緒じゃなくなる。その後を慌てて追う【灯里】ですが・・・え?【アイ】ちゃんも。みんな、総出演ですよ~」という展開で描かれます。
 今回の見所は、待ち望んだ【アイ】ちゃんとの再会です。ラストの【灯里】と【アリシア】さんとの2人っきりのゴンドラで話すシーンでは、新年への新たなる出会いと幸せな年への期待が込められていた。今作が最終回ではありますが、涙でのお別れではなく、みんなの笑顔で終わっているのが良かったですね。
 もちろん、【灯里】【藍華】【アリス】の3人でのOPトークも最後になりますね。【灯里】「今年も素敵な一年だったねぇ」【アリス】「やはり、今年の最後にあれを決めときますか」【灯里】「へぇ?」【藍華】「決める?」【アリス】「素敵だった、一年が終わってしまいます・・・」【灯里】「アリスちゃん・・・そう考えると寂しいけど、でも心にしまった素敵はいつまでも消えないから・・・」【藍華】「はずかしいセリフ(強調)禁止~」【灯里】「えっ~」との見習い3人のダラダラトーク、いつも良いですね。冒頭は【灯里】が【アリア社長】とコタツに蜜柑の冬定番で一緒に過ごしています。カレンダーは24月31日ですよ。【灯里】は外の様子を確める様に、窓を開けます。「はぁ~さぶいけど・・・空気が気持ちイイですねぇ~」と【アリア社長】に語りかける。もちろん、【アイ】ちゃんへのメールは忘れていません。今から新年を祝う為に【アリシア】さんと「サンマルコ広場」に行く為にお出かけの準備をしています。【アリア社長】は毛糸の帽子がかぶれないでいたけど(笑)。「どうしよう、アリシアさん・・・今年もとってもワクワクです」と全身で喜んでいる【灯里】。その「サンマルコ広場」では【暁】さんと【ウッディー】さんが場所取りをして待っていました。テーブルに座り、新年になりつつある今の広場の状況を【アイ】ちゃんにメールを打ちながら「アイちゃんにも見せて上げたいなぁ・・・」と見上げている。そんな【灯里】に広場で賑わう人々の間をぬって走る女の子の姿が・・・【アイ】ちゃんです。【アイ】「うん、だから見に来ちゃったよ~」と【灯里】「はひ?今、アイちゃんの声が聞えた様な・・・あれれ?」「灯里さん、来ちゃいました」とテーブルの下から可愛い笑顔を見せてくれます(萌)。【灯里】もこれにはかなり驚いたようですね。「わ~い!アリア社長、久しぶり~」「えっ・・・アリシアさん、知っていたんですか~アイちゃん来るの?」【アリシア】さん「え~灯里ちゃんをビックリさせようと思って黙ってたの」「アリシアさんともお友達だから」と【アリア社長】を抱きながら無邪気に言っている。【アイちゃん】とも一緒に年越しをする事になります。やはり【アイ】ちゃんと言えば、あの小悪魔ぶりですよね(笑)。【灯里】とのメールのやり取りで出て来た人達との出会いを喜んでいるみたいですよ。【灯里】もタジタジになっていました(笑)。【暁】さんのお兄さんに会って、「これで3人目、ゲット!」「アイちゃん、ゲットって?」「灯里さんのメールに出て来た人との出会いをゲット~何か嬉しい~」と大はしゃぎだった。今まで『アクア』に居なかった自分を補っている感じがしました。その【暁】さんの兄から色とりどりのヴェネツィアンガラスで作った豆を貰います。『マンホーム』のイタリアの習慣を受け継いだ『ネオ・ヴェネツィア』。豆はお金の象徴、福を呼ぶとされている神聖な物であるとアニメ劇中では表されていた。そこへ【藍華】と【晃】さんもやって来ます。【藍華】「えっ!アイちゃん!何でここに?」と驚いている。「みんなで年越しをしたくて来ちゃいました~」と話していると【晃】さんに「あなたが鬼教官の晃さん・・・これで4人目ゲット~」しかも指差しで・・・。しかも「ノーム」の【アル】さんには「あの・・・つかぬ事をお伺いしますが、藍華さんの事・・・」と言い掛けて、「はい!そこまで」と【藍華】に口元をふさがれる【アイちゃん】。またも【アイちゃん】のはしゃぎっぷりにタジタジな【灯里】だが「私のメールでしか知らない人と会って、まるで小説の登場人物に、直接会えたみたいで嬉しいんだよ」と【灯里】自身も何か嬉しい様子だった。そのウットリした表情を見れば理解できますね。またもゲスト登場。【グランマ】と【アリス】と【アテナ】さんの3人もやって来ました。「あ~あの人がグランマ、素敵~これで6人目だよ、灯里さん」と抱きつく。すると【アリア社長】が広場の人達の中に入ってしまう・・・。【アイちゃん】「あ!待って~アリア社長~」、【灯里】「アイちゃん・・・すぐに戻ります、アイちゃん、待って~」と2人で【アリア社長】を追い掛けます。しかし、入り組んだ街の路地で見失いますが・・・【灯里】が「大丈夫だよ!ほらっ」と【アリア社長】の足跡を発見。「行こう!アイちゃん」「うん」と再び追い掛ける・・・偶然、雪の上にガラス豆が落ちるのだった・・・「うわぁ・・・真っ暗・・・」「足跡は、この中へ続いているよ」と2人でソロリソロリと歩みを進めて行くと・・・【灯里】と【アイちゃん】にあの『鈴の音』が聴こえるのだった。その狭い路地を抜けると・・・そこは、昔の『ネオ・ヴェネツィア』。
 【アイちゃん】「ここは・・・」【灯里】「あっ!」と見ると民家の扉が開き、一匹の猫が出て来た。「ねこ?」「あのねこは・・・?」と2人で近寄ると【アミ】と【明子】さんの言葉がふと思い出された。そして響く鐘の音により、現実へ・・・。【アイちゃん】「今のって・・・もしかして昔のアクア?」「うん・・・たぶん」と2人はなぜか、不思議な懐かしさを感じていた。人の心情に対する『心の原風景』を描いた部分だったと思います。「もしかして、私、アクアに歓迎されたのかなぁ?・・・だったら、嬉しいなぁ~」と2人で笑顔だった。2人は【アリア社長】の鳴き声と落としたガラス豆を拾いながら戻る事にします。【アリス】は相当に心配していた。【藍華】「どこ行ってたのよ~」と質問すると「えっと、あの~」と2人で迷い、笑顔で見合って「アクア」と声をそろえて答えます。【藍華】「はぁ?何言ってんの、アクアはここ」、【アリス】「でっかい意味不明です」と言うが、この事は【灯里】と【アイちゃん】のい2人だけの秘密って事になりました(笑)。
 すると【アリシア】さんが「そう言えば、アイちゃん何か投げる物は持って来た?」【アイちゃん】「投げる物?」【晃】さん「ネオ・ヴェネツィアの年越し最大のイベントは新年の午前零時に、一斉に何かを投げる事なんだ」【アテナ】さん「去年、使っていた物ならば何でもイイのよ」と教えてくれます。【アイちゃん】「灯里さんは何を投げるんですか?」との質問に「私達、ウンディーネはこれっ」と帽子を手に取る。「じゃあ、あたしは・・・これっ」と赤いリボンを手に取ります。【アイちゃん】は以前に来た時につけていたリボンを投げる事にする。アニメ劇中では新年へのカウントダウンが迫っていた。【灯里】「アイちゃん、新年の挨拶はアウグーリオ・ボナーノだからね」「アウグーリオ・ボナーノ?」「うん、アウグーリオ祝賀のかけ声で、ボナーノは新年おめでとうの意味だよ」と勉強になりますね(笑)。その【灯里】はみんなの表情を見ながら思いをはせる「今年も本当に色んな事があった・・・素敵な出会い、かけがえのない大切な時間・・・そんな一年・・・宝物のようにキラキラ輝いてた一年が、もうすぐ終わっちゃうんだなと思ったら、何だかとっても名残惜しいです」【藍華】「はっはずかしい・・・」と突っ込めない状態だった(笑)。実際にカウントダウンが始まります。年が明け、【灯里】の帽子、「アイちゃん」のリボンが空を舞った。多くの花火が夜空を彩り、みんなで『おしるこ』を食べて、【アテナ】さんはジュースをこぼし、【アリア社長】は【まぁ社長】に『もちもちぽんぽん』を噛まれていた(笑)。その大騒ぎな行事は過ぎて行った・・・。その静かな海で、みんなで『初日の出』を待っていた。【灯里】と【アイちゃん】は寝ていて、目を覚ますと【アイちゃん】のお姉さんも来ていた。そのお姉さんが抱いていた赤ちゃんの名前は【アクア】。素敵で奇跡な星の名前と同じ。それも一つの感動であった。【アクアちゃん】と遊ぶ【アリア社長】をみんなで微笑ましく見守っていた。そこへ『初日の出』が上がって来ます。その新しく、力強いお日様の光にみんなが包まれて行きます。【アイちゃん】「初日の出・・・」【灯里】「心の奥まで、温めてくれる気がします」もちろん、【藍華】の「はずかしいセリフ、禁止」が出ます(笑)。みんなが今年への抱負を言っている所で【藍華】が「アリシアさん、私、一人前のウンディーネになる為に今年も頑張ります」と言いますが・・・【晃】さん「藍華、そう言う事はあたしに言え」と言います。絶対に言う相手を間違っていますね(笑)。その『初日の出』が昇り・・・「全身でお日様を感じる・・・とっても眩しくて、真新しく、真っ白な世界」【アリシア】さん「そうね、できたてホヤホヤの真っ白な一年の始まりね。これから先、どんな色に染まって行くかは、私達次第・・・」「はひ~」と【灯里】と【アリシア】さんとの会話シーン。何だか観ている人に問い掛けている感じがしたシーンでした。朝になり【アイちゃん】ともお別れになります。
 最後に【灯里】と【アリシア】さんとのゴンドラに乗ったシーンが描かれている。2人で【アイちゃん】のお姉さんの赤ちゃんの話をしていますが、印象に残っているのが【アリシア】さん「えぇ・・・再会したらお互いに家族が増えていたなんて素敵・・・」「ですね・・・はへ?お互い・・・あっ」としている【灯里】を見て頷く【アリア社長】・・・これでもう分かってしまうのだった・・・。そんな【灯里】に「うふ・・・灯里ちゃん、アウグーリオボナーノ・・・」と、【アリシア】さんに「あっ・・・アリシアさん、アウグーリオボナーノ」と・・・【アリシア】さん「今年も宜しくね」、【灯里】「こちらこそ、宜しくお願いします」とお互いで改めて新年の挨拶を交わします。【アリア社長】もそう言っているらしい(笑)。【灯里】「この素敵な星を作った人達に、この素敵な星で同じ時を生きる人達に、この素敵な星『アクア』に、そしてこれから出会うあなたに、心いっぱいの感謝を込めて・・・アウグーリオボナーノ・・・「これから、始まる一年が幸せに包まれますように・・・」と願う【灯里】と【アリシア】さんだった。

 『Welcome To ARIACOMPANY』
また、春頃に成長した彼女たちに会える事を信じて・・・。