逆作用の法則をなくすには怖くなくなればよい。怖いから逆作用の法則が発動します。
逆作用の法則とは、『してはいけない、してはいけないと思えば思うほどしてしまう事』です。
例えば、
中国肺炎が世界中に蔓延している今、世界の多くの人たちが、人の居る場所で、今まで咳など出ていなかったのに『咳をしてはいけないと思えば思うほど咳をしたくなり、咳をしてしまう』という事が発生していると思います。
このブログの対象としては、
対人緊張症の人は、人前で、『赤面してはいけない、赤面してはいけないと思えば思うほど赤面をしてしまう』という事をしてしまっています。
偉そうに言っている私も、小学六年生の一時期、片思いの女の子が授業中に手を挙げて発言する度に赤面をしていた事があります。
では、この『逆作用の法則』はどうして発生しているのでしょうか?
ほとんどのケースは怖いからです。少数のケースとして好きだとか快感が得られるというケースがあります。
上記しましたケースは、全て、原因に強い恐怖心があるケースですから、怖くなくなくなれば良いのです。怖くなくなれば、逆作用の法則が出なくなります。
咳の場合はマスクをする事で多くの人たちは怖くなくなり解決します。『マスクをしているのだから大丈夫だろう。周りの人たちも、マスクをしている自分が少し咳をしてもそんなに気にしないだろう。』という精神状態になったらほとんどのケースは大丈夫になるでしょう。
赤面症のケースは、相手の立場に立って見る、第三者の目になって見る、赤面したらどんな未来になるのかを妥当に未来予測をする、心を周りの人たちと本音で対等になる、等が出来れば、赤面をしても怖くなくなります。怖くなくなったらどんな酷い赤面症も直ります。ですから、赤面症は、病気ではありませんから、一人で直す(注、赤面症は病気ではなく勘違いですから直すの漢字が正しいです)事が出来ます。
私の場合は、他の男の子にからかわれるのが最も怖かったですから、からかわれたら開き直ってやろうと心を決めたら赤面はなくなりました。
好きだとか、快感が得られる代表的なケースは、ギャンブル中毒や過度な飲酒などが挙げられます。また、手癖(人の物を盗む)もこのケースに入る人も居るでしょう。
こういうケースの人たちは、まず後悔をします。『ギャンブルをしないと誓ったのにしてしまった』『お酒は止めると家族に約束をしてのに飲んでしまった』『また、友人の部屋のお金を盗んでしまった』という感じでしょう。
では、どうすれば、好きだとか、快感が得られるケースの逆作用の法則の行為を止められるかですが、
『また、ディズニーランドに遊びに来てしまった』とか『また、彼女(彼)と楽しいデートをしてしまった』という感じの後悔はしないでしょう。
好きだとか、快感が得られるから、『してはいけない、してはいけないと思っているのにしてしまう』逆作用の法則の行為は、行為を行う前の期待している量の好きだとか、快感が、少量しか得られていなかったり、場合によっては、好きだとか、快感が、全く得られていなかったりします。
その多くは、嫌な事から逃げる事を快楽に勘違いして加算しています。
これらの逆作用の法則を止めるには、明確化が必要です。
これらのギャンブルや飲酒、窃盗などの行為で得られる快感をしっかりと紙に書きながら明確化する事です。すると、とても少ない事に客観的に気づくはずです。
それと、逃げようと思っている事を整理してなくす事です。
このような方法で、逆作用の法則はなくなります。
次回は、逆作用の法則に似ていますが、違う、『やりたい』と『やらなければいけない』の違いと良い人生にする方法を書く予定です。
矢野裕洋