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対人緊張症(社交不安障害、社会不安障害、SAD、対人恐怖症)の基礎知識 対人緊張は3種類ある

2015年08月24日 | 対人緊張症、対人恐怖症、社会不安障害、S
対人緊張症(社交不安障害、社会不安障害、SAD、対人恐怖症)の基礎知識。対人緊張は3種類ある。敵、欲、子供の目です。


★対人緊張症(社交不安障害、社会不安障害、SAD、対人恐怖症)の基礎知識ですから、以前もこのブログに書いていますが、とても重要な内容ですからリニューアルして再度書きます。


★たまに、

「誰でも対人緊張をするのですから僕(私)の対人緊張も仕方がないと思わなければいけないのですね。」

というようなおかしな事を言う人がいます。

対人緊張する事が辛くて辛くて精神科や心療内科の体に良くない薬を飲まなければいけない程の状態なのですから「仕方がない」とか「あきらめなければいけない」と思うのはおかしいのです。

(☆余談ですが、本日、ドラッグストアで対人緊張に効く薬が棚に並んでいたのを見ました。ドラッグストアですから医師の薬より効能はとても下がると思いましたが、対人緊張用の薬が一般の大衆薬として売られていたとは少し驚きました。それだけ、対人緊張で困っている人たちが多くいる、需要が有るという事でしょう。)

何故、このように思うかと言うと、対人緊張に関しての基礎知識を持っていないからなのです。


★三種類の対人緊張の説明の前に、緊張という事を説明します。

驚く人もそれなりに居らっしゃると思いますが、緊張は人間だけの特許ではなく、高等な動物、例えば、犬とか猫とか鳥とかも緊張します。

そもそも緊張とは『敵が現れた時の生理現象』です。

よく覚えておいて下さいね。

生理現象ですから緊張を完全に無くす事は出来ないのです。

では、本来の緊張『敵が現れた時の生理現象』は、例えば、犬を散歩に連れて行っている時、前から大きな犬が来たら、あなたの犬が緊張しているという事が感じられた、という事を経験している人は多いでしょう。

本来の緊張とは、敵が現れた時の生理現象ですから、『戦うか逃げるか、どちらかを選んで生き残れ』という究極の選択を迫られている状況なのです。

ですから、ほとんどのケースでは心臓がドキドキして来ます。

これは新鮮な血液を体の隅々まで送って、戦うにしても逃げるにしても自分の能力をすべて使って生き残れという命令に従っているのです。

緊張すると血液がドロドロしてくるそうです。

これは、戦いを始めると傷付けられる可能性がとても高いから止血の準備が既に始まっているのです。

場合によっては息がハーハーとして来ます。

これは、空回り状態の可能性が高いですが、新鮮な酸素をもっと取り込んて自分の力を全て出し切って、戦うにしろ逃げるにしろ、生き残れ、生き残りたい、という現れの生理現象です。


★対人緊張は三種類ある。

一つ目は、犬や猫や鳥と同じで、敵が現れた時の緊張です。

この対人緊張と、次の欲による対人緊張は全ての人にあります。

例えば、オバマ大統領であろうが、安倍総理大臣であろうが、空手の世界一の選手であろうが、テロリストに襲われたら対人緊張をします。

そして、対人緊張時に、吃音や手足の震えなどが伴う可能性が十分にあります。


二つ目は、欲による対人緊張です。

人間は頭が良くなり過ぎましたから、動物には無い緊張を2つ追加しました。

この1つが『欲による対人緊張』と次の『子供の目による対人緊張』です。

例えば、入学試験や入社試験の特に面接の時、ほとんどの人は対人緊張の経験があると思います。

これは『この学校に入りたい、この会社に入りたい、落ちたら怖い』という強い恐怖心が対人緊張をさせるのです。

ちなみに、全ての緊張は原因に強い恐怖心があります。

原因に強い恐怖心があるから、結果として緊張をするのです。

医師の薬や森田療法やカウンセラーの開き直りや言い聞かせ、気をそらす等は、この強い恐怖心を和らげようとしています。

強い緊張が和らげられたら、すると、原因の恐怖心が弱くなりますから、結果の緊張も和らいでくる(弱くなって来る)という事をしているのです。


三つ目の対人緊張は子供の目による対人緊張です。

この子供の目による対人緊張はほとんどの人は持っていませんから、この子供の目による対人緊張はなくさなければ辛い人生になります。

ちなみに、医師や心理療法に辛くて来ている対人緊張症の人たちは全て子供の目の対人緊張です。

この対人緊張は人生勉強不足が原因で、人と自分の心の関係が子供の頃のまま、何歳になっても『大人と子供の関係』のままになっているのが原因です。

しかし、もう大人になったのですから、人と自分の心の関係は『本音では全ての人と自分は対等』となっていなければいけませんし、多くの困っていない人たちは困らない程度以上に『本音では全ての人と自分は対等』になっています。


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