鳥まり、参る!

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涙とブチ切れは深刻なSOS。

2020年06月17日 | シリアス
【自分のせい?誰かのせい?】

ふとした時に、勝手に涙があふれてしまう。

泣くようなことじゃないのに、涙がぶわわっと止まらなくなる。

キレやすい。

激昂しやすい。(音を大きく出したり、大声出したりは充分この範疇)

これは心がもう限界ってことなので、ちゃんと自分で

「きちんと治さなきゃいけない」

って思うことが大事だと私は思う。

しかしながら、こういう状態になってる人は

・勝手に涙があふれてしまう→一人きりのときに泣くから、他人に知られない。

・人前で涙がとまらなくなる→甘ったれとかめんどい人って思われて、重症だとは思われないし、自分も重症だとは考えつかない。

・キレやすい→キレられると面倒くさいので周りが上手く立ち回ってくれてしまって、自分自身は何も変わってない。どこまでも他人のせいだと思えてしまって自分のヤバさに気付けない。

・激昂しやすい→周りが面倒くさくてできるだけ激昂しないように気をつけてくれるのに快感を覚えてしまい、もっともっとヤバくなる。

涙とキレ。

正反対のことようだけど、かなり似てると私は思うのだ。

そして

「なんで自分ってこうなんだろう」

と自分を責めてしまう人と、他人をコントロールする快感に味をしめてしまって

「自分は悪くない、周りが悪い!!」

と自分は被害者気取りで他者を責める人。

どっちがよりヤバくてマトモになりづらいかっていったら断然後者なんじゃないだろうか。

後者のまま嫌われて死んでいった人を何人も知っている。

【思わず口元が…】

これは毒親持ちで苦しんでいる人に話すことが多い実話なのだけど、とあるレディーの母君がそりゃーひどい毒親っていうかモンスター母さんで、同居していた家族(別居されそうになると暴れて大変なことになるので同居がやめられなかった。病院に連れていけなかったのも同じ理由)全員とんでもない目にあわされていたという。

そんなモンスターも老いに打ち勝つことはできず、亡くなった。

このレディーは優しく思いやりのある素晴らしい人格者だったけどきっぱりこう語っておいででしたよ。

「母が死んで…。

 家族の誰も何も言わなかったけれど…。

 もう、思わず口元が…ニコニコしちゃう。

 ああ、もうあの恐ろしい怪物に何かを壊されることはないんだって思ったら、嬉しくて嬉しくて仕方ない。

 当たり前の感覚ですよ。

 罪悪感なんてもつことない」

この話をすると

「ああ、毒親の死を望んだっていいんですね!」

「そう思っていいんですね!」

ってみんな晴れ晴れとした顔になられる。

家族仲が良い人が聞いたらビックリするかもしれないけど、そんな家いっぱいあるのですよ。

違う人の例だと、おじいさんがモンスターじいさん(ドラクエのじゃない)だったから

「じいさんが死んだ日、家族全員で歓喜して騒ぎましたよ。

 レッツパ~リ~!!!みたいな。

 嬉しすぎてみんなテンションおかしくなって。

 疫病神みたいな人だったから、死んでやっと人の役に立てたなって兄弟で話してました」

という例もあり。

さくらももこさんの実のおじいさん(漫画の優しい友蔵おじいさんとは全く違います)もモンスターじいさんだったそうで、エッセイには彼が亡くなったときの家族の喜びと興奮と安堵がしっかり描かれていました。

掲載当時

「家族をそんな風に書くなんてひどい」

という手紙(メールの時代じゃないのだ)がいくつか届いたそうだけど、あとがきか何かでさくらさんはきっぱりと

「世の中には家族にひどい目にあわされたという人がけっこういる」

と書いていました。

毒親ブームの何十年も前でしょうから、時代を超えてましたよね。

すごいことだと思う。

(『たいのおかしら』か『さるのこしかけ』に載ってるんだったっけな?『メルヘン翁』ってタイトルだったと思う)

「死を思え」

といいますが、そんな風に死後思われる人生ってどうなんでしょうね。

専門家たちは

「客観性がないのが病気だから、そもそも客観性があれば他人にそこまでひどいことできない」

と言いますが…できれば生き方変えた方がいいんじゃないのか。

【ここからスピリチュアル話】

さて、ここからはスピリチュアル話です。

涙、キレ、どちらも

「もう無理、限界、助けて!」

という心のSOS。

私のスピリチュアル的考察ですが、これはインナーチャイルド大暴れ案件。

(これを原因にして

 「自分ってダメ」

 「価値ない」

 って思いすぎて心のダムが決壊する。
 
 決壊寸前まであふれていなければ少しの刺激で泣いたりキレたりしない。

 これは田房永子さんの『呪詛抜きダイエット』か『キレる私をやめたい』に出てくる解説を読むとすんなり理解できるかも)

インナーチャイルドとは、

「傷ついた過去の自分の記憶」

「自分の心にいつでも住む幼い自分」

って説明すればわかりやすいでしょうか。

傷ついたあの時のまま心の子どもは回復を待っている。

回復の第一ステップは

「わたし(ぼく)を見て、声を聞いて!」

に応えること。

つまりは

「かつての被害者だった自分の記憶をしっかり認めること」

です。

私のぬるい経験でいえば、私は幼い頃大好きな幼児向けアニメやら漫画やらを姉たちに散々バカにされいじめられ、時に宝物のような漫画をめちゃくちゃ落書きされていたりしていました。

やられてめちゃくちゃ悲しいし辛いし、なんでこんなことされなきゃならないのかわからない。

コレガワカラナイ(ナイトハルト)。

大人になってみれば小さいことかもしれませんが、子どもにはとんでもないストレスと感情の洪水です。

そして不思議なんだけど多くの子どもが

「いきなり出現した結果に、なにか原因をむすびつけないとパニックで心が爆発しそうになる。

 だから無理やり頭で理由づけして、原因と結果をむすびつけることで爆発をふせぐ」

みたいなんだよね。

代表的な例でいえば

「両親の不仲・離婚は自分のせいだと思う」

です。

「そんなわけないじゃない!」

って大人になればわかるけど、幼い頭では複雑なことは理解できません。

パパのせい・ママのせい・自分のせい、せいぜいこんなところで、幼く無力な子どもに親は絶対的な権力者です。

そうなると残された理由づけは

「自分のせいだ」

しかないわけですよ。

で、幼い頃の傷って恐ろしくて、成長しても現実で起こったことに過去の傷がよみがえってきては苦しめる。

両親に暴力をふるわれて育った人はどんなに成長しても、親っぽい人の不機嫌な声や罵声に辛い記憶が刺激されてとても苦しむものです。

母親に殴られてそだったというわたなべぽんさん(『やめてみた』『スリ真似』シリーズで有名な漫画家さん)は子どもを叱る母親の声を聞くと恐ろしくてドキドキしてしまってひどいときは過呼吸になりそうになってしまうと漫画に描いていらっしゃいました。

話を私の思い出に戻して。

私の幼い脳みそがなんとか見つけた理由づけは

「こんな子どもっぽいものを好きな自分はダメなんだ、だから姉にからかわれたり落書きされたって仕方ないんだ」

というものでした。

かわいそうすぎる。

被害者としての自分を認められない。

なぜなら強者に刃向かうことは死を意味するから、こうするしかない。

でも悲しみその他もろもろの感情はおさまらない。

で、どうなるかっていうと加害者ではなく自分と同じような立場の者に怒りがいく。

子どもっぽいものを思いっきり楽しむ子どもたち、コスプレドレスを着てる子や戦隊ごっこを無邪気に楽しむ子どもたちをみるとなぜかカ~ッと怒りがわいてくる。

それを幼い頃(10代くらいまで)の私は

「子どもなんか嫌いだ」

って思ってたんだけど、辛い記憶を刺激されるから嫌だったんだよね。

「被害者としての自分を認められないと、かつての自分のような被害者に怒りがいく。

 きちんと被害者としての自分を認めて受け止められれば、きちんと加害者に怒りがいく」

と田房永子さん(『母がしんどい』で有名な漫画家・エッセイストさん)と分析されていたのはその通りだと思う。

インナーチャイルドが

「私をみて、私の声を聞いて」

っていうから。

きちんと向き合って

「子どもが子どもを好きなものを好きで何が悪いんだろうね。

 あんなのいじめだよ。

 辛かったね、苦しかったね、もう怒っても泣いてもいいからね」

って自分で認めて慰めてあげれば、子どもの好きなものを楽しむ子どもを見てもムカ~ッとこないのだ。

もし彼らの大切なものを踏みにじる人がいたら

「やめなよ!」

ってきちんとそちらに怒りがいくでしょう。

長々例を書きましたが、つまり

「傷ついた原風景」

に戻ってインナーチャイルドを癒さないと、泣いても泣いても、キレてもキレても、心は回復しないってことを言いたかったのです。

「客観性がない」

「自分は被害者だから加害がゆるされる」

って人は傷からくるインナーチャイルド大暴れ反応を

「自分は被害者だから、こう感じたら何をしてもいい!!!」

って結びつけて考えているのかもしれません。

でもインナーチャイルドを見ていないし声も聞いてなくて

「とにかく今の現実がむかつく、やっちまえ!!」

ってエネルギー当たり散らしているだけだから、癒されない。

悪化するばかり…。

傷と向き合うのは辛いことだからね。

だけど加害しちゃったら回りがかわいそうだよね。

傷の理由になった人にはぜったい刃向かえないわけだから、本当に八つ当たりでしかない。

きっと、自分を苦しめる感情の嵐に、その理由を知ったり大元を治そうって考えられずに、

「とにかくこの苦しい感情の渦を吐き出して楽になりたい」

「それを認める理由に“かわいそうな被害者な自分”を選んだ」

ってことなんだろうな。

「被害者だって認めてるんだから、いいんじゃないの?」

って一瞬思うんだけど、

「傷ついた原風景の自分」

ではなく

「とにかく加害したい自分」

を被害者認定してるから違うんじゃないだろうか。

うーん、きちんとした言葉で説明するの難しい…でも

「違う、そうじゃない」

ってことなんだよ。

だからインナーチャイルドがいつまでも癒されない。







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