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鳥まり、参る!

ご覧いただきありがとうございます。
日々のいろいろなことを記録しています。

唯一サエコの恋愛論に「そうだね」と思えること。

2019年05月29日 | 恋愛
【『失恋ショコラティエ』のサエコさんね】

言いたい放題記事を書かせていただいた水城せとなさんの漫画『失恋ショコラティエ』。

(言いたい放題カテゴリーにあるので、よければブログ内検索などで読んでくださいませ

もう一人の主人公であるサエコ(ヒロインは一貫してエレナなので…)がお母さんの口伝と思われるモテ論・愛され理論を作中ちょいちょい語っていますが、彼女が結婚した男はモラハラDV野郎だったことを考えても強烈に皮肉がきいており、それこそがひとつのテーマなのでしょう。

「寒そうな日は薄着でいけ」

「背が低い相手ならヒール低めの靴をはいていけ」

「出会いが欲しけりゃあちこっち行って迷子になってみな」

「目的に向かって迷わず進んでいく女性は愛されない」

などなど、前時代の男女観を煮詰めたような愛され理論。

すっかり大人になってしまった私はもう現実的になってしまってるから、

「相手と同系統の格好か、自分の顔と体がステキに見える装いをし、明るく話して、自分からサラッと誘えばそれでよし。

 自分を好みだと思わない人が相手なら仕方ない」

と夢もなにもないアドバイスしちゃうぜ。

(でもこれしかないよね、実際問題さ)

【例外は】

でもそんなサエコ理論の中でも

「それはそうだよね」

と思えるところもある。

物語で後半で彼女の運命の相手である(マジで)薫子に

「なにもしないで相手が好いてくれたら、楽ですよね。

 でもそんなこと普通ないよね。

 お菓子だって美味しいだけで充分価値があるのに、綺麗にデコレーションしたり素敵にラッピングしたり、営業したり。

 まず相手に自分を好きにさせるんだよ。

 そしたらこっちも好きになれるかもしれないし」

こんなん。

漫画見ながら打ったわけじゃないけど、意味は同じです。

相手が自分を少しは良く思ってくれないと、何もわからない。

ってこと。

そうでしょ?

漫画のキャラクターやスターと違って現実で恋愛できる相手はわからないことだらけ。

恋でなくとも

「人としてまぁまぁ好意があります」

レベルになってはじめて見えてくるものはたくさん。

サエコのように惚れさせる必要なないけど、ほんのちょっと仲良くなろうって態度はいいと思います。

最初から相手をバカにする態度の人は避けて間違いない。

けど、警戒している人なら仲良くなったら相性いいかもしれないから。

【スラムダンクで例えてみるけど】

幅広い世代の人がわかりやすいと思うので漫画『スラムダンク』のキャラクターで例え話をしますね。

私は登場キャラクターの中でメガネくんこと木暮公延くんが好き。

(理由は性格がいいことと、一貫して花道の才能を信じてくれた数少ないキャラだから。

 「あいつもここで三年間頑張ってきたんだ」

 のシーンは必見)

なんですけど、たいていイケメンキャラだからという理由で

「どうせ流川が好きなんだろ?」

と色んな人から言われてきた。

「違う、その人じゃない」

と言うと次に言われるのは

「わかった、ミッチーだ!!」

と。

クールイケメンしばりね、わかります。

そのたび

「いやいや、私が好きなのはメガネくんなんでっ!!」

と熱く返してきた。

(大人になって読み返すと流川くんも天然で面白くて好きだけど、子どもの頃は彼のような無表情モテモテイケメンキャラはむしろ苦手だった。

 ミッチーはいいキャラだけどリョータの方が当時好感度高かったな~)

というわけで私は木暮くんが好きなんですけど、ここから本格的なたとえ話ね。

合コンにメガネくんが来たとする。

あと、流川くんと、リョータと花道は好きな人がいるから除外してゴリ先輩あたりが来たとする。

私が

「あら~この人ステキ~

と思ってメガネくんに頑張って話しかけてきたとしても、もしも彼が不快感丸出しに

「さあ」

「知らね」

「すごいどうでもいい」

「センスヤバい」

「そうか?(真顔)」

「は?(ブチ切れ)」

「は~っ、早く帰りたい」


(上5つは言うまでもなく有名な非モテさしすせそのアレンジ)

と言ってきたら、いくらメガネくんが好みの私でも心が折れるんですよ。

ご飯食べたらさっさと解散したくなるよね。

というわけで、どんなに好みでも少しも仲良くなれる余地がないなら友情も恋愛も成立しないのです。

好き避け(自ら恋の芽を刈り取って行くコミュニケーションスタイル)という言葉もあるけど、そんなに嫌なら合コン来ないでくれよ~って思うよね。

好みのタイプがいなくても一緒にすごす時間を最低限快適にすごせるように努力するのが人間だろうよ。

一応、ここまでひどいタイプには会ったことないけど…。

木暮くん&彼のファンの皆さま、ひどい例えに使ってしまってごめんね。

逆にだ。

流川くんが、私が言うことを熱心に一生懸命聞いてくれたり、私の言ったことに笑ってくれたりすると…。

なんつーの、グッとくるっていうの?

(この描写の元ネタは田房永子さんのコミックエッセイです。

 こうしてダンナさんと知り合い好きになったんだって。

 なんてステキなんだ

嬉しくなってちょっと好きになりますよね、流川くんのこと。

そうすると

「もっと喋りたいな」

と思うかもしれないし、

「二人で出かけたいな」

と思う可能性は上がる。

男女逆でも同じですよ~もちろん。

そういうわけでサエコの

「好きにさせる」

テクニックは

「人として少しでいいから好きになってもらう」

という活用法でならいいね!と思うのでした。






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“好み”という抜け道あり!

2019年05月27日 | 恋愛
【に、似ている…】

母がこんなことを言ってきた。

「ちょっと前でテレビで羽生結弦くんのちっちゃな頃のビデオが流れたのよ~」

へー。

「それでね!!

 〇〇くん(鳥まりの初恋の人。ちなみにフィギュアスケート選手の中での初恋はイリヤ・クーリックさま)にそっくりだったの~!!

 私、人の好みって本当に変わらないんだってビックリしちゃった。

 あなたもブレてないわね!!


ちょ、待てよ

羽生選手の方がずっと美しいだろ!!

(〇〇くん、ごめん)

と怒っておいたけど、録画しておいたのをだいぶたってから見せてもらったら本当にソックリで

「あわわわ…本当にソックリ…!!」

とビックリしました。

この話書きたいと思いつつ今思い出したから書くという。

【自分が憧れているものを持っているのか】

羽生選手の話はここまでとして、確かに“好みのタイプ”というのはあるよね。

好きになりやすいタイプ。

自分ではわからないけれど、友達の立場でみると

「このコの元彼(彼女)は全員同系統の顔」

であることはあるある。

所属、体型、声などこだわりどころは人によるけど。

私の友達は

「イケメンなのに私服センスが小学生のまま」

の男性を狙ったかのように恋人にしていました。

制服やスーツでわからないとはいえ、100%とは。

違うコは筋肉質の背が高すぎない男性が大好き。

とある男性は

「こ、声が皆口裕子さんにソックリ…!!!」

な女性ばかり好きになるし。

(皆口裕子さんとは!あまりにも美しい声をもつ声優さん。

 有名どころでは『YAWARA!』の柔、『ドラゴンボール』シリーズのビーデル。

 聞けばわかる、とろける上品な美ヴォイス…)

きっと無意識で自分が憧れる大切なものを持っているのだろうね。

私はエロス型だけあって一目惚れは意味があると信じているので。

(※よかったらこの記事をどうぞ。
   ↓
 ・恋愛の色彩理論。 )

【自分にとっての「イケメン」「可愛いコ」とはどんな人?】

好みのタイプを聞かれて

「優しい人」

だの

「イケメン」

だの

「可愛いコ」

と抽象的な言い方をしてしまうのはあるあるですが、自分にとってのそれはどんな人なのかをちゃんと分析するのは大切だと思います。

もちろんそれだけに固執することはないけど、でもちゃんと意識するのが大切。

まぁ、苦労したり年を重ねるごとに

「華やかな容姿ではないけど、美しい心と誠実な態度をもつ異性はすばらしい」

ということは男女ともに理解していきますけどね。

苦労知らずの人やうんと幼い時代にこういうタイプの人の魅力はなかなか気づけない。

よく見ればそういう人もとても美しいですし。

同性の友達(同性愛の人は“恋愛対象にならない性別”とおきかえて読んでください)を考えればわかるけど、自分の友達を容姿だけで好きになることはあまりないよね。

友達がたまたま美人・イケメンってことはあるけど。

友達オリジナルの美しさはわかるし、素晴らしい内面も見える。

モテないけど素敵な人はたくさんいるよ。

モテる人もいいけども。

ただね…やっぱりもう少し外見整えてくれると異性も魅力に気づきやすくなるのにな~とは思う、かな。

ショウ・ルオさま(台湾のスーパースター。とてもカッコいい。『僕のSweet Devil』というラブコメドラマでダサい個性派スタイリングとモテスタイリングの2パターンを披露。この作品でヒロインを演じたレイニー・ヤンさんもとんでもなく可愛い)ですら、美しく見せないスタイリングするとカッコいいと気付けません。

【好みの顔、という抜け道があります】

「自分はかわいくない…」

「カッコよくない…」

と悩む人は今もいることでしょう。

自分の容姿を自分で嫌だと思うこと、モテないこと…モテないっていうと軽いけど、容姿・ステータス差別されて貶められること。

どれも耐えがたく辛いことです。

とある美女芸能人さんの話ですが、彼女は思春期に“たった2回だけ”自分の容姿を他者と比べて醜い、と評されたことがあったそう。

正直ほとんどの人が

「たった2回かよ」

と思うだろうけど、その方は

「たった2回なのに、そのどちらも光景と息遣いまでもいつまでも忘れられなかったし、最近まで身体醜形障害でした。

 特に20代まではそれ由来の摂食障害にも苦しみました。

 だから、容姿のことをとやかく言われることがどんなに残酷なことか理解されてほしいと思います」

とおっしゃっていました。

(※wikiありました
   ↓
 ・身体醜形障害(wikipedia) ) 

ありふれた話すぎ&容姿差別が容認されすぎてるので

「だってブサイクじゃん」

「だって実際太ってるじゃん」

と被害者は黙らされがちだけど、身近な人に四六時中醜いって言われるって精神的暴力でしかないのだよ。

そりゃ心病むよ。

当たり前だよ…。

こういった辛い記憶で苦しんでる人は、ぜひ自分にあった場所で心の傷を治療してほしいと思う。

それに、人って不思議なものでね。

“好みの顔”という抜け道があるんですよ。

多くの人に美形認定されなくたって、誰かにとって好みであればその人にとってあなたは間違いなく

「稀有な美しい人」

なのだ。

最初に書いた私の初恋の男の子だって、集団で一番顔がいいタイプでも何かが優れているタイプではなかったけど、当時の私にとっては

「ナンバー1美しい人、そして素敵な人」

だったのだしね。

(羽生選手のことを悪く言ってるわけじゃありません)

思春期は自分は世界で一番みにくいのかも…と泣いていた私ですが世界が広がれば

「君ほど美しい人に会ったことはない!!」

と言ってくれる人いましたし。

(もちろん全く美形ではないです、どうということもない庶民です)

だから心を治療し、大切なあなたをあなたの好きな磨き方をして美しさを安心して世界にアピールしてほしいな。

(アピールしたくない人はもちろんやらなくてもいい。

 好きなことをしよう!)

ちなみに今現在の私が

「ステキ

と思いがちなのは細身で女子力強い人ですかね。

「鳥まりを好きになるとなんで男は全員もれなく乙女になっちゃうんだろうね~」

と言われたことが何度もある…。

女性性と呼ばれる抑圧していた特質が安心して出てこられる…とでもしておく?







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簡単!ジンジャービスケットざくざくチョコレートの作り方。

2019年05月23日 | 料理・食べ物
【レシピってほどでもないのだが】

『失恋ショコラティエ』の最終巻に出てくる“スペキュロスがザクザク入ったタブレット”=スパイスクッキー(ベルギーやフランスで作られる伝統的なお菓子)入りの板チョコ。を食べてみたくて自分で簡単に手作りしました。

そもそもの材料が美味しい既製品なので、とても美味しくできました

せっかくなのでレシピを記録しておきます。

レシピなんてきちんとしたものではないのですが…。

~ジンジャービスケットざくざくチョコレートの作り方~

(ジンジャービスケットって書いたけど、ジンジャーなのか実はよくわかっていない…)

材料

・板チョコ…2~3枚

(スーパーで一番安かったガーナチョコを使いました!

 ミルクとブラックを半分ずつ)

・スパイスビスケット…60~80グラム

(カルディに行ったときセールになっていた“ニーオーケッシュ ジンジャースナップス オリジナル”を使いました。

 半分くらいですね。

 ロータスのオリジナルカラメルビスケットや、ポピーズのカラメルビスケットでも。

 つまりあの系統のクッキーであればよいのです)

・バター…大さじ1

(なんとなく入れてみました。

 なくても大丈夫です)

作業手順

1.ボウル(中~大サイズ)が入るくらいの鍋に半分くらい水をはって、沸騰させる。

2.大きめのお皿(少しは深さのあるもの)かバッドにサランラップをすっぽりのせて形にあわせる。

  この上にチョコを流して冷やし固めるので、チョコが触れる面にしっかりラップをつけてください。

  大きめにカットしておくと楽。

3.ボウルにスパイスビスケットを入れて、こぼさないように気を付けながら麺棒で細かく砕く。

4.お湯が沸騰したら火をとめて(1で用意した鍋)、ボウルを湯に浮かべる。

 (3のボウルとは別のもの。ボウルがひとつしかない場合は砕いたビスケットをビニール袋などボウル外に出してから使ってね)

  板チョコを割りながら入れて、ゴムベラなどでゆっくりかきまぜてとかす。

  ひとことで書けば、湯せんにかけてチョコレートをとかす。

  チョコが半分以上とけたころにバターを入れてまぜる。

  お湯が中に入るのは厳禁ですよ~。

5.チョコがしっかりとけたら、ボウルを湯せんから外す。

  (ボウルについたお湯をしっかりふくと掃除も作業も楽になります)

  3で砕いたビスケットをチョコの入ったボウルに投入して優しくしっかりまぜあわせる。

6.2で用意した容器にチョコレートを流し入れる。

  (ラップはったりするとめんどいわ~という人は使い切りのマフィン型やケーキ型でも良いでしょう。

  100均でも買える紙やアルミのやつ)

7.しばらく放置して、粗熱をとる。

(このスキに洗いものだ!

 湯せんに使ったお湯を使えば楽々~)

8.冷蔵庫に入れてしっかり冷やし固める。

9.固まったら出来上がり

  ラップのおかげで型から外すのは簡単です。

  美味しく召し上がれ!

【美味しいんだよ~】

ただ溶かしてまぜて冷やすだけなのですが、美味しいのです

ニーオーケッシュのビスケットはポピーズ・ロータスよりも癖が強い感じなのですが、それがチョコと合わせると絶妙に活きる

つよーいスパイスも塩感も合うのよ~。

あと、うすーく焼いてあるので砕くのがすごく楽だった。

セールだから選んだけれど良い選択でした

バターを入れたのは、以前BSの番組で観た

「英国のエリザベス女王が大好きなチョコレートケーキ」

がビスケットとチョコとバターをどかどか入れて固めただけの簡単なものだったので、

「ちょっと似てるんじゃない?」

と思って真似して少し入れてみたよ。

コクが出てるかもしれない。

手がベタベタにならないように私はしっかり包丁で切ってから食べます。

美味しいよ!







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『失恋ショコラティエ』言いたい放題・その9。

2019年05月19日 | 言いたい放題
【これで完結。第9巻】

長らく書かせていただいた言いたい放題記事もこれでおしまい。

第9巻です。

とても美しい絵の漫画ですが、特に最終巻のカバーイラストは晴れやかに優しく描いていてステキですね

最後まで一貫して表紙にのるのはソータだけっていうのもブレてなくていいな~。

これはソータのショコラ物語ですものね。

ではでは、言いたい放題させていただいちゃいます!

【サエコ、戦う】

ショコラヴィを去ったサエコは、はるばるおばあちゃんの住む土地に移動してしっかりアリバイ工作。

見栄っぱりで怖がりのダンナさんはおばあちゃんに会いに行って確かめることはできない…そこまでしっかりわかってやってますね。

さすが配偶者。

ソータが最後に贈ってくれた

「元気になれるようなチョコ」

チョコバーをここではじめて開けてばっくばく(ぱくぱくじゃない。PAKUPAKUじゃなくてBAKUBAKU)食べるサエコは、思わず笑みがこぼれます。

こうやってソータのショコラ=真心。にいつも元気をもらってきたんだよね、彼女は。

ダンナの車が視界に入ると静かに戦闘スイッチオン。

サエコはもう逃げない。

愛されモテテクや小悪魔テクで相手を操るのではなく、正々堂々対峙するのだ。

アリバイ工作をきちんと説明するぬかりなさはさすがでござる。

相変わらず幼く、弱い相手には

「お前が悪い!俺をイライラさせるな!」

スタンスのダンナにサエコさんはきちんとした言葉で言います。

あたしは

あたしも人間だから

ひどいこと言われたり

怒鳴られたり

ぶたれたりするならもうあなたとは暮らしたくない

暮らせない!


このあとに続くやりとりもすごくいいよ。

「子どもができたらダンナも暴力をやめるだろう」

なんて甘いスタンスでもなく、

「赤ちゃんがかわいそう!」

って子どものせいにして取引するでもなく、ちゃんと向き合って話してる。

「口だけじゃないって証明してくれないと帰らない」

と話すところも最高だね。

ムードに流されてキスしたり感動的な口先テクニックで…ではなく。

ああいうのって被害者側のキャラをバカにしてるもん。

一応ハグはされるもののサエコの静かな表情がいいですね。

これはよかった。

帰り道、おばあちゃんに挨拶することもなく家に帰る二人。

(サエコのダンナよ…ちゃんと目をみてお礼と挨拶しにいけや…そういうとこだぞ)

「おばあちゃんの家で何が一番おいしかった?」

とダンナに問われ、そっと涙を流しながら

「…フレンチトースト…かな…」

とこたえるサエコ。

そう、ソータが真心こめて作ってくれたあのフレンチトーストです。

切ないね~。

【薫子、人のために動く】

サエコのエピソードのあとに描かれるのが薫子の物語。

やっぱりこの物語における運命の二人って実はサエコと薫子なんじゃないの(笑)。

思いがけず片想いしているソータと二人っきりでデートできることになった薫子。

バカにしている関谷くんとのデートの時は

「狙ってると思われると嫌だから」

と髪をわざわざまとめたままにしたり、かたくなにパンツルックで大人っぽい感じだったのに、本命のソータとデートできるとなると迷いなく髪をおろし、少女っぽいスカートスタイル。

人間てこういうところ本当にあるよね…かわいいけどさ…。

自分がソータとエレナの仲をひきさいてしまった(エレナが店に来たときにサエコが来てることをバラした上でエレナのことも罵ったから)と考えている薫子は、ソータの気持ちを試すことばかり聞きます。

ソータがエレナを想ってることもよくわかるし、頭が冷えるとあんなにバカにしてたエレナのいいところばかりが思い出される。

「あたしだって少しは償いがしたい」

と思った薫子は、まぁひどいことばっかり言うんだけど、結果的に

「ちゃんとエレナに会ってこい!!!」

とソータを仕向けます。

それが償いなんですって。

しっかしまぁ何度も書いているけど、薫子というキャラは美女(美少女)でなければぜったいゆるされないひどいこといっぱいいうよね。

甘やかされるってこういうことだよね~リアルだわ。

でもいいところもいっぱいあるキャラ。

そういうのもリアルだよね。

このデートシーンで出てくるガレットもそうだし、最後の最後でサエコとお茶する場面のパンケーキもとっても美味しそうです

実在するお店なんだろうな。

このふたつはわかんないけど。

サエコがパンケーキ食べる時の癖は星乃珈琲店でお茶する場面の癖をしっかりここでもやっていて、作者の水城さんがきちんと考えてキャラを描いているのがわかる。

細部に神が宿るぜ。

【エレナとソータは、ちゃんと本音を語り合う】

エレナとソータが再会し、きちんと話し合う回。

この二人にとっての課題は本音で語り合う、本心を見せ合うことなのよね。

「彼氏(彼女)じゃないよ、セ〇レだよ

と言い合ってた時代は二人とも

「本命は別にいるんだし!」

という心の保険を頼りにして本音で付き合っていたのね。

(この時代恋愛は策略と戦争みたいにメディアが表現していたからね~それをしっかり表しています。

 惚れたら負けって言葉が流行ってました)

でも、いざ恋人としてしっかり1対1で付き合うとなるとお互いにいいところばっかり見せたくなっちゃって、それが誤解やすれ違いをうむという。

出会った時から一貫してソータが好きなのはエレナなんだけどね。

サエコは芸術のための火種、幻だから。

サエコの

「あたしも人間だから」

「幻なんだって気付いたらすぐ気持ちは冷める」

という言葉がここに…!!

さて、生身の人間同士の二人は向き合うよ。

そうさせる勇気をエレナにくれたのが六道さん。

その勇気を受け取ってソータにぶつかりにいったのがエレナ。

エレナの勇気にこたえたのがソータ。

つながってますね~。

エレナが

「何があったかきちんと話そうよ、いつだってそうしてきたじゃん」

と言えるのは、彼女が仕事を頑張って自分にちゃんと自信があるから。

しょーもないっちゃしょーもないけどカッコ良さがあるよね。

二人の恋愛においてはやはり

「サエコとの関係の全て」

を話すことがぜったい必要でしたね。

めちゃくちゃな設定をこうじゃなきゃいけない、としっかり構築して展開するのすごいわ~。

作者の水城さんはヒロインのエレナともう一人の主人公であるサエコに

「戦う」

という言葉を選んで使っているけど、たしかにこの戦うスキルは今まで日本女性がとりあげられてきたものをよく表してると思う。

「愛されモテ子」

「魔性の女」

「ものわかりのいい大人の女」

このどれになったって、幸せになんかなれないじゃん。戦おうよってメッセージに私は受け取りました。

共存するために戦おう、対等な人間として心でぶつかろうって。

このめちゃくちゃなのに必然的な場面を描くために、ソータの失恋物語はあったんじゃないのって思うくらいメッセージ性の強い場面だと思います。

そんなこんなでエレナとソータは恋人になったよ!

おめでとう。

【お前が泣いてんじゃねーよ!!!】

次に描かれるのが、

「描く必要あった?」

と話してる人も見かけた、まつりがゆかりんにカッターで襲われる場面です。

あらすじをざざっと書くと…。

・大学の授業でまつりとゆかりん(元彼…というかヤった男の本命彼女)が久しぶりに再会する。
  ↓
・ゆかりんの耳にピアスが。

 まつりがなくしたピアスにそっくり。
  ↓
・「かわいいピアスもらったから昨日(ピアス穴を耳に)あけたんだ」

 と話すゆかりん。

 「あれ?私のピアスじゃないか?」

 と青ざめつつごまかすまつり。
  ↓
・なんか怖い笑顔でまつりの隣に座るゆかりん。
  ↓
・ゆかりん、まつりにオリヴィエとの近況を聞きながら

 「このピアスはもらったんじゃない。

  彼氏の部屋で見つけて、まつりのでしょ?って問い詰めたら、うだうだいいながら結局認めた。

  好きだったとか二股とかじゃないって彼は言うけど。

  そんなわけないじゃん、だったらこんなもの大切にとっておくわけないじゃん」

 とホラーにつめよる。

 教室にいる人たちも聞いてるけどおかまいなし。
  ↓
・ゆかりん

 「なんで嘘つくのかな…

  彼も…

  まつりも…

  ねえ

  ねえ
  ↓
・まつり、脂汗ながしつつ

 「ごめんなさい…

  …ごめんなさい…」

 まつりの目には涙。

 涙を見たゆかりんは…。

 「お前が泣いてんじゃねーよ!!!」

 と握っていたカッターでまつりに襲いかかる。

~~~

…とこんな感じなんだけど、すごくない?

一回だけわざとらしくまつりちゃんが身に着けてきたピアス。

ゆかりんの最低彼氏がオリヴィエに返さなかったピアス。

(ちなみにこのとき灰皿に入ってるのが、それまでこの男がいかにまつりをバカにしていたかが溢れてて最低で最高)

そしてここで、ゆかりんが耳につけてくる。

しーかーも!

これがイヤリングじゃなくてピアス、ポスト(穴に通す針みたいな部分)がまっすぐでなく曲がったピアスってのも計算して選んでるんだよ。

ピアス穴はすぐにできないのだ。

ピアッサーで穴あけても、最低1か月はファーストピアスをいれっぱなしにして、ポストが曲がったピアスを安全に身に着けるにはさらに数か月かけて穴を完成させなければいけません。

ってことは、ゆかりんのピアス穴はもうじんじんしてるはずで、そもそも何かで衝動的にあけた穴で…。

ホラー!!!

よくできてて本当さすがです。

私はこの場面、ぜったい必要な話だったと思う。

だってゆかりんの

「お前が泣いてんじゃねーよ!!!」

って叫びは、主人公のソータがずっとずっとサエコに言いたかった言葉だもん。

人の心を踏みにじるってどういうことか、この場面で描きたかったんだと思う。

大事な場面だよ~。

ただ、まつりちゃんはかわいそうだよね。

だましたのは男なのに、まつりちゃんだけがゆかりんに罪悪感もって

「あたしも悪いの!共犯なの!!」

って自分責めちゃってさ。

男がまつりちゃんとゆかりんをバカにして心と体をふみにじっただけなのに。

まあそれでも

「わかっててもやめなかった」

のはたしかにまつりか。

まつりとゆかりんが見えている現実は別物です。

まつりはずっと

「ゆかりんが本命彼女で、私は悪い間女」

だと思い込んでいたし、ゆかりんの口ぶりから察するに

「まつりはオリヴィエくんという彼氏を持ちつつ、私の好きな人にまで手を出して手玉にとった」

って思ってるんじゃないでしょうか。

二人とも被害者なのに…ゆかりん、襲うなら男を~!

この

「見えてる現実は人それぞれ違う」

描写はすでにサエコが髪を切って初めてショコラヴィにやってきた場面でさりげなく描かれています。

サエコの見てる現実とソータの見てる現実は全然違うものとしてそれぞれに受け止められている。

上手いっ!(何回目?)

続く、オリヴィエからのまつりへの感動プロポーズとアレな言葉のやりとりはう~んと感じつつも、まあ一番いい流れかなと思って読みました。

腕にも頭にも悲しいことに傷が残るという悲しい現実の前でも

「ゆかりんがああなっちゃうのはあたしのせいだ…」

と涙するまつりはピュアすぎてバカだけど、いいこであるに違いはないし。

オリヴィエならあそこでかける言葉はアレしかないだろう。

「まつりちゃんバカだからうんぬん」

のくだりは当時の女性蔑視を若干出してるが、まあ意味があるのでしょう。

よかったね、まつりちゃん。

【ハッピーハッピーエンディングとそれから】

最終話はオリヴィエとまつりの結婚式。

サエコは結婚式に呼ばれず(当たり前か)薫子さんと楽しくお茶する場面でサムシングブルーを

「まつりちゃんに渡してね」

とたくしています。

サエコラストシーンは短めのストレートボブで、前髪に飾りピン。

これは

「大人になろうとするサエコ」



「私の好きなものを大切にするサエコ」

のハイブリッドですよね。

この時の薫子はロングヘアですが、ラストシーンでは短くカット。

これも彼女が変わる暗示かもしれません。

エレナとソータはそのまま。

これも暗示だね。

次のクリスマスケーキはエレナにインスパイアされて作った人気ボンボンのケーキ版であり、バレンタインテーマは

「ぽかぽかしたあったかくなるような、ホッとするようなチョコレート」

っていうのもバッチリシンクロした作り。

いいぞいいぞ~細部までテーマがしっかりつまってる~。

最後の最後となる場面はソータがお店の中で静かに(原作のソータはちゃんとショコラヴィを続けるよ!)六道さんに感謝し、エレナを想い、支えてくれている全ての人に感謝しながらも

「すべてサエコさんがもたらしてくれた」

と大泣きするソータの場面は、哀しみ(“哀”という漢字をこの作品は大切にしていたので)を昇華していく象徴かな。

「いつまでも何度でも貴女に失恋していたい」

芸術家ならきっとわかる気持ちなんでしょうね。

幸せであたたかいハッピーエンドでよかったです

やっぱり作り物は幸せになれるのが好きだな。

…っていう大好きな話でした

【仕事ができる人ならではのリアルさ】

この作品の

「好き!」

「ステキ!」

と思うことは今まで散々書いてきましたが、それらと同じくらい水城さんすごいな~と思ったのは仕事ができる人ならではのとてもリアルな働きぶりでしたね。

ソータすっごいハードワーカーだし、エレナも一日3食とらないとかとってもリアル。

私は根性もなけりゃ体力もないので、ソータたちのように働けないし、トライした時点で体壊すか死ぬかすると思う。

頑張れる人が売れっ子・人気者・キャリア組として成功していくのね…。

しかし、彼らはそれを余裕でこなしてるわけでなく彼らの次元で追い詰められながら必死に頑張っている…自力じゃぜったい見られない世界を垣間見させてもらった感じです。

そして…ああ、だから漫画家さんて重病になる方がいるんだともわかった。

すごすぎです。

『ご近所物語』で実果子のママ・るり子さん(職業は売れっ子少女漫画家)が

「ママの命削って稼いだお金なんだからね」

って何度も言っていたのをはるかな時をへて理解…。

矢沢あいさんもご病気だと聞いたしなぁ。

水城せとなさん、体を大切して長く漫画を描いてくださいませ。

【最終巻で食べてみたいお菓子!】

最終話で出てくる

「スペキュロスがざくざく入ったタブレット」

(スパイス入りクッキーがたっぷり入った板チョコ、という意味)

だと考えていたのですが、自分で簡単に作ってみたのがすごく美味しくできたのでそれで満足。

(近々記録のためにレシピ記事書きたい)

なので…オリヴィエとまつりの結婚式のためにソータが作るウェディングケーキ、が食べたいです

シンプルで綺麗なクロカンブッシュステキ

これにものっているショコラヴィのロゴは、失恋を栄養にして新しい幸福を生み出すって意味だったんだね。

さすが~ぶれてない~・

【原作についてるもうひとつのお楽しみ】

原作漫画を読むとついてくるもうひとつのお楽しみが、水城せとなさんのメッセージが全巻読めることですね。

すごく楽しいですよ。

若々しい文字でつづられる彼女(女性だよね?)の言葉は漫画と同じくらい面白いです。

楽しい漫画とメッセージを本当にありがとうございました

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『失恋ショコラティエ』言いたい放題・その8。

2019年05月18日 | 言いたい放題
【単行本7&8巻】

※毎度ですが、ネタバレしまくりです!自分で読みたい人は読了するまでこの記事は読まないでくださいね!※

『失恋ショコラティエ』言いたい放題記事、今回は7巻と8巻まとめて書きますね~。

ドラマ版でもすごい山になった

・サエコが家出してくる
  ↓
・ソータとサエコ、ばっちり肉体関係を持つ
  ↓
・なぜかサエコと薫子が仲良しになる
  ↓
・サエコの妊娠が読者に発覚
  ↓
・サエコは「帰る」といって去り、ソータはそれを引き留めない

という流れでございます。

【原作のサエコは同情してしまう…】

7巻のはじまりは家出してきたサエコがショコラヴィの前で立ち尽くしている…というものです。

ドラマ版と同じところもいっぱいあるけど、原作で読むと全然違います。

サエコがかわいそうでさぁ…ソータが好きな気持ち…好きというか、追い詰められて精神的に救いを求めているのがわかるのだもの。

ドラマ版のサエコって、同性間の友情がすごく薄っぺらい描かれ方をしていた記憶。

友達はいっぱいいるけど“玉の輿サークルの同胞”…みたいな?合コン仲間っていうか?

しっかりした友情に見えないんだよな~。

でも原作のサエコは大好きな女友達がいっぱいいて、特別な親友は一人ですし(クリスマスケーキ回にも出ている背の高い彼女)、女友達をとても大切に思っているのが描かれています。

「女友達が頼れなくて自分に気のある男のところへ」

ではなく、

「女友達にはできるだけ迷惑かけたくない」

としっかり考えていて、店の前にやってきた時点では“ヤってやる”というより

「会いたい」

という衝動…精神的すがりつきに見えました。

とにかく切ないのだ。

で、まぁ色々あって(ぜひ漫画で読んでみてね)サエコは

「ヤってやる、とにかくヤってやる」

と静かに意志を燃やし、ソータに裸で突撃し、しっかり目的を遂げます。

これは今まで描かれてきたモテ・愛され・そのための策略を欠かさないサエコとは全く違って、これはソータを他の女にもってかれたくない、という気持ちより自分を散々虐げレイ〇までしたダンナへの復讐って感じがする。

多分ですけど、もうこの時点のサエコは妊娠を自覚していて、

「やるなら今しかない」

と思ったんでしょうね。

ソータの子どもを妊娠することはないんだし。

「あそこにいるとあたしはモノになった気がするんだ」

と静かに泣く場面、あれがサエコの本音だよね、

でもそこでソータは

「何があったの?」

と聞かない。


それが物語の答えで、サエコもそれを静かに理解したんだと思う。

後に出てくる薫子さんとの場面でサエコは語っています。


「あー壁にうつってる幻なんだ」って

いつか気付いて心は自然と離れます

気づいちゃえば冷めるのは一瞬ですよ


クールだよね。

さすが、学園中のイケメンと“短期間付き合い”→“離婚歴のあるうんと年の離れた収入のいい男性と結婚した”という経歴の持ち主。

サエコもね~聞けないんだよ、きっと。

これわかってくれる人いると思うけど、子どもができるってとても大きいことですからね。

子どもがいなければ離婚するとか、他の異性とやり直すとかも現実的なんだけど(もちろん人によるんだが)妊娠するとなると…

「この子どもをどうにかしてまで…」

と考えてしまいがち。

判定も甘くなりそう。

私だったらたとえ子どもが生まれてから配偶者がモラハラ・暴力(性暴力含む)をやめたところで、今更ゆるせるだろうかって…考えちゃうなぁ。

難しい問題だ。

とにかく、初夜(笑)の時点でサエコの答えは出たわけです。

だから薫子に対してもソータのお父さんに対しても、

「ソータは何もやましいことはしていませんよ~」

というアリバイ工作?に全力で自らやってくれる。

サエコがソータパパに何度も身体についたアザを見せて、言葉にせずとも

「ダンナに暴力をふるわれて逃げ出してきました」

とアピールするのはあざとアピールってよりソータとサエコの生活を荒らさないためだと私は思って読んだかな。

エセ恋人気分を楽しみセック〇ばっかりソータとしたのは、

「選べたはずのもうひとつの人生を悔やむ自分」

を成仏させるためって感じがした。

【エレナ、プライベートでは商品にならないで】

7巻で美貌のヒロイン・エレナは友達にソータとの恋愛についてこう語ります。

「爽太くんにとってのあたしの価値は爽太くんが決めることだもん

 あたしが文句言う資格はないよ」

この言葉、カッコいいって思う?

その通りって思う?

私は、エレナが職業上商品として見られすぎてその意識をプライベートに持ち込んでしまっている気がして悲しかった。

ソータは作中何度もエレナのプロ意識=仕事にストイックに打ち込み頑張るところ。を褒めたたえていて、それはたしかに彼女の魅力なんだけど。

恋愛は仕事=金が発生するものではない。

だからそんな悲しいこと言わないでよって思う。

「女(男)の価値は男(女)が決める」

って言葉にしたら悲しくない?

恋愛・パートナーシップ・結婚は生活。

命そのもの。

だからひどいことされたら

「私が彼にとってその価値の商品だから」

と黙ってないで、怒るとか報復するとかしてほしいな。

この話はバッチリラストの六道さんとの友情で昇華されるので、お見事!

この言葉ですよ。

美しいからだ

美しい心

美しい人生

この3つを持って生まれたのがあなたなのよ

もしもあんたを傷つけるものがあったら

あんたもガンガン戦っていいのよ

弱気になって戦う勇気が出ないときはこのケーキを思い出して

諦める前にね


ちなみに、このケーキについてるトゲトゲは初期に六道さんがソータに贈ったケーキにもついている。

エレナとソータを六道さんの真心(ソータには恋か)がつないでいる。

お見事すぎます~

【実は一番運命の二人、なサエコと薫子】

初期から匂わせ感といいますか、伏線はしっかりはってありましたけど、ここにきてなんとサエコと薫子は仲良しになってしまいます。

お互い大嫌いになってもしょうがない立ち位置なのに、全然嫌いにならないもんね。

薫子がサエコの悪口をいう場面は多々あるけど、本当に相性がいいのでしょう。

最初からサエコは薫子の魅力や実力を認めて…というか愛でていて、それを薫子もかわいく受け取っていたもんな~上手い、上手いぞ~。

薫子さんの目を通してサエコを見ると、意外なところが美点として認識されはじめます。

実際とても彼女がステキに描かれるしね。

関谷くんに対して薫子はけっこう執着してるので

「そんなに好みなら、もっとゆるくかまえて付き合えよ~」

と私は思って読んでいたのだけど、誰より薫子の好みなのはサエコだわ(笑)。

ただ、

「誰もが認める美女」

な薫子は

「ちっとも美人じゃないサエコ」

を最初バカにしてるんだよね。

う~む、美女も大変だな。

二人が星乃珈琲店でお茶する場面も、有楽町でお買いものする場面もかわいくて優しくて大好きです

これで知って星乃珈琲店のスフレパンケーキ(サエコが食べてたダブル)食べに行ったのだけど、美味しくてこれも大好きになっちゃいました

珈琲も美味しかったし~。

次はフレンチトースト(薫子が食べていた)を食べたい。

お買い物していた有楽町マルイもまた行きたいな~。

感化されやすい。

【社会=実生活、そして結婚という契約のでかさ】

このあたりでソータは

「最高の彼女をあっさり捨てて不倫女に走る嫌な男!」

という表現もできるのかなーと思うのですが(笑)。

彼は最初からファンタジー(サエコへの片想い)を全力で楽しみつつしっかり現実はわかっている人として描かれていた(でなきゃ若くしてしっかりお店まわせない)ので、結婚というあまりに大きい社会的制約がある以上、サエコの人生に本気で向き合えないのは仕方ないと私は思って読んでいた。

離婚してから来てくれよって感じ。

だってどうすんのよ、お店はじめたばかりなのに、サエコ夫と仕事のつながりだってあるのに、賠償金払える?

あらゆる報復にたえられる?っていうね。

サエコが本気でこっちにやってきたらどうしよう…と悩む場面はろくでなしだなとも思うが、まあそうですよねと思いながら読んだ。

年齢を重ねると同性キャラばかりに感情移入しなくなるのが面白いです。

【オリヴィエの気持ちがわかりすぎるんだ…】

8巻ラスト。

サエコがソータの人生からあっさり立ち去る場面。

もうサエコの内心を思うとかわいそうで仕方ない。

家出してからこの場面までにサエコの髪がのびて、学生時代と同じに飾りピンで前髪を留め、大好きな少女テイストのファッションに身をつつむのは、きっとサエコの心があの頃に帰っている象徴。

そして好きなものを取り戻した象徴でもあるのでしょう。

最期にショコラヴィからサエコを見送ったのは天使キャラのオリヴィエ。

優しいオリヴィエを前に、押し込めていた気持ちが溢れ出て、きちんと言葉に出したくなったのでしょう。

サエコはこんな言葉が溢れだします。

「きっとね、もっとね、いろんなタイミングとかがね、違ってたら、きっとあたしは…」

この先に続けたかったのはきっと

「ソータくんと恋人になりたかったんだよ」

かな?

ソータと一緒にいられたかもしれない“いま”を想う言葉だったには違いありません。

それをオリヴィエは

「ごめんね、ニホンゴよくわかんないんだ、バイバイ」

とバシッと止めて別れます。

想像ではありますが…私はオリヴィエの気持ちがよくわかる。

そんな大事なこと自分に勝手にぶつけていかないでって思ったんじゃないかな。

オリヴィエだけがサエコの気持ちをきちんと彼女の口からきいて知っている。

その真実を守って生きていかなければならない。

それはきついだろうよ。

バレバレなだけに、余計に。

少なくともコーヒーマドレーヌのシーンでは完璧にオリヴィエは気付いてますからね。

(ぼそぼそになったお菓子でこれやるとまぁまぁ美味しく感じるらしい)

この場面は『失われた時を求めて』を意識してるのかな。

あれはたしか紅茶だが。

そんな悲しく切なく、そして伏線回収が今回もお見事な7・8巻でありました。

【この巻で食べてみたいお菓子!】

7巻で食べてみたいのは、サエコにソータが作ってあげた真心フレンチトースト

最終巻でも回想される大切な食べ物です。

8巻では、元気が出るチョコバー。

わかるわ~サエコの気持ちわかるわ~しんどい時って貧血気味なのか、かたいものバリバリ食べたくなるよね。

私はたま~にセブンイレブンでブラックブロックチョコ(チョコバー。すごく美味しい)買って食べますよ。

バリバリかんでると元気でる。

貧血解消にはちゃんと肉食べたりビタミンとるべきなのだけど…美味しいよ…。

ソータの作るチョコバーはドラマ版と全然意味合いも違うので、ぜひ読んでたしかめてほしいな。

次は最終巻…ドキドキします…。

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