鳥まり、参る!

ご覧いただきありがとうございます。
日々のいろいろなことを記録しています。

フィン、ありがとう。

2013年07月25日 | シリアス
私の大好きなアメリカドラマ『glee』。

今更どうこう説明する必要もない人気作。

(ちなみに日本でもgleeの真似してミュージカル仕立てのドラマ作っていたけど、大コケした 笑)

そのシーズン3が地上波で放送開始しました

毎週水曜午前0時40分から、つまり火曜日の深夜です。

NHKで。

(※公式HPは→コチラ再放送もあるみたいよ)

今週が第1話でした。

さて、冒頭にこんなメッセージが…。

「フィン役のコーリー・モンテースさんが7月13日に亡くなられました。

 ここに謹んで哀悼の意を表します」


そう…。

ヒーロー(主人公の相手役)を演じていた俳優さんが…本当に亡くなられたのです

31才だったそう。

若すぎるよ


 ↑コーリー・モンテースさん演じるフィン。学園の華・アメフト部と兼任する純朴なイケメン。

gleeのキャストさんは全員歌もダンスもとんでもなく上手い

(役柄によっては片方だけ。フィンは踊れないという設定だった)

日本のアイドル文化に慣れていた私は、

「歌が上手いってどういうことか」

「踊れるってどういうことか」

全然わかっていませんでした。

だから、初めてgleeの歌って踊る場面を観た時の感動は忘れられない。

自分の中の常識・固定観念が粉々に吹っ飛ばされた感じでした。

なにこれ、すごすぎる…。

夢中になっちゃう!!


って

gleeのシーズン1が放送された時、日本は東日本大震災直後でね。

第1話が放送された時、Tokyoでも大きい余震があったので“Don't stop believin”を歌うシーンの画像が乱れていたのをよく覚えてる。

(録画してたので、何度も何度も観た)

番組の最後には急きょ用意したらしい主演俳優(マシュー・モリソンさん)のメッセージがありました。

被災した日本への真心メッセージ。

「信じる心を失くさないでください。

 皆さんのことを祈っています」


こんな感じだった。

Tokyoにいた私がこんなこと言うと怒られそうで怖いですが…。

あんなことを経験した直後で恐怖ばかりだった心に、gleeの素晴らしい歌はそれはそれは希望を与えてくれました。

特にフィン役のコーリーさんの歌声を大好きになった。。

上手いという意味では主演のマシュー・モリソンさん(シュースター先生役)やリア・ミシェルさん(レイチェル役。こちらも主演)のが上なのかもしれない。

でも、なぜかフィンの歌声が一番好きだった。

ずっと聞いていたくなるような、心地良い歌声なんだもの。

私はアメリカ出身の方々とはあまりリズムが合わないのだけど(数少ない経験からの偏見にすぎませんよ!)、gleeの話題だとすごく盛り上がれたものです。

「キミもglee好きなんだ

 どのキャラが一番好きなの?」

と聞かれると

「女の子ならブリトニー、男の子ならフィンが一番好き

と答えたな~。

「へー、ああいうマッチョで垢抜けない男が好みなの?」

と言われたりして(笑)

私は

「とにかく、彼の歌が好きでたまらないんです」

と説明していました。

(※gleeを語る上で外せない名曲“Don't stop believin”をぜひユーチューブで!
  ↓
 ドラマシーンの抜粋版は→コチラ
 高音質なフルは→コチラ

だから、なんていうの…。

フィンが亡くなったって聞いて、本当に信じられなかった。

今でも嘘ならいいのにと思う

ファンの私ですらこんな気持ちでいるんだから、恋人のレイチェル役=リア・ミシェルちゃんはどんなに辛いだろうと思います…。

ドラマで恋人役を演じる二人は実生活でも恋人だったのですよ~。


  ↑
レイチェルを演じるリアさん。とんでもない素晴らしい歌声の持ち主


  ↑
お互いに運命を確信する恋人同士だったという二人。

しかしすごい身長差

以前何かで読んだインタビューでコーリーさんは

「ボク自身はハイスクールを経験していません。

 だから演じることに戸惑うことがとても多かった。
 
 今では学校を辞めてしまったのはもったいなかったと思えるけれど、当時のボクは溢れる反抗心をどうしても抑えられなかった」


って語っていたんだよね。

その時

「何か、とっても苦労をされたんだな」

と思った。

どうやら薬物依存を克服するための施設でリハビリしていたそうだし。

(だからフィンはシーズン4ではちょい離脱する)

素晴らしい作品とめぐり合い、運命の恋人と幸せな関係を築いて、もっともっと頑張るぞと思っていたであろう矢先の、彼の死。

悲しいったらありません。

でも、人生の先輩がこう言ってた。

「フィンの死を、かわいそうって思ったらかわいそう。

 彼は幸せなんだよ。

 いい作品に出会って、いい役をもらって、世界中の人に愛された。

 愛する人とも結ばれて、希望と幸せに満ちたまま旅立った。

 彼の人生は最高。

 若く死んだからって、不幸なんて決めつけないであげたい。

 キレイで一番いい心で旅立てのだって、わるくないでしょ?」


なるほど…。

この先輩は10代で原因不明の病気にかかって何度も死にかけた経験を持つんで、思いもよらない見方を教えてくれます。

そうですね…。

彼はよく生きてくれた。

たくさん希望をくれた。

素晴らしい人生だった。

そう思う方が、いいのかもしれない

フィン、ありがとう。

あなたの歌声が大好きだったよ

天国のコーリーさんに、届くといいな。

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名作アニメ『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』

2013年07月16日 | 言いたい放題
今日は、知らないなら、ぜひ観ていただきたい素敵なアニメ作品のお話です。

タイトルは『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』ファンの方は『あの花』と呼んでいるそうです。

アニメ好きの知り合いが

「文句無しの名作ぜったいオススメ

と言っていました。

大人気なのねー。

私は金曜日の深夜にフジテレビで再放送されているのを録画して観ました。

(感覚としては木曜日だが)

今週は第2話なので、まだまだ間に合いますよ

では、一話しか観ていない私があらすじを…。

(wikipediaとか読んじゃうと、ネタバレしてしまいそうで

勝手にあらすじ

毎日一緒に遊んでいた、幼馴染6人組。

主人公の仁太は、幼なじみの芽衣子にほのかな恋心を抱いていた。

ある日芽衣子の前で

「お前は芽衣子が好きなんだろう」

と問い詰められた仁太は、恥ずかしさでつい

「誰がこんなブス

と言って、逃げてしまった。

明日謝ろう、そう決めたが、芽衣子はその日に死んでしまった。

芽衣子が死に、残された5人はバラバラになり、それぞれが葛藤や罪の意識をかかえながら成長していった。

高校生になった仁太の前に、あの夏の日に死んだはずの芽衣子が現れる。

それも、高校生に成長した姿で。

「お願いがあって来た。

 でも、そのお願いが思い出せない」

と言う芽衣子。

彼女の願いはなんなのか?

これは仁太のストレスが見せる幻影なのか?

大切なものを取り戻す夏が、始まる。



 ↑

幼少期の6人。

一番左が主人公の仁太、真ん中の白い髪の女の子が芽衣子ちゃん。



 ↑
成長した6人。

主人公のTシャツ…“底辺”って…


もうね…ヒロインの芽衣子(ニックネームは“めんま”)が可愛すぎてしょうがないのです。



成長した姿で現れるんだけど、中身は死んだ頃と変わらない天真爛漫なまま。

残された5人はというと、それぞれどうやら変わっているよう…。

特に主人公の変わりっぷりはかわいそうなくらい。

かつては皆のリーダーで、キラキラした美少年だったのに、引きこもり気味のやさぐれに…

「謝りたい、めんまに謝りたい」

そう思って生きてきたのでしょう。

辛いですね

全員ではないかもしれませんが(まだ描写されてないから)主人公以外の幼なじみも、芽衣子の死に傷つき、苦しんでいる。

1話の時点では主人公にしか芽衣子の姿は見えません。

芽衣子の家族にすら見えないのです。

鳥まりはこんなシーンで泣いてしまいました。
  ↓
自分の家にやってきた芽衣子。

白髪だらけになった父、すっかり成長した弟。

そして仏壇に自分の好物のカレーをお供えしてくれる母。

(このカレーが、すごい子ども用の器とスプーンで出されているので

 「お母さんの心の時計、止まってるんだな~」

 と思った。素晴らしい描写

母「お姉ちゃん、抜けたとこがあるから自分が死んじゃったこと、わかってないかもしれないじゃない」

芽衣子「知ってるよ。めんま…自分が死んじゃったことくらい、ちゃんと、知ってるよ…」

このシーンの芽衣子の涙に私が号泣

また、主人公のこのセリフも泣かせる。

主人公「俺は、ずっと欲しかった。ずっと…めんまに謝れる明日が…あの日の明日が欲しかった

あ、もう打ってるだけで泣きそう

どうか、皆、幸せになってほしいわ~。



 ↑

遺影が…!



 ↑
こんなカワイイ娘を亡くしちゃったら…ううううぅ


私ごときの説明じゃようわからないでしょうから、これは観てくださいとしか言えない。

ちょっとでも気になったらぜひ

アニメらしく登場人物はオール美少女&イケメンだし、絵がとっても綺麗です。

何よりストーリーがいいですよね。

日本の作るものって、ドラマでも映画でもアニメでもぶっちゃけチープなものが多いって私は思っているんだけど。

(短期間でお金落とさせることだけ考えて、ずっと愛される作品を作ろうって気概が感じられないから。
 
 お粗末な台本や、どう考えても合わないキャスティング、原作の改悪など)

これは

「ああ、ずっと愛される作品にしようと、誰もが魂込めて作ったんだな」

と思います。

音楽も、絵も、脚本も、声優さんの演技も。

全11話で、最終話は好みによって大きく評価が変わるそうです。

楽しみ…切ないお話だけど

老若男女問わず、観ていただきたい!

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