【まだ変えられると信じて】
終戦記念日です。
戦後80年。
そして昭和元年から数えて100年目にもなるそうです。
まずは、世界中の第二次世界大戦で犠牲になった全ての命に心から祈りを捧げたい。
奪われた命。
生きて、過酷な運命に耐えねばならなかった命。
戦争はごく一部の人々を豊かにしても、他のほとんどの人を貧しくして、苦しめて、命まで奪う。
「戦争から帰ってきた男性は、バケモノになっていた」
という話は日本で近年やっと語られるようになったことだ。
戦争後遺症でね。
今再び注目されているという作家・有吉佐和子さんの『針女』(しんみょう)という作品は、善良で美しかった人々が戦争を経験して全く別人のように変わってしまう残酷で圧倒的な現実を描いている。
そして、その中で後ろ盾を持たない女性がどんな過酷な目に遭うのかも。
それでもそこに生きねばならない、この先に希望を見出し切り開いていかねば…そんな話。
ああ、これが日々生きるということ。
終わらない戦禍だと学ばされます。
戦争をカッコいい英雄譚にするのは死んだ兵士たちへの供養でもあるかもしれないけど、
「戦争がもたらした残酷な現実、逃げられない毎日の貧しさ、苦しさ、痛さ」
を継承しないといつしか平和ボケした人は戦争に誘導される…。
どの国でも賢い人達がそう指摘している。
私もそう思う。
英雄譚だけじゃなく美しい悲恋物語だってそう。
「なぜ彼が死ななければならなかったか誰も考えない」
「実は、ふつうの人々の犠牲を矮小化する」
…うん、あるね、とても。
戦争がなければしなくていい苦労が、生まれなかった悲劇がいくらでもある。
そのためにもね、まだ生きていてくれる大先輩達の話を私はちゃんと聞きたい。
残してくれた記録をちゃんと知りたい。
そう思います。
日本のちっぽけな誰も気に留めない町女Zでも、平和であってくれと願い祈るのは無駄じゃないかもしれないと信じながら。
多分、ずーっと8月15日には祈ってきた。
でもまさか、こんなに早く戦争が自分を飲み込む現実として近づいてくるなんてね。
恐ろしいですよ。
でも逃げてはいけない、心は…。
そう考える2025年、令和7年、戦後80年、昭和100年目でございます。
終戦記念日です。
戦後80年。
そして昭和元年から数えて100年目にもなるそうです。
まずは、世界中の第二次世界大戦で犠牲になった全ての命に心から祈りを捧げたい。
奪われた命。
生きて、過酷な運命に耐えねばならなかった命。
戦争はごく一部の人々を豊かにしても、他のほとんどの人を貧しくして、苦しめて、命まで奪う。
「戦争から帰ってきた男性は、バケモノになっていた」
という話は日本で近年やっと語られるようになったことだ。
戦争後遺症でね。
今再び注目されているという作家・有吉佐和子さんの『針女』(しんみょう)という作品は、善良で美しかった人々が戦争を経験して全く別人のように変わってしまう残酷で圧倒的な現実を描いている。
そして、その中で後ろ盾を持たない女性がどんな過酷な目に遭うのかも。
それでもそこに生きねばならない、この先に希望を見出し切り開いていかねば…そんな話。
ああ、これが日々生きるということ。
終わらない戦禍だと学ばされます。
戦争をカッコいい英雄譚にするのは死んだ兵士たちへの供養でもあるかもしれないけど、
「戦争がもたらした残酷な現実、逃げられない毎日の貧しさ、苦しさ、痛さ」
を継承しないといつしか平和ボケした人は戦争に誘導される…。
どの国でも賢い人達がそう指摘している。
私もそう思う。
英雄譚だけじゃなく美しい悲恋物語だってそう。
「なぜ彼が死ななければならなかったか誰も考えない」
「実は、ふつうの人々の犠牲を矮小化する」
…うん、あるね、とても。
戦争がなければしなくていい苦労が、生まれなかった悲劇がいくらでもある。
そのためにもね、まだ生きていてくれる大先輩達の話を私はちゃんと聞きたい。
残してくれた記録をちゃんと知りたい。
そう思います。
日本のちっぽけな誰も気に留めない町女Zでも、平和であってくれと願い祈るのは無駄じゃないかもしれないと信じながら。
多分、ずーっと8月15日には祈ってきた。
でもまさか、こんなに早く戦争が自分を飲み込む現実として近づいてくるなんてね。
恐ろしいですよ。
でも逃げてはいけない、心は…。
そう考える2025年、令和7年、戦後80年、昭和100年目でございます。