鳥まり、参る!

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本音は共鳴する。

2020年10月18日 | シリアス
【こうだったらいいなという夢…いや欲望…】

昔、世の女性たちを中心に

「素敵!
 
 あんなふうになりたい!」

と憧れられた女性がいたらしい。

ヨーロッパのとある国の男性と運命の恋愛結婚をして、日本とあちらを行き来しながらバリバリ稼いで、子どもも生まれて幸せいっぱい夢いっぱい。

プリンセスストーリーを体現しながらも、現代を生きる女性として

「日本はここがダメ!!」

とバシッと意見したり…。

カッコイイ、素敵、自分もあんな人になりたいと多くの人にうらやまれたその人が突然この世を去ると…。

・運命の恋愛結婚をしたはずの夫は、パートナーとしての役割を放棄するのに金を巻き上げる集り屋だった。

・家庭は金銭的にも精神的にもめちゃくちゃで、崩壊しきっていた。

・子どもたちには夫婦そろって育児放棄していた。

…なんですって。

また、最近も某金黄金候補生さんの

「うわ~…」

な事件がありましたが、裏切られていたパートナーさんはいつもいつもSNSで

「ダンナさまに感謝

「私たちはとっても幸せです

と健気に書いていたという悲しい話。

恐ろしい話書いてしまって申し訳ないけど、昔々大金持ちのセレブ夫さんと結婚したセレブ妻さんが夫を手にかけてしまった…という事件があった。

あの時代はSNSがやっと普及し始めたな~くらいの頃だったのだけど、セレブ妻さんは色んな人に夫がこんなに嫌い、こんなにひどいことされて辛いと愚痴をこぼしながらSNSでは

「主人が○○してくれました

「私たちラブラブです

って夫婦円満アピールを書きまくっていたのです。

とある聡明なレディー(御年80才)はこうおっしゃいました。

「他人に語る自分は、理想。

 こう思われたい見られたいという夢…いいえ…欲望かな。

 ままならない自分とむきだしの欲望を表現できる場所があるというのなら、それは書いてすぐに破り捨てられる日記の中だけでしょうね」


なんて的を射た、そして優しい言葉なんだ…思い出しながら書いてても魂が震えるわ

『武則天』でファン・ビンビンさん演じる主役が最後の方で言った

「どいつもこいつも、恨み言や理想はベラベラ語ってはばからないのに、己の欲望だけは恥じて語らない」

のセリフも忘れられない。

本当の気持ちを…むきだしの欲望や渇望を人前で語れる強さを持つ人はまずいないのかもしれません。

そういうわけで、エッセイやSNSを通じて中の人に

「自分もそうなりたい」

と熱狂するのは、同じ幻想を求める者同士が共鳴するのかもな~と思うのです。

私も昔は憧れまくってましたから。

今でも素敵な人たちに憧れたり、真似できることは真似して遊んだりするけれど…昔そんな生ぬるいレベルでなく命燃やして幻想に夢中になってた気がしないでもない…恥ずかしい…。

まあでも、嘘ばかりでも、嘘までいかなくてもモリモリに飾って嘘じゃないけど本当でもないものであっても、その後ろの気持ちに共鳴して惹かれて、夢中になるのかな~。

そういう仮説も立つよね。

【隠さない本音はもっともっと純粋に共鳴する】

数日前、タレントの光浦靖子さんのエッセイ『49歳になりまして』がすごく話題になりましたよね。

こちらです。
  ↓
※光浦靖子「49歳になりまして」芸歴28年・もう一つの人生も回収したい 「文藝春秋」11月号「巻頭随筆」より


長年テレビ界のスーパースターとして大活躍し、今でもベテラン枠で安定しているように見える光浦さん。

今年に入ってから何かの番組で

「わけあって今は妹の家に居候してて…」

と語っていらっしゃって不思議だな~と思ったら、リンク先に書いてあるように

「仕事の休みをとってマンションも退去して留学する予定だったのに、新コロのせいで留学が先延ばしになり…」

ということでした。

ぜひ読んでみてください。

もちろんスーパースターと一般人は違うんだけど、彼女の語るコンプレックスや悲しさは本音だと思えてなりません。

「純粋な共鳴って、こういうことだったよね」

と私は思い出させてもらった気がしたよ。

今はね、SNSもネットも

「調べりゃ誰が書いたかすぐわかる」

時代だし、逆にガンガン現実生活の収入とつなげようと思う人も多くてめったに

「カッコ悪いと受け取られるかもしれない本音」

は見つけられなくなりました。

(カッコ悪いこと、ダメなことを素直にアピールしてるつもりでも、それは打算が冷静に働いたものばかり…だと私は思う)

でも、ブログくらいしかないような時代は顔出さない・金にならないが当たり前だったので、探せば

「今の時代を生きるとある人間の、飾らない本音」

がけっこうありました。

学校、仕事、家庭、恋愛、結婚、育児、闘病、介護…色んな分野で

「ああ、自分も同じだ」

って読者が共鳴する、むきだしの心を垣間見できる世界があったのだ。

あの響きっぷりはすさまじかったですよ。

全部が全部じゃないのは当たり前なんだけど、自分にとっての

「同じ同じ~自分もその気持ちおんなじ~!!!

を見つけたときの衝撃、共鳴、そして癒しはすんごかった。

光浦さんの文章を読んで久しぶりにそれを思い出しました。

「子どもの頃、みんなのできる当たり前ができなくて、リーダー格の子が喜ぶ答えを自分はわからなくて」

のあたり特に、鮮やかに。

幻想に夢中になって真似した過去も、悪いことばっかりだったわけじゃない。

楽しかったこともいっぱいある。

それでもやっぱり…幻想にはここまで魂に響かなかったな~と大人になった私は考えるなどしました。

響く、の種類が違うっていうかね。

でも、本当の意味で癒しや励ましになるのって後者かなって今は思います。









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