鳥まり、参る!

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着物文化継承のために必要なこと。

2023年02月22日 | 言いたい放題
【めんどくささ・苦しさ・高額・管理の難しさをどうするか問題】

子どもの頃から、浴衣や着物を着るとすごく褒められます。

学生時代の友達に自他共に認める美人がいて(この記事に出てくるオードリー・ヘップバーン似のSちゃん→・似合うものを知ってるって素敵ね。)、若さゆえに鼻高々傲慢な振る舞いもする子だったけど

「浴衣と着物は鳥まりの独擅場(=どくせんじょう。日本文学部なのでちゃんと使えていた)。

 私ですら全然勝てない!」

と褒めてくれた(笑)。

浴衣着てサークル活動、成人式の写真…ああ懐かしきかな遥か昔。

パーソナルデザイン的にはPDグレースさんが一番着物が似合うと言われますが、着物or浴衣とひと口にいっても様々で、似合うものは似合う。

私もグレースさんじゃないけどよく褒めてもらえました。

(私は資格持ちの友達にPDロマンスもPDガーリッシュも似合うタイプ、と診断されている。

 厳密ルール重視ならロマフェミかガリアバ)

でも!!

私は浴衣も着物も苦手…特に豪華な振袖は着たくない。

なぜって、もちろん着付けが大変だから。

自分で着付けるのは最初からあきらめていて人さまにやっていただくわけですが、着付けは辛い

浴衣ですらけっこう大変なのに、着物…振袖の大変さったらないですよ。

「弱めの拷問か?」

と思った。

なので美人に認められても和装は私にとって鬼門のままです。

とはいえ例外はあって、姉の結婚式で振袖を着た時は良かった。

結婚式場のベテランスタッフさんが家族の分の着付けもしてくれたんだけど、もうこれが早くて苦しくなくて着崩れなくてで最高でした

もう褒めまくっちゃったもんね。

「すごい、全然苦しくない!

 早すぎる!

 なのにちっとも着崩れない!

 すごい、神技ですねっっ

と。

ベテランスタッフさんは

「そんな、恐れ入ります」

と優しく微笑んでいたけれど、あれは本当に神の妙技よ。

…いつもあの方レベルの神に着付けてもらえるなら和装もどんどん取り入れたいけれど…そんなことは不可能。

神はめったにいないから神なのだから…ね?

さて、長々昔話を書きましたが、書きたいのはタイトル通り和装文化継承問題。

「浴衣・着物は素敵」

「伝統的な日本の装いっていいね」

と誰もが思うけど、じゃあ和装をするか…はっきり書けば和装にお金を定期的にかけるかというと、皆さん億劫になるんじゃないですかね。

茶道はじめ、

「着物の知識比べと品格とお値段でおしゃれバトルよっっ!」

の文化が好きな人達は高額献金…じゃない、高額課金をしてるでしょうが、多くの人はしませんよね。

これはこれで本人達が楽しいなら素晴らしい文化なので独立して継承していけば良いけど、ヘビーユーザーだけでなくライトユーザーも必要なはずです。

宝塚を支えるのは1公演10回以上観てくださる熱心なファン達に違いないけれど、じゃあ1公演1回しか見ないファン達がぜったいにいらないのかというとそんなこともないように。

洋服だってハイブランドからファストファッションまで経済回してるでしょ。

一緒にすんなって怒られる?

ガチな浴衣・着物が大衆化しないのは

1.着るのが難しすぎて面倒

2.着ていて苦しい、着崩れが不快

3.値段が高すぎる

4.クリーニングも保存も高くつくうえに難しい

5.高くて管理が大変なものほど、売る時の価値は低い


このあたりが理由なんじゃないでしょうか。

素人のド庶民がほざけって怒られる?

でもそういう立場だから考えられることもあるかもなので、どうかお手柔らかに。

最後の売値うんぬんの話は本当ですよ。

「着物を売るなら~

ってCMが定番化してますが、あれ着物じゃなくて金(きん)狙いですからね。

着物があるお宅には金(きん)はじめ良い品がたくさんあるので、着物買取ますよーって誘って家に上がって着物以外のものを集めるんですって。

着物がお金にならないのは大先輩レディーからもセレブ達からもよく聞く。

「うちのおばあちゃん、着物道楽だったから都心のビル買えるくらいの金かけてコレクションしてたの。

 特別料金の高いクリーニングも欠かさなくて、着物専用部屋まで持ってさ。

 死んだ後に換金しようとしたら、ぜんっぜん売れなかったよ。

 父と母がショック受けて倒れかけてた」

など。

(都心のビルって何…セレブ怖すぎ…)

セレブにはセレブの遊びがあり、そもそも換金しようって方がナンセンスなのかもしれない…とは思いつつ、庶民は換金できないなら高額で買いたくない人も多いはず。

まあとにかく、和装がもっと大衆に親しまれるにはこんなことが効くんじゃないか?

と私は考えるのですよ。

1.着物警察に、同好以外にマウント取るのを控えていただく。

…マツコ・デラックスさんの番組に出演していた着物の先生すら

 「着物警察を怖れないで!」

 と注意喚起していた着物警察。

 「こうじゃなきゃダメ」

 とマウント取りまくる文化ですね。

 ルールが守れてないとか、着付けが下手とか、安いとか。

 おしゃれバトルはぜひ同好の中に留めていただいて、そうじゃない人にはやらないようにしていただけると。

 私自身は家にある着物がたまたまあの文化にフィットするらしくて褒めちぎられまくって嬉しかった思い出しかないんですけど、新品買って成人式に出た友達なんかは着物警察にマウント取られて悲しんでいたから、自分だってやれたくないし

2.一人でも簡単に着脱できる浴衣と着物を開発

…実はもう存在してるのかな?

 ツーピースに分かれてるものとか、帯の締めがバックルみたいに取り替えられるものとか、どんどん出て一般化してほしい。

 ここでも

 「略式なんて冒涜!」

 と怒られそうだけど、毎回プロにお金払って着付けてもらうのは大変だもの。

 着付け教室だって全員ができるようにならないとこ見ると、習得がけして簡単な技じゃありません。

3.洗濯機で洗えるくらい管理しやすいものを開発

…化繊の浴衣も着物も笑われ馬鹿にされているのを残念ながら見かける。

 けど、日常着ならそれも良いのでは?

 伝統的な着付け技術が必要で高くて家で洗えない着物とは別にさ、日常使いできるものがあるといいと思うなあ。

 お坊さんの袈裟は化繊だって噂もあるが…どうなんだろう?

 階級による?

 神主さん・巫女さんの装いもしかり。

4.とにかく、お手頃価格!

…日本が今更バブル景気的に国民全員大金持ち!になることはないでしょう。

 だからやっぱりここは外せない。

 市民権を得て安定して売れれば売れるほど大量生産が可能になってお手頃価格になるでしょうから、頑張ってほしいな。

…。

とね、素人の庶民が言いたい放題してしまいました。

でもやっぱり和装って素敵なのよ。

洋服とはまた違った魅力がいっぱいある。

そのときめきや楽しさを、もっともっと多くの人に与えて、着物が永く愛されるといいなって思うのです。

伝統的なのもすごく大切で、それを守ってくださる方々の努力は尊い。

それを壊すことなく、新しいやり方もありかなって変わっていくといいな。

ツーピースであっという間に着脱できて洗濯機で洗えるお手頃の浴衣・着物ができたら、私はぜひ買い求めて着たいです







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