草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

『変な給食』幕内 秀夫:著

2010年01月21日 | おすすめ本
加入している生協、パルシステムの雑誌
POCO21』の特集で紹介されていた本。
早速、図書館で予約して借りました♪


  『変な給食
  著:幕内 秀夫
  ブックマン社、2009年


本を一緒に見た小学2年生のムスメさえ、
「まさかー!?」と言っていたほど
変な取り合わせの給食のオンパレード!!

  (注:ムスメの地域は
    給食頑張ってるようです)


まずは、
変な給食の再現写真と
各ページのキャッチコピーの鋭いツッコミに
お笑いください!!

表紙の写真は、ほんの一例ですから!

「食育」を掲げた学校給食法の第一条なんて
かる~く、消し飛んでいる

高脂肪・砂糖だらけ・低栄養で
(微量ミネラルが低いという意味)
茶色オンパレードのジャンキーな給食たち。

野菜は…野菜はどこ??

わたしは、変な給食の写真を見ていて
頭3分の1で、胸焼けがしてしまいました。


  まぁ、変な取り合わせばかりを
  ピックアップしているという指摘がある、と
  著者ご本人が 書中で触れていらっしゃいますが。

  それは、著者が取り上げたい問題の
  本質ではありません。



      



さて、写真に大笑いされた後は、

この本の真骨頂である

  最後の文章を、是非お読みください。

なぜ、こんな変な給食になったのか。
謎が解けることでしょう。

学校給食法の高邁な理念を実現されている
新潟県三条市のご担当者の思いと
米飯給食・地産地消を実現する方法も紹介されています。

学校栄養士さん
自治体ご担当者さんにおかれましては、
ぜひご参考にして頂きたいと思います。


そして、私たち、日々の食卓を担っている親は、
どんな食生活をしていけばよいか、

子どもに食べさせるものには
どんな点に気を付けていけばよいかも
懇切丁寧に解説してくださっています。


「給食でしっかり食べているから」って
油断して、ごはんに手抜きしてしまうと
大変なことになりますよ~!


      



そうそう、著者の幕内 秀夫さんって、
粗食のすすめ』を書かれた方なのですね。
読んでみたいと思っていた本です。
いずれ、また。

『人生の1割だけ、超マジでやりぬく!』:河合薫:日経ビジネスオンライン

2010年01月21日 | 世相に疑問
前記事で紹介した
日経ビジネスオンラインの河合薫氏の文、
こちらもおもしろかったので紹介します。

「人生の1割だけ、超マジでやりぬく!
 -「9対1の法則」が若手社員を動かす」

Author:河合薫


      


胸の空くような思いがしました♪


自主性が乏しいといわれる若手社員に
どのように教育すればよいか、というお話です。


品川女子学院校長の、漆 紫穂子氏
おっしゃるところの
やる気のスイッチが入る」お話に通じるな、と。

『“誰”のための仕事なのか?-リストラで“人”が失うもの』:河合 薫:日経ビジネスオンライン

2010年01月21日 | 世相に疑問
日経ビジネスオンラインで、また気になる
記事を見つけました。

  『“誰”のための仕事なのか?
   -リストラで“人”が失うもの』

  Author:河合 薫


共感した部分を、つまみぐい的に引用します。

      



仕事に伴う「潜在的影響」が全く無視され、経済的困窮ばかりが注目されている今の世の中、本当にこれでいいのか。人を企業の単なる“道具”として扱っていていいのか、真剣に考えるべきじゃないのか。会社が生き残っていくには、そこにいる社員一人ひとりを、金儲けの道具としてではなく、大切な人、として扱うべきじゃないだろうか。

(中略)


 「仕事=金儲け」という発想がいつからか当たり前になったことで、日本人の幸福感が変わってしまったように思う。給料が上がらなかろうが、無駄な仕事が多かろうが、一緒に働くことで派生する人とのつながりがもたらす幸福感について、仕事は誰のためのものなのかについて、経営者だけでなく、「自分は能力がある」と自負している人も、今一度考えてみるべきじゃないだろうか。

      


本論は、もっと深く、人の生きる意味について
迫っています。

考えさせられることが多いです。