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草履で歩きながら考える

笑う門には福来たるで、マイペースでやりたいこと やってみよう♪基本PTAブログですが、日常やがんのことも綴ります。

『こどもたちへ 夜回り先生からのメッセージ』水谷 修:著

2009年03月26日 | おすすめ本
ここ数年「夜回り先生」で有名な、水谷先生の本です。
こどもたちだけでなく、おとなにも読んで欲しい本。
なぜなら、水谷先生のご活動の結晶のような気がするからです。

水谷修先生は、
どこかのインタビューを読んだ印象では、
とてもとても、精神力が強いひと。

この本を児童館ではじめてみたときは、
とっても易しい言葉で書いてあるのに、正直言って
「うわっ、キツイ。いまは読めないわ」と思いました。
(こころが弱っていた時期だったせいかな、たぶん。)


 『こどもたちへ 夜回り先生からのメッセージ
  水谷 修:著
  サンクチュアリ・パブリッシング、2005年


時を置き、改めて図書館から借りてみたら
活字は大きいし言葉は平易だしで
すらすらと一気に読んでしまいました。

でもそれは、アタマで読んでしまったからかも知れません。


心でメッセージの意味を受け止めながら読んでみると・・。


自分の居場所を持てず、夜をさまよう子ども達へ向けた
真摯なメッセージは、未来を担う子ども達への


  ココロの処方箋と、具体的な行動指針。


その内容は、どれひとつとっても的を射ているだけに、
当事者にとっては、まずは受け止めるだけでも、
大変だろうと思いました。

まてよ、逆に、慰められ、勇気づけられるひとのほうが
多いかな・・・。
実際のところ、どうなんでしょうか。


読者によっては、

  「わかったけれども、できないよ」

と思うことも多いと思います。

けれど、頑張る方向が納得できて、いつの日か
その出来なかったことが、出来るようになったとき。
大きな力が、ついていると思います。

例えば、かけがえのない自分の、ひとつしかない人生を
自分も周りも大切にしながら、着実に歩んでいけるようなひとに
なれるのではないかと思います。

     


巻末に、「おとなたちへ」のコーナーもあります。

社会のイライラが、回り回って子ども達へ注がれている、
つまり子ども達はストレスのはけ口にされている、という示唆があります。
「はっ」としませんか?

最後の部分を、引用させていただきます。

     


「親たちは言葉を使いすぎます、ことばはいりません。ただ、子どもに寄り添うだけでいいんです。哀しいときには一緒に哀しい顔をして、うれしいときには一緒にうれしいかおをする。子どもに寄り添うというのは、そういうことです。決して難しいことじゃありません。

家の中をきれいにしてください。(中略)そして温かいご飯を食べさせて、一日五回以上、ほめてあげてください。それだけでぜんぜん違う。はじめから難しく考える必要はありません。子育ては小さなことの積み重ねです。みんなそういう単純なことを忘れて、ことばだけで子どもと接しようとする。だから間違えるんです。

親という権利を行使する前に、どうかまずはひとりの人間として子どもと向き合ってください、お願いします。」

『東大合格生のノートはかならず美しい』太田あや:著

2009年03月10日 | おすすめ本
ムスメの担任の先生からお借りしてしまった本。
(貴重なものありがとうございました)

  『東大合格生のノートはかならず美しい
  著:太田あや
  文藝春秋、2008年

  文藝春秋特設サイト
   ※本の雰囲気と内容がチラ見できます♪


きちゃないノートを取るのは大得意のわたし。
電車の吊り広告で書名を見て以来、気になっていました。

いや~、東大合格生のノートは本当に美しかった!

ノートの事例写真を見ているだけでも、その濃い内容にお腹一杯。
この美しいノートを、テンション落とさずに
何冊も作り続けるみなさんの気力に脱帽。

マジですごいよ!

授業で聞いた事(先生の話)、板書、自分の疑問、全部
漏らさず書き留めて、なおかつ後で分かるように
理路整然と分類できる能力は・・・お手本をみて
真似していれば身に付く物だと思いたい・・・なぁ。

この本、そのうち買おうっと。

『イライラしないママになる!「自分の時間」生み出し作戦』あらかわ菜美:著

2009年03月03日 | おすすめ本
目から鱗の時間活用術がいっぱいの本。
これも図書館でタイトルに惹かれて借りてきました~

  『イライラしないママになる!
  「自分の時間」生み出し作戦 
  家事も子育ても仕事もうまくいく35の方法

  あらかわ菜美:著
  大和出版、2004年

「時間簿」を考案した著者が、主婦2000人の時間簿を眺め、
ご自身が3人の子育てされながら実践されてきたことと、
アドバイスなさってきたなかから産まれた本。

とてもわかりやすくて、
今日から真似できる 知恵 がいっぱいです。


この本がすごいな~と思ったのは、次の3つの点。

 ・ 2000人の事例から見えてきたものをベースにしている点

 ・ 作った時間を、自分の人生を充実させるために使う点

 ・ 一休みする時間を、考えに入れている点


自慢じゃないけど、自分の頭で組み立てた理想通りの
スケジュールをこなせた試しのないわたし。
・・・すぐに、疲れちゃうんだよね。

子どもが大きくなるにつれ、生活も変わり、わたしたちの
体力もおとろえていく現実があって、
時々毎日のスケジュールを見直すことも必要なんですって。

『かわいがり子育て 3歳までは思いっきり甘えさせなさい』 - 佐々木正美 著

2009年01月30日 | おすすめ本
2年ほど前に、佐々木先生の講演会を聴く機会があって
そのときに紹介され、ずっと読んでみたかった本です。

  「かわいがり子育て」~じっくり待つということ~
佐々木正美先生の講演
(ブログ記事)


この本は、イラスト豊富で、わかりやすいところがgoo!

佐々木先生の優しいお人柄が、文中ににじみ出ていて
あたたかい気持ちになれました。

小学校入学前のお子様をお持ちでしたら、ぜひどうぞ。


『かわいがり子育て 3歳までは思いっきり甘えさせなさい』
大和書房 (ISBN:978-4-479-78165-3)
2007年07月
1,260円(税込)